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「HY SKY Fes 2023」DAY2ではサプライズで『あいみょん』と『HY』のコラボが実現!
「HY SKY Fes 2023」が、2023年3月17日(金)より3日間に渡り沖縄県総合運動公園多目的広場で開催された。HYメンバー自らが装飾した会場内には3日間で約2万人が来場し、HY含む13組のアーティストが舞台を盛り上げた。
3年間みんな、この時を待ってたんだ!HYが創り出した空間、空気感をみんなで楽しんだ3日間。
今回、マスク着用の規定が個人判断に委ねられてから開催されたFesだが、会場内ではマスク着用は必須、その代わり声出しはOKに。
「3年待ってたの俺これ!音楽ってこうでなくっちゃね。みんなで作り上げていくやつ」。ナオト・インティライミが前夜祭で言ったこの思いは、多くのアーティストも同じであった。この3日間舞台に立ったどのアーティストも、3年ぶりに聞こえる観客の声に感動し、「この時を待っていたんだ!」とそこにいる全ての人の喜びと感動が溢れ、大盛り上がりの3日間となった。
DAY2の1組目のアーティストは緑黄色社会
1曲目の「Don!!」ではVo.&Gt.長屋晴子の透き通った歌声が元気に広がり、来場者の手拍子が響き渡る。
「今日は楽しもうねー!」と「始まりの歌」、続けて「sabotage」を披露。力強いパフォーマンスで3曲続けて披露し、会場の熱気を一気に上げた。雰囲気を変えて次の曲「想い人」、緑黄色社会の代表曲のひとつ、「Mela!」「キャラクター」を披露。
スタンディングエリアもリラックスエリアも、手拍子しジャンプし腕を振り声を出し、全身全霊で緑黄色社会のパフォーマンスを楽しんだ。最後の曲「これからのこと、それからのこと」を歌い終えると「ちょー楽しかった!」と長屋。
その言葉に指笛で応え、来場者との掛け合いを大いに楽しんだライブとなった
■緑黄色社会 <3月19日(日) 「HY SKY Fes 2023 」セットリスト>
M1 Don!!
M2 始まりの歌
M3 sabotage
M4 想い人
M5 Mela!
M6 キャラクター
M7 これからのこと、それからのこと
「肝高の阿麻和利」が現代版組踊を披露
HYの地元でもある沖縄県うるま市の中高校生で結成される「肝高の阿麻和利」が現代版組踊を披露。
「肝高の阿麻和利」とは、沖縄に古くから伝わる伝統芸能「組踊」をベースに、現代音楽とダンスを取り入れて、勝連城10代目城主「阿麻和利」の半生を描くいわば「沖縄版ミュージカル」だ。
本編2時間の演舞をショートバージョンにして、沖縄の伝統芸能をSKY Fesの来場者に届けた。「肝高の阿麻和利」は子ども達の感動体験と居場所づくり、ふるさと再発見・子どもと大人が参画する地域おこしを目的に企画したもの。
SKY Fesでは伝統芸能にもスポットをあてており、子供たちの夢づくりと地域おこしの両方を兼ね備えたステージとなった。
■肝高の阿麻和利 <3月19日(日) 「HY SKY Fes 2023 」セットリスト>
M1 ダイナミック琉球 short ver.
M2 伝令
M3 安波節
M4 伊計離島
M5 棒術
M6 あまわり 誕生〜歓喜
M7 肝高の詩
重低音がドンドンと鳴り響き、Hilcrhymeが登場
「ルーズリーフ」からスタートしたHilcrhymeに黄色い声が上がった。
「トラヴェルマシン」で更に大盛り上がりの観客。「フェス、戻ってきた日常、素晴らしい。いい感じで皆の距離が縮まっていると思っている。縮めていこうぜ距離を、俺らもな」と、「あと数センチ」「恋の炎 」を披露。
続いて、HYの仲宗根泉を呼び込み、「事実愛 feat.仲宗根泉(HY)」を披露した。Hilcrhymeの歌声に仲宗根の歌声が重なり、とても情熱的で感動的なシーンとなり観客を沸かせた。そして、会場が一体となって全員で大合唱をした「春夏秋冬」。
最後の曲「大丈夫」では、Hilcrhymeから「大丈夫」という魔法のことばを受け取った来場者たち。12年ぶりの沖縄でのフェス出演でを大いに魅せたHilcrhymeだった。
■Hilcrhyme <3月19日(日) 「HY SKY Fes 2023 」セットリスト>
M1 ルーズリーフ
M2 トラヴェルマシン
M3 あと数センチ
M4 恋の炎
M5 事実愛 feat.仲宗根泉(HY)
M6 春夏秋冬
M7 大丈夫
美しいギターの音色が響く中登場したOAU
「ただいま」「おかえり」この言葉を言い続けて欲しいと、1曲目「帰り道」を披露。
日差しが優しくなった16時ごろ、暖かいライトで照らされたOAUのパフォーマンスは、とてもしんみりと始まった。
次はテンポを変えて「こころの花」を。来場者の手拍子に乗り「Family Tree」「Peach Melba」を続けて披露。
「Time’s a River」ではMARTINのバイオリンとKOHKIのギター捌きをを見せ、「Again」では様々な楽器の音が鳴り響き、観客を圧倒させた。手拍子が徐々に大きくなり、迎えた「Making Time」。OAUのパフォーマンス力、技術の高さに徐々に引き込まれていく観客。
最後の曲「This Song -Planxty Irwin-」では、沖縄の島歌とどこか近いものを感じさせ、観客を楽しませた。
■OAU <3月19日(日) 「HY SKY Fes 2023 」セットリスト>
M1 帰り道
M2 こころの花
M3 Family Tree
M4 Peach Melba
M5 Time’s a River
M6 Again
