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OTV制作部

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仲田 睦男 ~逆境をチャンスに転換!マルチに手掛ける実業家~【オキナワ強者(チューバー)列伝】

1972年5月15日、沖縄は日本復帰。あれから50年という歳月が流れた。
戦後、アメリカの占領統治下での苦難を乗り越え「復帰」にたどり着いた沖縄。
世紀の「世替わり」の裏側では、時代を切り拓いた「強者(チューバー)」がいた!
「世替わり」という激流の中で奮闘した「強者」の姿にスポットを当てる!

※チューバー:琉球語で「強い」「強がる」「気が強い」「勇気がある」の意

今回は「食」をテーマに、沖縄県民の食卓を守った4人の男を紹介!
はちゃめちゃでパワフルな男たちの物語!

「食」の強者(チューバー)2人目は、仲田睦男!!

仲田 睦男

沖縄で長きに渡って愛される製パン会社・オキコの創業者。
伊是名島出身の仲田。敗戦に伴って台湾での職を追われた。
沖縄の戦後復興に向けて同郷の友人・平田忠義とともに、瓦とレンガを作る「沖縄興業株式会社」を1948年に設立。
これが後に食品を取り扱う「オキコ」の前身である。

パンだけじゃない!?独創的なアイデアを展開する稀代のヒットメーカー仲田睦男!

1950年、USCAR(琉球列島米国民政府)が発足し、自由経済に移行していく時代。

日本本土、台湾との民間貿易開始の追い風で貿易ブームが起きる。
仲田もこれを機に、スクラップの本土輸出と食品の輸入業に着手する。

1953年、県外企業から譲り受けた機械でキャラメルを作るも、沖縄の気候に合わないなどの理由で断念。
しかし仲田は転んだままでは終わらない。
この失敗で培ったノウハウを活かし、すぐに方向転換する。
オキコ開発の金平糖と飴玉が人気となり、東京や札幌などに輸出を成功させる。

オキコのブレイクスルー商品。金平糖には実はヒットの秘密があった。

それは水。当初は水道水から作っていたが、試しに天水タンクの水を使ってみたところ、
金平糖の角が際立ち美味しそうに見える出来上がりに。
あちらこちらの家を訪ねては、天水を売ってもらって商品開発に試行錯誤。
地域によって角の出方が変わることなどを発見し、様々な工夫を凝らすなど
商品開発への飽くなき探求心が仲田の実業家としての成功に結び付いたのである。

再現ドラマ出演 仲田睦男 役…仲座健太

そのほか、仲田睦男のチューバー列伝はこちらをご覧ください。

「アメリカ世」から「ヤマトの世」へ!「復帰」という時代の大転換の荒波の中、様々なジャンルで沖縄のために奮闘した「強者(チューバー)」たちの熱い物語を、沖縄テレビが記録したアーカイブ映像や、証言をもとにしたドラマで振り返る!

オキナワ強者(チューバ―)列伝 OTV 沖縄テレビ

沖縄県復帰50年特別企画「オキナワ強者列伝」

第二回「食」の強者
2022年4月19日(火)19時から沖縄県内のテレビ8チャンネルにて生放送!

>番組情報はこちら!

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