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美里茉奈(みさまな)

美里茉奈(みさまな)

コザで30年以上愛され続けるベーカリー「zazou(ザズー)」の名物アップルパイ&日替わり30種以上の焼きたてパン(沖縄市)

コザで30年以上愛され続けるベーカリー&カフェ「zazou(ザズー)」(沖縄市)

沖縄南インターを降りて5分ほど。コザのゲート通りの一角に、なんと30年以上!愛され続ける大人気のベーカリーがあります。その名は「zazou(ザズー)」。

国際色豊かなコザで生まれ育った安村さんが、様々な国の方たちのニーズに応えたパンを提供してきたお店です。
今回は、zazouが長年愛されてきた魅力の源をレポートしていきます。

目次

日替わりで30〜40種類!職人技とこだわりが詰まった焼き立てパン

コザで30年以上愛され続けるベーカリー&カフェ「zazou(ザズー)」(沖縄市)

取材に訪れたのは、木曜日の開店直後。開店を待つ人たちと並び、一緒にお店に入りました。すでに棚には何種類ものパンが賑やかに並んでいました。

開店と同時にお客様が次々と訪れ、お昼ごろには売り切れになるパンも珍しくありません。その間も次々と焼き上がるパンでどんどん棚が充実していきます。

コザで30年以上愛され続けるベーカリー&カフェ「zazou(ザズー)」(沖縄市)

平日には30〜40種類ものパンを並べ、土日にはさらに増やしているそう。日毎にその種類は変わるほか、週に一度は新作も発表しているので、毎日来ても違うパンを楽しめます。

人気が出たパンは定番化しながら、さらにブラッシュアップ。常に「お客様の期待に応える」ことを大切にしています。

コザで30年以上愛され続けるベーカリー&カフェ「zazou(ザズー)」(沖縄市)

zazouの魅力のひとつは、特定のジャンルに偏らないオールマイティな品揃え。惣菜パンやデニッシュなどのソフト系だけでなく、外国のお客様の要望にも応えてバゲットなどのハード系も並びます。

コザで30年以上愛され続けるベーカリー&カフェ「zazou(ザズー)」(沖縄市)

焼きたてのバゲットを陳列するタイミングに立ち会えました。耳を澄ませると「パチパチ」という音が聞こえます。高温で焼かれたパンの表面が、外気に触れることで収縮して生じる音です。「天使のささやき」とも呼ばれています。美味しくパンが焼けた証拠です。

コザで30年以上愛され続けるベーカリー&カフェ「zazou(ザズー)」(沖縄市)

贈答品としても人気の「デニッシュボックス」。毎日丁寧に手炊きした自家製カスタードを使用し、季節のフルーツをあしらった人気商品です。要予約。
見た目にも美しく、食べておいしい逸品ぞろい。デニッシュのカスタードは自家製。毎日お店で丁寧に手炊きしています。

コザで30年以上愛され続けるベーカリー&カフェ「zazou(ザズー)」(沖縄市)

こちらは、一見普通のパンですがその名も「プロテインパン」。
デニッシュのカスタードクリームを作る際に出る「卵白」を有効活用し、豆乳と合わせて焼き上げています。

タンパク質が豊富で、糖質やカロリー、脂質が低いため、筋トレ中の方やヘルシー志向の女性に人気。お取り置きやまとめ買いされる方も。
いわゆるロカボパンなのですが、豆乳のほのかな甘みでそのまま食べてもおいしいパンに仕上がっています。

コザで30年以上愛され続けるベーカリー&カフェ「zazou(ザズー)」(沖縄市)

クセになる味わいでリピーターの多い「焼きカレーパン」。
「ちゃんと辛い」自家製カレーが特徴です。一口食べると深い旨味が広がり、その後にガツンと本格的なキリッとした辛さが追いかけてきます。

あまりの辛さに一度はリニューアルしたものの、「あの辛さが恋しい!」というファンの熱い声に応えて元の辛口に戻したという逸話にも納得のスパイス感です。(辛いのが苦手な方には、チーズで仕上げたチーズカレーパンがややマイルドだそう)

この日は平日でしたが、お昼(12時頃)の仕上がりに合わせてパンはどんどん売れていきました。あっという間に売り切れてしまうこともあるため、お目当てのパンがある場合は早めの時間帯の来店が確実です。