M7 Making Time
M8 This Song -Planxty Irwin-
美しいサウンドが響き渡る中、Def Techが登壇
「Surf Me To The Ocean」から、彼らオリジナルの世界ジャワイアンレゲエ・ミュージックのライブがスタートした。続いて280万枚を売り上げたアルバム「Def Tech」から「High on Life」などを披露。
「座っている方も心が弾む1曲」のことば通り約1万人の心が弾み、最高の盛り上がりを見せた。
代表的沖縄民謡「てぃんさぐぬ花」と掛け合わせ始まった「My Way」では、「これがリアルFIRST TAKE」というメンバーの言葉と共に、観客を大いに沸かせた。その後「Catch The Wave」やバラード披露。
最後は「おんがく ♬ MUSIC」で観客と一緒に歌い、会場が一体となった。Def Techの音楽は心地よい風に吹かれている気持ちになり、聴いていると自然と身体が左右に揺れる。それを多くの人が今日このSKY Fesで体感しただろう。
DAY2のオーディエンスがお待ちかね、あいみょんが登場
「あいみょんコール」が鳴り響く中、Tシャツとジーンズスタイルで遂にあいみょんが登壇。
「ハルノヒ」「愛を知るまでは」「満月の夜なら」「愛を伝えたいだとか」「君はロックを聴かない」の5曲を続けて披露。
「愛を知るまでは」では最後「優しい心を持ちたいのだけれど」をソロで叫び、約1万人の観客が大熱狂。
どの曲も大盛り上がりの中、インディーズ時代の楽曲である「貴方解剖純愛歌 ~死ね~」を歌い、「あいみょん最高!」という声がそこら中から響いた。そして「裸の心」「マリーゴールド」と2曲連続で大ヒット曲を披露。
スタンディングエリアには世代関係なく多くの人が押し寄せ、あいみょんのライブを楽しんだ。
■あいみょん <3月19日(日) 「HY SKY Fes 2023 」セットリスト>
M1 ハルノヒ
M2 愛を知るまでは
M3 満月の夜なら
M4 愛を伝えたいだとか
M5 君はロックを聴かない
M6 貴方解剖純愛歌~死ね~
M7 裸の心
M8 マリーゴールド
大トリを務めるのは、もちろんフェス主催者でもあるHY
「HY SKY Fes 2023」の大トリを務めるのは、もちろんフェス主催者でもあるHY。待ちに待った来場者たちがスタンディングエリアに詰め寄せ、手拍子と指笛でメンバーを迎えた。三線と「イーヤーサーサー」「アイヤー」の音頭でHYが登壇した。
会場はすっかり暗くなり、最高の雰囲気の中「HY SKY Fes 2023」最後のライブがスタートした。
まず1曲目は「モノクロ」。来場者の気持ちもテンションも即一つにし、サビでは観客も一緒に口ずさむ、大合唱となった。「Steet Story」では全エリアをスタンディングさせ、会場にいる全員でカチャーシーを踊った。
踊り、ジャンプし、歓声を上げ、「HY SKY Fes 2023」イチの盛り上がりを見せた。そしてこれから恋をする人たちへのメッセージを込めてバラード「NAO」へ。青く灯された舞台で、仲宗根泉の放つ強く美しい歌声、観客だけで合唱するサビ。歌が心の中に入っていく、感動的なシーンとなった。
そしてうるま市を拠点に活動しているエイサー団体龍神伝説の子供たちを呼び込み、「優しい世界」を披露。オールスタンディングでカチャーシーをし、観客のテンションを一気に上げ最後の曲までそのまま駆け抜けた。
「トゥータン」と続き、最後には、サプライズであいみょんを呼び込み「ホワイトビーチ」を観客と共に大熱唱。会場が、SKY Fesが、完全に一つになった瞬間だった。この共演は、あいみょんが憧れる女性アーティストとして名前を挙げていた仲宗根とのコラボステージとなった。
「HY大好き!」と思わず想いをこぼすあいみょん、「本当にあいみょんありがとう!みんな、あいみょんに大きな拍手を!」と呼びかけるHY。
このFes一番の拍手がステージに送られた。アンコールでは代表曲「AM11:00」で応え、「この3日間、全アーティストの皆さん、スタッフの皆さん、ここに来てくださったお客さんみんな、子供たち、全員がいなかったらできなかったことです」「SKY Fes、大成功です!」と、HYメンバーは深くお辞儀をして、4回目の開催となったSKY Fesへの想いを噛み締めた。
観客と歌い、踊り、飛び跳ね、全員が一つとなり、みんなで創りあげた舞台、まさにその言葉通りとなった「HY SKY Fes 2023」は幕を閉じた。
■HY <3月19日(日) 「HY SKY Fes 2023 」セットリスト>
M1 モノクロ
M2 Steet Story
M3 NAO
M4 優しい世界(with 龍神伝説エイサー)
M5 トゥータン
M6 ホワイトビーチ(with あいみょん)
EN1 AM11:00
Information
- HY SKY Fes 2023 後夜祭 開催決定!!
開催日時:2023/5/7(日) 開場12:30/開演13:00
会場:琉球新報ホールHY SKY Fes 2023 【学生映画プロジェクト】にて学生が制作した映画の上映をいたします!
さらにHYのミニライブも開催!ぜひご参加ください♪チケット
●チケット一般発売
受付開始日:3/17(金)11:00〜
●料金
全席指定 大人4,000円(税込)
中高生 2,000円(税込)チケットの詳細、お申し込みにつきましては、下記URLよりお願いいたします。
https://skyfes.net/contents/624326
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