雨の日ものどかに過ごせる古民家カフェ「CALiN（カラン）」（名護市）

観光地として有名な古宇利島（こうりじま）と橋でつながっている名護市の小さな島、屋我地島（やがじしま）に、「CALiN（カラン）」という小さな古民家カフェがあります。

亜熱帯の植物に囲まれながらオレンジの暖かい照明と深く座れるソファに腰をかけると、つい長時間滞在したくなる居心地のよい空間。ランチやパフェのほか、やちむんをはじめとした沖縄雑貨も購入できる「CALiN（カラン）」へ、仲のよい友だちとゆんたく（沖縄方言：おしゃべり）しに行きましょう！

「CALiN（カラン）」の店外には亜熱帯の植物がたくさん

古民家を改装しつくられた外観は、佇まいからおしゃれ。植物に囲まれ、晴れの日はもちろん、雨の日もおすすめです。
ヘゴの木やアダンの木など、沖縄らしい木々が窓から見え、降り注ぐ雨が亜熱帯の植物を揺らす姿がとても情緒があって素敵です！

席に座りながらぼーっと外を見ていると、「沖縄にいるんだな」と実感できます。オーシャンビューももちろんよいですが、やんばるのフォレストビューもおすすめですよ。

沖縄県内のさまざまな雑貨作品が集結する「CALiN（カラン）」

「CALiN（カラン）」の店内には、沖縄県内の作家さんの作品がずらり。やちむんなどの沖縄を代表する商品のほか、アクセサリーやヤンバルクイナなどをモチーフにしたフェルトワッペン、藍染のバッグなど多岐にわたる雑貨が販売されています。

素敵な作品との出会いを求めて、雑貨購入を目当てに「CALiN（カラン）」を訪れる方も多くいます。

子ども向け絵本やおもちゃもあって子連れには助かる

奥の座敷には、絵本やおもちゃが置いてあります。子ども向けアイテムが置いてあると、ゆっくりしていいんだ、とあんしんしますよね。
大人と子供で8人ほど座れる座敷なので、ママ友と子連れでわいわいとカフェタイムを楽しめます。

「CALiN（カラン）」のランチメニュー3種

ランチは、「島野菜のグリーンカレー」「やんばる鶏肉のトマト煮込み」「エビとクリームチーズのサンドイッチプレート」の3種から選べます。
今回は「CALiN（カラン）」オーナーいち押しの、グリーンカレーを選びました。

プレートにはカレーのほか、ターメリックライスと地元のベーカリーのパン、にんじんドレッシングがかかったサラダ、ゴーヤーと大根のピクルス、そしてキウイがのっています。

辛みがしっかりと効いたグリーンカレーには、冬瓜ときのこ、じゃがいもがたっぷり。食べすすめていくと汗が吹き出すほど、スパイスがしっかりと効いています。

ランチのおともにぜひ！「CALiN（カラン）」自家製季節の酵素ジュース

カレーランチのおともにおすすめなのが、「CALiN（カラン）」自家製の季節の酵素ジュースです。沖縄県産のフルーツを使用してつくられた自家製酵母シロップに炭酸水を加え、爽やかでさっぱりとした味に仕上がっています。

これからの暑い時期にピッタリの、身体にやさしいジュースです。

食後は「CALiN（カラン）」特製パフェがおすすめ

食後、少し休憩をしたら次は「CALiN（カラン）」特製パフェをいただきましょう！
パフェは2種類。ドーナツと自家製アイスなどでつくられた「ドーナツパフェ」と、屋我地島産はちみつやビーポーレン（ミツバチが集めた花粉）などの屋我地島ならではの味が楽しめる「はちみつパフェ」から選べます。

ほかにも「しまドーナッツのティラミス」や「ドーナツアイス添え」「ドーナツ単品」、アイスやスムージーもありますよ。

カレーでほてった身体を自家製アイスで冷やし、ほろ苦いコーヒーゼリーと生クリームで大人な味を楽しむ。上にのったドーナツラスクのサクサク感もたまらない。
お腹いっぱいでもパフェは別腹ですね。あっという間に完食です。

時間に余裕をもってゆっくり滞在したい「CALiN（カラン）」

ランチを食べた後は、お店に置いてある本を読みながら外の植物を眺めて一息。そしてパフェとコーヒーを追加注文し、また本を読む。
永遠に滞在できてしまいそうな「CALiN（カラン）」の店内は、クリエイティブな大工として有名な、オーナーの旦那さんが創作意欲を全開にして造り上げたそうです。ピーコックブルーに塗られた壁を見ただけで、センスのよさがひしひしと伝わってきますよね。

「ゆっくり過ごせるお店を作りたいな」という奥さんの想いを聞き、旦那さんが古民家を改装増築。愛の詰まった素敵な居心地のよい空間が、「CALiN（カラン）」を訪れるすべての人を癒してくれます。