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真境名 育恵

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どうする?妊活ストレスの解消方法

真境名育恵の19 PEDIA(19ペディア)

目次

沖縄県内のリゾート泊のススメ。

読者のみなさん、はむはー!
前回のコラムで明かした我が家のペット・ハムスターのオスカル(1歳♂)が、お部屋のアクリル板の壁を噛み砕き「アルカトラズからの脱出(原題: Escape From Alcatraz)」ばりの逃走穴を開通させようとしていることを目撃して(!)、戦々恐々としている今日この頃。

さて、今年も残すところ一か月強となりました。
「光陰矢の如し」の言葉どおり年齢を経るごとに、時間の体感速度も速くなっているのは気のせいではないと思います。

今回のテーマは
「どうする?妊活ストレスの解消方法」
という内容です。

私たち夫婦の場合は”妊活休暇”と称して、一年に一回は海外旅行に出かけることや、夫婦水入らずの時間をつくってコミュニケーションを図り、夫婦だけの時間を充実させることで、出口の見えない不妊治療に対するモチベーションを維持したなどを前回のコラムで紹介しました。

当時読んだ風水的な本にも「旅に出る」ことで「環境が変わり」、妊娠しやすくなるという願掛け的なアクションが書かれていました。双子を授かるべく導いてくれた担当医も「妊活のストレス解消方法をうまく取り入れること」として、好意的な反応だったと記憶しています。

とはいえ、お金のかかる不妊治療。無理をして海外などの遠方に出向くには、お財布が心もとないですよね。
幸いにも私たちが住んでいる沖縄は日本屈指のリゾート地!
ご存知のとおり沖縄は、世界の名だたる企業が進出するほどの魅力と、まだまだ大きなポテンシャルを秘めた観光地です。

また、ここ数年、観光を促進するため国内旅行の費用補助施策が度々行われています。現在も全国旅行支援(沖縄県は「おきなわ彩発見NEXT」)が開始されていますね。コロナ禍のいまこそ、このお得な仕組みを利用して、地元沖縄のリゾートホテルをリーズナブルに楽しみながらリフレッシュできる好機だと思います。

そこで今回は沖縄県内の名だたる宿泊施設のなかから、県庁所在地・那覇市にある「ロワジールホテル & スパタワー 那覇」をご紹介します。忙しくて遠出が難しいというご夫婦にこそおすすめしたい、近場のリゾートホテルです。

ロワジールホテル那覇(本館)
ロワジールホテル那覇(本館)

温活をしながら、非日常空間でリフレッシュ。

女性は生理がはじまるくらいの年齢になると、「体を冷やさないこと」の重要性を家庭で日常的に説かれる気がします。
私の場合、幼少期から小学校高学年まで祖母と一緒にお風呂にはいることが多かったので、湯船に浸かりながら「女の子は将来的に子どもを産むことになるから」と、体を冷やさないことの大切さを言い聞かされて育ちました。
いま振り返ると、生活のなかで自然と“性教育”がなされていた感じです。
ちなみに、“お風呂はシャワーしか浴びない”といわれる沖縄県民ですが、祖父が九州出身だったこともあり、私は物心ついた頃から自宅で湯船に浸かる生活習慣でした。

妊活経験者のみなさんも、不妊治療していく過程で「体を温めること」の大切さを説かれる場面も多くありませんか?いわゆる「温活(オンカツ)」です。妊活にまつわる民間療法などで“温めたら妊娠成就しやすい”という謳い文句の療法も、多く見聞きしたような気がします。

私は医学的な根拠については全くの素人で「民間療法」の効果については判りませんが、不妊治療外来の過程で「基礎体温」が高い方が妊娠しやすかったような気がします。(喉元過ぎれば熱さを忘れるとはよくいったもので、いまとなっては妊活当時の体調管理については曖昧な記憶しかありません)

今回ご紹介する「ロワジールホテル & スパタワー 那覇」には、天然温泉を備えた「スパタワー」が併設されています。
ロワジール スパタワー 那覇の温泉の魅力は何といっても、ミネラル成分たっぷりのお湯。
自宅では味わえない開放的な大浴場でたっぷりのお湯に全身を浸していると、日ごろの疲れがにじみ出ていくようでジワジワと疲れが取れていきます。
真夏の強烈な紫外線が和らぐこれからの季節ですが、寒暖の差が激しく体調を崩しやすい時期でもありますね。
こんなときこそ、日ごろ妊活をがんばっている自分へのご褒美として温泉に浸かり、慌ただしい年の瀬を乗り切るパワーを蓄えるようリフレッシュしてもらいたいと思います。

