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小林 美沙希

小林 美沙希

イベントの裏側でアナウンサーって何をしているの?【小林美沙希のみさきいろ】

小林美沙希アナウンサー(OTV 沖縄テレビ)のみさきいろ

沖縄テレビが開催したイベントの裏側

先月沖縄コンベンションセンター劇場棟で開催されたイベント
「Presented by NTT西日本 OKINAWA SONG BOOK-本土復帰50年特別企画-」。

会場には本当に多くの方に足をお運びいただき、あたたかい雰囲気に包まれたイベントとなりました。

今回のコラムではイベントについて振り返りつつ、
イベントの裏でアナウンサーがどんな仕事をしていたのかをお伝えしたいと思います!

「OKINAWA SONG BOOK」司会の2人

『OKINAWA SONG BOOK』とは?

『OKINAWA SONG BOOK』は、OTV Live News イット!で月に一度放送している、県民に愛される一曲の誕生にまつわるエピソードをひも解いていくコーナーです。
復帰50年の節目となった今年、イベントを開催することになり、豪華アーティストが勢揃いしました!

BEGINの皆さん、夏川りみさん、宮沢和史さん、HYの皆さん、そして期待の若手バンド、HoRookiesの皆さんも出演してくださり、見ごたえも聴きごたえもたっぷりのイベントとなりました。

どのようにその曲が生まれたのか、曲に込められた想いなどをVTRで見ていただいてから生演奏のライブが始まる…という演出で、普段ニュースのコーナーでお伝えする時に以上にじっくり曲に聴き入っていただけたのではないかなと思います。

イベントでのアナウンサーの仕事

さて!イベントにおけるアナウンサーの仕事というと真っ先に思い浮かぶのは『司会』ではないでしょうか。

ステージで司会をする大城アナと小林

「OKINAWA SONG BOOK」では大城良太アナウンサーと小林の2人で司会を担当しました。
今回はVTRでの演出も多かったので司会の出番はそこまで多くはなかったのですが、こうした司会の際は事前にさまざまな準備をして本番に臨みます。

例えばアーティストの皆さんの基本情報を改めて確認しておいたり、時間が余ってしまったときに話す話題を考えたり…などなど。
イベント司会では臨機応変な対応を求められることが多いので、そうした事前の準備をしておくことで落ち着いて進行することができます。

ただ、基本は来場していただいたみなさんにその場を楽しんでいただくお手伝いをすることが一番の仕事だと思っているので、司会をする私自身もイベントを楽しみながら、素直な気持ちで進行することを心がけています。

ここ数年は新型コロナの影響でイベントも減り、司会をする機会も少なくなっているのですが…那覇ハーリーの会場で司会をするときなどは1人でステージに立つことがほとんどです。

2人での司会のときはお互いの息を合わせるのが難しい時もあるのですが、大城アナと私は夕方ニュースでもコンビを組んでいるので、息はぴったりだったのではないかと…思います!!

影アナとは?

ステージ上での司会のほかにも、アナウンサーのイベントでの役割のひとつが『影アナ』と呼ばれるものです。

もうすぐ開演しますよ~というタイミングや、休憩が終わるタイミングに、会場内で注意事項を説明するアナウンスがありますよね?
あれが『影アナウンス』です。

実はあのアナウンスは…
舞台袖で、その場で読み上げているんです!

影アナブースはこんな雰囲気でした!

イベントによっては事前に録音する場合もあるのですが、基本はその場で読んでいることが多いと思います。

これが…とっても緊張します。
当然なのですが、噛んではいけないというプレッシャーもありますし、注意事項がしっかりと伝わるようにいつも以上にゆったりと読むようにしているのでニュースを読むテンポとは少し違うところも緊張する理由のひとつです。
さらに、ホールなどの会場に響き渡る自分の声を聞きながら読む…という経験はなかなかないのではないかと思います。

照明が落ちている時には手元の灯を頼りに読みます

私はこの影アナが結構好きなんです。
その理由は、学生時代にさかのぼります!

高校生のころ、吹奏楽部に所属していた私は、定期演奏会での『影アナ』を何度か担当していました。

当時からアナウンサーになるのが夢だったので、「しゃべる仕事は何でもやりたい!!」と自ら進んで影アナをやりたいとアピールしていたのです。

初めての影アナは、かなりゆっくり読むように意識していたのに緊張して、どうしても読みが早くなってしまって「影アナって難しいんだなあ」と思った記憶があります。

そんな経験も今に繋がっているんだな~としみじみ感じたのでありました。

豪華アーティストの皆さん

イベント終了後、時間の都合もありアーティストの皆さん全員とは写真を撮れなかったのですが…
せっかくなので一緒に撮っていただいた写真を載せたいと思います!

『でいごの花』」『島唄』『シンカヌチャー』を披露してくださった、宮沢和史さん。

宮沢和史さんと

宮沢さんには、以前報道の取材でもお世話になりました。
山梨県ご出身の宮沢さん。私も幼い頃山梨に住んでいたことがあり、勝手ながらご縁を感じています。

現在は三線の棹の原料となる“くるち(黒木)”を育てる“くるちの杜100年プロジェクト”など、三線文化を未来に繋いでいくために活動していらっしゃる宮沢さんの沖縄への思いが、今回のステージからも伝わりました。

続いて次世代を担う若手バンド、HoRookies(ホルキーズ)!

HoRookiesのメンバーと

今回披露してくださったのは沖縄名曲メドレーと、『結の唄』。
さらに、宮沢和史さんや夏川りみさんの演奏にも参加し、イベントをより一層盛り上げてくださいました!

実は私、HoRookiesのデビューのタイミングにも取材をしておりまして、彼らの活躍を見ては嬉しい気持ちになっています。

2019年 デビュー時の取材での一枚

顔が見えるイベントならではの楽しさ

イベントが終わり、退場のアナウンスをしているときに客席に友人を発見!
写真を撮ってくれました~!

友人を見つけて思わず笑顔に

他にも、退場するタイミングで司会の私たちにも声をかけてくだる方や手を振ってくださる方がいて、とても嬉しかったです!

私たちは普段、画面を通してニュースを伝えているので視聴者のみなさんの反応を直接見ることができません。
なので、こうしたイベントを通して皆さんの反応が見られるのは本当に嬉しいことです。

コロナ禍でイベントも減ってしまいましたが…
またみなさんの顔が見えるイベントを開催できる日を楽しみにしています!

イベントの盛り上がりをテレビでも!

さて、このイベントの模様は
11月19日(土) 14時~
12月6日(火) 19時~

の2回、沖縄テレビにて特別番組としての放送が決定しています!

会場に足を運べなかった皆さんも、会場に行ったけれどもう一度豪華アーティストの皆さんの演奏を堪能したい皆さんも、ぜひ見ていただけたら嬉しいです。

手前味噌ながら、これだけのアーティストの皆さんが一堂に会するステージはなかなかないのではないでしょうか…!
必見です。ぜひご覧ください!

OKINAWA SONG BOOK-本土復帰50年特別企画-

放送日時 
2022年11月19日(土)午後2:00~2:55放送(1時間版)
2022年12月6日(火)午後7:00~8:54放送(2時間版)

沖縄ソングブック_沖縄歌集

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