「ふるさと納税」がきっかけで沖縄まで来店する方も!「コザレトロアップルパイ」の魅力

コザで30年以上愛され続けるベーカリー&カフェ「zazou(ザズー)」(沖縄市)

zazouの代名詞とも言える看板メニューは「コザ レトロ アップルパイ」。
沖縄市産業まつりで新商品アワード最高金賞を受賞。沖縄市のふるさと納税返礼品にもなっています。

コザで30年以上愛され続けるベーカリー&カフェ「zazou(ザズー)」(沖縄市)

一見、沖縄でよく見かけるアメリカ風のアップルパイ。
ですが、食べてみると明らかに違います。バターを贅沢に使い、気候に合わせて焼き加減を調整した生地は、アップルフィリングの水分をしみこませず、時間がたってもザクザクの歯ごたえを保っています。

コザで30年以上愛され続けるベーカリー&カフェ「zazou(ザズー)」(沖縄市)

アップルフィリングは甘さが控えめなのにコクのある味わいです。「沖縄らしいものを」と、沖縄黒糖に加え、沖縄在来のシナモン「カラキ」をブレンド。ありきたりではない、独自の奥行きと豊かな香りを引き出しています。

コザで30年以上愛され続けるベーカリー&カフェ「zazou(ザズー)」(沖縄市)

このアップルパイは、温めても冷やしても美味しく食べられるのも特徴です。軽くオーブントースターで温めるのはもちろん、冷凍しても美味しく食べられます。

「冷やし(冷凍)アップルパイ」は、冷たい状態ならではの強いシャクシャク感と凝縮されたリンゴの甘みが際立ち、極上のひんやりスイーツ。

そのままでも、解凍しても食べられます。解凍したら自宅のオーブントースターで少し温め直すと、今度はパイ生地のシャクシャク感と香ばしさが一気に復活し、ひとつのパイで異なる味と食感が楽しめるという、何回でもおいしいアップルパイです。

コザで30年以上愛され続けるベーカリー&カフェ「zazou(ザズー)」(沖縄市)

あまりのおいしさに、取材後もう一度食べたくなって沖縄市にいくついでに再訪しようとしたらまさかの定休日(月曜・火曜がお休みです)。

そこで、沖縄自動車道・中城パーキングエリアに向かいました。実は「コザレトロアップルパイ」は、中城パーキングエリアの人気商品なんです。入口前にのぼりがはためいています。

コザで30年以上愛され続けるベーカリー&カフェ「zazou(ザズー)」(沖縄市)

無事に購入できました。あれ?価格がちょっと高めと思ったのですが、実は中城パーキングエリアのアップルパイは、店頭で販売しているものよりも一回り大きなサイズ。さらに食べ応えが増しています。

どこにでもありそうで、どこにもないzazouの「コザレトロアップルパイ」。書いているうちにまた食べたくなってきました。ふるさと納税でこのパイを食べた方が、沖縄旅行でお店を訪ねてこられたこともあるというのも頷けるおいしさです。

アパレルショップ併設カフェでゆったり寛ぎのひと時を

コザで30年以上愛され続けるベーカリー&カフェ「zazou(ザズー)」(沖縄市)

zazouのお店の奥にはカフェスペースが設けられています。
カフェスペースは、アパレル・雑貨のセレクトショップにもなっていて、お買い物を楽しむこともできちゃいます。

もともとここに洋品店があったことから「洋服や雑貨もほしい」というお客様のニーズに応えてアパレル展開を始めたそう。

コザで30年以上愛され続けるベーカリー&カフェ「zazou(ザズー)」(沖縄市)

ここに並ぶのは、安村さんがセレクトした沖縄の気候にぴったりな綿や麻(リネン)など天然素材のワンピースや、デザインTシャツ、季節のトレンド雑貨など。「他のお店にはなかなかない」という品を取り揃えています。

コザで30年以上愛され続けるベーカリー&カフェ「zazou(ザズー)」(沖縄市)

奥にはちゃんと試着室もあって、実際の着用イメージを確認できます。パンを買いに来たついでに、あるいはカフェでお茶を楽しみながら洋服や雑貨を眺め、「どうしようかな」と悩むのも楽しいひと時です。

コザで30年以上愛され続けるベーカリー&カフェ「zazou(ザズー)」(沖縄市)