ロワジール スパタワー 那覇「三重城温泉 海人の湯」。南国ならではの展望が楽しめる温泉です
ロワジール スパタワー 那覇「三重城温泉 海人の湯」。南国ならではの展望が楽しめる温泉です
天然温泉を24時間楽しめるスパデラックスツインのお部屋。カップルユースに大人気!
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近隣の歴史的な拝所を訪ねて気分転換。

ロワジールホテル 那覇近隣には、遠方の地に祈りをささげる「三重城」があります。
歴史としては、別称「王ヌ大比屋(おひや)城」の建造で、尚清王の夫人となった娘を持つ楚辺村の豪族「王農大親(オーヌウフヤ)」によるものとされています。
また琉球王国時代、倭寇(外国の海賊)から島を守った砦でもあり、日本を代表する絵師・葛飾北斎が描く「琉球八景」にも登場しています。
そういった拝所で琉球王国から連綿と紡がれてきた沖縄ならではの歴史に触れてみるのも、いい気分転換になるのではないでしょうか?

こういった歴史的拝所は、本来なら妊活や子授け祈願をする場所ではありませんが、砦から慶良間諸島まで広がる青く美しい海を眺めていると、妊活や不妊治療にまつわるモヤモヤとした辛い気持ちがリセットできる気がします。
「ふたりの子どもがほしい」と思えるほど大切な人と出会えたご縁に感謝しつつ、「お互いが育んでいく命」が未来に紡がれるように、ふたりで静かに祈りをささげる時間を持ってみるのも素敵ですよね。

三重城から見たロワジールホテル 那覇。ホテルスタッフが定期的に清掃しているそうです
三重城から見たロワジールホテル 那覇。ホテルスタッフが定期的に清掃しているそうです
三重城から望む小禄方面。那覇の海も美しいですね
三重城から望む小禄方面。那覇の海も美しいですね

最後に。自分自身を取り戻す時間を大切に。

私は独身時代から旅行が大好きでした。そして国内外問わず、訪れた土地の神社仏閣などに、ご挨拶することを大切にしてきました。

「観光」というのは文字どおり、その土地の光を観ることだとよく耳にします。おそらく「光」と表現されているのは、その土地がもつ歴史や文化からうまれたその土地ならではのおいしいもの、素晴らしい景色などのすべてが含まれていると考えます。

私たちが暮らす沖縄は自然崇拝としての御嶽や拝所が多く点在するパワースポットとしても人気があります。そういった地元の人たちに守られて大切にされる場所には静謐な空気が漂っており、霊力などない私でも「土地神さまのような存在がいらっしゃるのではないか?」という感覚を覚えることもあります。
そして、そういった場所では、日常のさまざまな邪念を払う力がある気がするのです。

妊活経験者としては、出口が見えず、思いどおりにならない不妊治療に明け暮れているからこそ、定期的に自分の心をフラットにする機会が必要だと思います。
そして素晴らしい自然の恵みにあふれた沖縄観光を楽しむことで、自分の生まれ島に感謝して生かされている喜びを感じ、リフレッシュできたら最高ですよね。

今回は妊活におけるストレス解消として、身近なリゾートホテル滞在でリフレッシュする方法を取り上げてみました。みなさんが抱えている妊活ストレスはさまざまだと思います。前向きな妊活を継続するためにもストレス解消をうまく取り入れ、本来のご自身を取り戻す時間を大切にしつつ、そしてご夫婦の絆も深められることを願います。

今年の夏、双子と滞在したロワジールホテル 那覇のイースト館。ロフトにはしゃぐ双子
今年の夏、双子と滞在したロワジールホテル 那覇のイースト館。ロフトにはしゃぐ双子
広いベットではしゃぐ双子。一緒に行けて良かったです♪
広いベッドではしゃぐ双子。一緒に行けて良かったです♪
ロワジール スパタワー 那覇

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