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下地 友香

下地 友香

沖縄でも食べられる!東南アジアのおいしいカレーで旅行気分を味わおう。

カレーマイスター下地友香のカリーライフ(嘉例生活)

こんにちは!カレーマイスターの下地友香です。

カレーといえばインドを思い浮かべがちですが、東南アジアには個性豊かなカレーが多く存在します。
東南アジアとは、インドが位置する南アジアより東のアジア地域を指し、ベトナム、ラオス、カンボディア、フィリピン、タイ、マレーシア、シンガポール、インドネシア、ミャンマーなどの国があります。

実は、沖縄にも東南アジア各国のカレーを提供しているお店があるんですよ。今回は私のおすすめ4店をご紹介いたします。

目次

世界の美食ランキング1位!タイのマッサマンカレー

タイ南部のご当地カレー「マッサマンカレー」をご存知ですか?
マッサマンカレーは、2021年にアメリカの情報サイト(CNN Travel)の「世界で最もおいしい50種類の食べもの」という企画で第1位に選ばれてから、世界中で注目を集めているとされています。

そのマッサマンカレーが食べられるお店が沖縄にもあります。その名も「TOROPICAL MASSAMAN(トロピカルマッサマン)」!北谷町美浜のデポアイランド内にあり、トロピカルな装飾で彩られた店内はタイの雰囲気も楽しめて、テンションもあがります。

TOROPICAL MASSAMAN(トロピカルマッサマン)で食べられるマッサマンカレー

一番人気のマッサマンカレーを一口食べると、まず口中に甘みが広がり、後からスパイスの香りが鼻を抜けていきます。スパイシーなだけでなく、ココナッツのまろやかさもあり、ピーナッツのこってりとした甘みが追いかけてきます。さらにマンゴーのフルーティーな甘みや、ハイビスカスの酸味、黒糖で奥深さを演出。沖縄県産食材を使用するこだわりもあります。タイ米の華やかでトロピカルな風味が重なり、南国感満載のスパイスカレーをいただけます。

TOROPICAL MASSAMAN(トロピカルマッサマン)のイメージ

TROPICAL MASSAMAN
住所:沖縄県北谷町美浜9−1 デポアイランドA棟2階
TEL:080-7580-1591
営業:11:00-21:30(LO 21:00)
定休日:不定休

インドネシア出身店主が作る、本場インドネシアのカレー

沖縄本島北部の本部町に、インドネシア出身の店主が作るおいしいインドネシアカレーのお店があります。ワルン(食堂)、ルンパ(スパイス)の意味を持つ店名のワルンルンパです。

やんばるの自然に囲まれ、沖縄そば屋を改装した店内は洗練された落ち着いた空間で、スパイスのいい香りが漂います。

ワルンルンパで食べられるインドネシアプレート

贅沢なインドネシアプレートは、一皿でインドネシアの家庭料理を存分に楽しめます。伊江牛スジ肉を使ったルンダンカレーとやんばる若鶏のココナッツカレーの2種のカレーが鮮やかに盛られ、そこにインドネシア風スペアリブものせられています。

インドネシア料理のお店ですが、伊江牛ややんばる若鶏を使用しているあたりにやんばる愛を感じられますよね。しっかりとしたスパイスに肉の旨味が広がり、ココナッツでマイルドに。食材のそのものの味もしっかり感じられます。

ワルンルンパのライスは、ターメリックで色付けされているだけでなく、レモングラスやシークヮーサーリーフで風味をプラスしているので、カレーと相性抜群です。インドネシアのカレーは辛みが控えめで、粘りけが少ないサラサラタイプが多く、また、油を使わずに煮込むのでさっぱりした味わいなのが特徴です。

ワルンルンパには数種類のサンバル(辛味調味料)が用意されています。唐辛子のサンバルは辛みをプラスでき、トマトのサンバルは甘みや旨味を加えられます。サンバルで一気にアジア感を満喫できるので、お好みで使ってみてくださいね。

神々の島・楽園の島と呼ばれる、バリ島のグリーンカレー

世界遺産登録された観光地に、美しいビーチや自然に囲まれ、独自の文化や伝統が残る神々の島と呼ばれる楽園「バリ島」。一度は訪れてみたい島ですよね。

沖縄市のプラザハウス内には、本格的なバリ料理が食べられる「BALI NOON BALI MOON(バリヌーンバリムーン)」があります。

BALI NOON BALI MOON(バリヌーンバリムーン)で食べられるグリーンカレー

人気のグリーンカレーは目にも鮮やかな緑色!こちらのカレーは動物性食材を使用していない、いわゆるヴィーガン料理です。豆類や野菜など食感のある具材がたくさん入っているので、お肉がなくてももの足りなさはありません。むしろ油っぽくなくさっぱりとして食べやすく、また野菜の旨みや甘みが凝縮されて大満足な味わいです。辛さはマイルドですが、じんわり内側から熱くなるようなスパイス感があり、デトックス作用大、体が浄化されるようなグリーンカレーです。

オリジナルのサンバル(辛味調味料)も付いているので、食べている途中で味変を楽しめます。トマトベースの酸味とピリッとした辛味がエキゾチック!沖縄にいながら、バリ島を訪れた気分になれるカレーです。

近隣諸国の影響を受け、バラエティに富んだミャンマーカレー

中国、インド、バングラデシュ、タイなど5カ国と国境を接しているミャンマー。国民のおよそ7割を占める仏教徒の多いビルマ部族のほか、およそ135部族が暮らす多民族国家です。仏教徒のほか、キリスト教徒などが多く、いずれも食の禁忌が少ないため、料理に使われる食材はバラエティに富んでいます。

そんなミャンマーのカレーは、西側のインドやバングラデシュなど近隣諸国の影響を受けています。タマネギやニンニク、トマトなどをスパイスとともに多めの油で炒めてお肉と煮込んだカレーは、こってりとした味わい。インドに比べてスパイス感はマイルドです。

マンダレー食堂で食べられるミャンマーカレー

那覇市栄町にあるマンダレー食堂で、ミャンマーカレーを食べられます。この日は、たっぷりのお肉が入ったビーフカレーでした。しっかり煮込まれた牛肉は柔らかく、スパイス感はマイルドです。副菜もたっぷり添えられ、パクチーやミントなどフレッシュハーブが風味を華やかにしています。

インド要素の強いスパイスカレーやサモサに加え、フレッシュハーブを使用したタイ料理っぽい副菜など、さまざまな近隣国の味が詰まったアジアン感満載なプレートです。各国のいいとこどりをしているのが、ミャンマーカレーの特徴です。

マンダレー食堂の建物

マンダレー食堂
住所:沖縄県那覇市大道172-2
TEL:098-960-3253
営業:ランチ月~木曜11:30-15:00
   ディナー月~水18:00-0:00/金~土曜17:00-0:00
定休日:日曜日、木曜ディナータイム

今回は、沖縄で食べられる東南アジアのカレー店をご紹介しました。東南アジア各国を旅行した気分も味わえること間違いなしです。各国のカレーを食べながら旅の予定を立てるのもよさそうですね!
ぜひお試しください!

最後になりましたが、私のコラム「CURRY LIFE ~嘉例生活~」は、今回が最終回となります!
カレーなる企画を担当させていただき、ご縁に感謝致します。
見てくださった皆様、ありがとうございました!

これからも、皆様の笑顔のために、ちゅらグルメやInstagramを通して、沖縄のグルメ情報やカレー情報を発信していきます!

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