ボリュームタップリの骨汁と沖縄そば「軽食幸ちゃん」（名護市）

伊平屋のもずく麺とスーチカーが大人気の、名護市の行列店「幸ちゃんそば」の離れとして2021年にオープンした「軽食幸ちゃん」。沖縄のパーラー定番メニューのほか、本店の「幸ちゃんそば」や豚のダシ骨を食べる「骨汁」が楽しめます。なかでも今回は、幸ちゃんのてぃあんだー（心がこもった）がたっぷり詰まった「骨汁」をご紹介します。

「幸ちゃんそば」の離れとしてオープンした「軽食幸ちゃん」

「幸ちゃんそば」は、地元客からも絶大の人気を誇る沖縄そばのお店。伊平屋島出身の幸ちゃんが作るおいしい沖縄そばが食べられると、2015年のオープン以来毎日のように完売御礼の店となっています。

そして近くのパーラーを引き継いで、2021年12月にオープンさせたのが「軽食幸ちゃん」。本店メインメニューの「幸ちゃんそば」のほか、豚のダシ骨を食べる「骨汁」、「ヒラヤーチー」や「そうめんチャンプルー」、沖縄のパーラーで馴染みのある「ぜんざい」に「かき氷」などのメニューが楽しめます。

昔ながらのパーラーの雰囲気漂う「軽食幸ちゃん」の店内

昔ながらの町のパーラー感漂う店内には、6人掛けのテーブル、4人掛けのテーブル、長椅子タイプのテーブルと、5個のテーブルが配置されています。ベビーカーも置ける余裕のある空間で、子ども用の椅子もあるためお子さま連れでも大丈夫。

週末や旅行のシーズン中は観光客や地元のお客さんで賑わう店内も、平日となるとまったりとした空気に。地元の人と一緒にゆっくり過ごしたいなら、平日利用がおすすめ！

リピーターが後を絶たないメインメニューの「幸ちゃんそば」

「幸ちゃんそば」は、伊平屋島出身の幸ちゃんが考案したそばです。しっかりと弾力のある麺に、澄んだスープ、そして三枚肉、ソーキ、軟骨スーチカー（豚の塩漬け肉）がとにかくおいしい！トッピングの伊平屋のもずく、カマボコ、カラシナがアクセントとなり、スープも最後まで飲み干せます。麺はしろ麺か、伊平屋のもずくを練り込んだもずく麺から選べます。

一度食べたらまた食べたくなる、幸ちゃんファンがあとを絶たない超人気店の「幸ちゃんそば」、ぜひ一度ご賞味ください。

人気急上昇中！インパクト大の「骨汁」

「軽食幸ちゃん」では、本店では提供していない「骨汁」が食べられます。「骨汁」とは、沖縄そばのダシを取った後の骨がたっぷりのったスープのこと。スープの味のキモとなる豚のダシ骨を、最後まで余すところなく使い切って作ります。
「軽食幸ちゃん」の「骨汁」は、「幸ちゃんそば」で沖縄そばを食べたあと、店を移動して食べにくるお客さんもいるほどの人気メニューです。

継ぎ足しではなく毎朝5時半から仕込んでいる、幸ちゃんのてぃあんだー（心がこもった）スープ。「継ぎ足しすると濁ってしまうから、私は毎朝作るよ」との言葉どおり、澄んだスープはコクがあって飲み干せるおいしさです。

沖縄そばの上にたんまりのった骨の数々。周りについたお肉や軟骨には、しっかりとダシの味がしみています。沖縄そばも骨汁も食べたいお客さんのために、スープのなかに沖縄そばも入れているそう。レタスやカラシナと一緒に食べる沖縄そばがまたおいしい！

ごはんや伊平屋島のもずく、日替わりのトッピング（この日は魚の天ぷら）がセットになった「骨汁」はこのボリュームでなんと700円。スープには島豆腐と冬瓜などの沖縄のおいしい食材が詰まっており、お得感満載です。

本店「幸ちゃんそば」と「軽食幸ちゃん」のメニューの違い

本店にはすべてのそばメニューが揃っており、特に「テビチそば」や「じゅーしぃ」は本店でのみ食べられます。

一方「軽食幸ちゃん」で食べられる沖縄そばは、「幸ちゃんそば」と「骨汁」のみ。そのほか本店にはないチャンプルー料理やぜんざい、かき氷が食べられます。ただし、ピークシーズンはメニューを限定し「幸ちゃんそば」のみの提供になることも。
お店は歩いて1分もかからない距離なので、どちらの店内も覗いてその日のメニューで利用する店舗を決められますよ。