さて、今回いただいたのはこちらの3品。「チキンタツタ」と、「バナナチョコレートデニッシュ」、そして先ほど紹介した「アップルパイ」です。ランチにピッタリのボリューム感。

コザで30年以上愛され続けるベーカリー&カフェ「zazou(ザズー)」(沖縄市)

ドリンクは、オリジナル「台湾レモンソーダ」をいただきました。
ライムに似たキリッとした酸味がある台湾レモンを使用し、ナタデココを合わせたドリンクです。沖縄の気候やスパイシーな惣菜パンにぴったりな清涼感あふれる一杯に仕上がっています。

コザで30年以上愛され続けるベーカリー&カフェ「zazou(ザズー)」(沖縄市)

ケーキのように美しい「バナナチョコレートデニッシュ」は、自家製のカスタードクリームをバターたっぷりのデニッシュに載せ、チョコレートをかけています。
このチョコレートもフランス製のハイグレードなものを使用。カカオ分が高く、甘すぎない上質なチョコレートがカスタードの深いコクと見事に調和し、くどさがなくペロリと食べられる上質な味わいを作り出しています。

コザで30年以上愛され続けるベーカリー&カフェ「zazou(ザズー)」(沖縄市)

そして「チキンタツタ」。
お総菜パンと言えば、なんとなくしなっとした食感をイメージしていたのですが、zazouは一味違います。チキンタツタサンドなどに使われるパンは、具材の風味を活かして作られていて、パンのふわっとした食感と、タツタのサクッとパリッとした食感を楽しめる優れもの。

サンドに挟むキャロットラペにはクミンを効かせるなど、具材の味付けも本格派です。パンと具材が互いの魅力を高め合う、妥協のない手仕事が随所に光っています。

コザで30年以上愛され続けるベーカリー&カフェ「zazou(ザズー)」(沖縄市)

カフェはドリンクのみでも利用できます。
先ほどの「台湾レモンソーダ」に加え、ぜひ味わってほしいのがコーヒー。南米まで豆を買い付けに行くという同じコザの自家焙煎コーヒー店「AMBER HOLIC.(アンバーホリック)」から豆を仕入れています。
深煎りでありながら重さや雑味がなく、軽やかでクリアな後味は、デニッシュやメープルサンドなどの甘いパンと最高の相性!ドライブのお供にもピッタリです。

多国籍な街・コザだからこそのお店「zazou」

コザで30年以上愛され続けるベーカリー&カフェ「zazou(ザズー)」(沖縄市)

ベーカリーにカフェにアパレル展開。それは、はじめから計画したものではなく、安村さんがお客様の要望に応えていった先にありました。ジャンルの違うものが程よく調和しているのは、根底に安村さんの哲学があるからなのかもしれません。

「zazou」という印象的な店名の由来は、フランス語の古いスラング。1920年代にフランスへジャズが伝わった頃にいち早く聴き始めた、感度が高い若者たちのことを「ザズー」と呼んだところから来ているそう。

コザで30年以上愛され続けるベーカリー&カフェ「zazou(ザズー)」(沖縄市)

店内ではジャズが流れ、フランスのアンティーク小物が飾られています。
こちらは、お店のマスコットとなっているフランス製のアンティークのテディベアー。名前は店名のzazouをもじった「梅図ざずお君」です(笑)。
zazouオリジナルのラッピングのキャラクターにもなっています。(写真をよ~く見ると……?)

コザで30年以上愛され続けるベーカリー&カフェ「zazou(ザズー)」(沖縄市)

「コザには夜のイメージがあるかもしれませんが、昼のコザも楽しいですよ」と語る安村さん。
「お客様に喜んでほしい」という安村さんの想いが、居心地よく寛げるお店作りにも表れています。

それが、コザだけでなく全国にzazouファンを持つことに繋がっているのでしょう。

ジャンルにこだわらず「また食べたいおいしさ」を追求する素敵ベーカリー「zazou」。
沖縄市に、お気に入りのベーカリーがひとつ増えました。

Information

コザで30年以上愛され続けるベーカリー&カフェ「zazou(ザズー)」(沖縄市)
zazou(ザズー)
住所
〒904-0004 沖縄県沖縄市中央2丁目15-1
電話番号
098-934-2380
営業時間
11時〜売り切れ次第終了
定休日
月曜、火曜、1月1日~3日
駐車場
あり10台
カード
可
電子マネー
可
SNS
Instagram

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