地元の人に愛され続ける味。こだわり自家製麺が魅力の「番所亭（ばんじゅてい）」（読谷村）

どこか懐かしく沖縄らしい雰囲気で出迎えてくれる「番所亭（ばんじゅてい）」は、2000年にオープンし、地元の人に愛され続けるそば屋さんです。

今回は、先代からおよそ8年前に引き継ぎ、現在2代目店主となる喜友名さんのこだわりのそばをご紹介します。

沖縄民謡のBGMが流れる心地よい空間がお出迎え

店内には沖縄民謡が流れ、温かく心地よい空間が広がっています。

カウンター、テーブル席、座敷があり、お一人さまから団体まで幅広くくつろげ、子ども用チェアの貸出もあるので、小さなお子さま連れでもあんしんしてお食事を楽しむことができます。

はじめてでもあんしん！タッチパネル式の券売機でらくらく注文

注文は、店内に設置されているタッチパネル式の券売機で行います。
写真も付いているので、はじめて来店されるお客さまも簡単に操作ができます。

言語は日本語と英語（English）のいずれかを選択できるので、海外のお客さまにも良心的です。

発券後、店内にあるモニターに番号が表示されるので、自分の食券番号が呼ばれるのを席で待ちます。

呼び出しの際は音声でもお知らせしてくれるので、モニターとにらめっこをする必要はありません。
呼び出しをされたら食券をもって、受取口で料理を受け取りましょう！

こだわりのスープと自家製麺の相性抜群！「番所亭（ばんじゅてい）」の本格沖縄そば

「番所亭（ばんじゅてい）」では、ウコンが練りこまれている普通麺を、追加料金でヨモギ麺に変更できます。
ヨモギは方言で「フーチ（病、薬）バー（葉）」、沖縄ではとてもなじみ深い食材です。健康志向の方が増えた近年は、ヨモギ麺を好む方が増えてきているそうです。

そばは全部で6種類。そばによってお肉の種類が異なります。
全部味わいたい！という方には、方言で山賊を意味する「フェーレー（山賊）すば」がおすすめ。ソーキ、てびち、三枚肉入りで麺の量も大サイズ（310グラム）の、ボリューム満点の一品です。
「フェーレーすば」を求めて、遠方から来店されるお客さまも多いのだとか。

今回いただいたのは、「番所亭（ばんじゅてい）」おすすめの「番所すば」。
自家製スープは、かつおベースで、コクがありながらもあっさりとした旨味が特徴の上品な味わいです。
素材の旨味が引き出されたやさしいスープは、店主の喜友名さんが自ら製麺している、こだわりの自家製麺との相性が抜群。麺はちぢれ麺で、生めんならではのツルツルもちもちした食感が印象的でした。

なお「番所亭（ばんじゅてい）」では、紅しょうがの提供はなく、ネギと生の生姜が別添えになって出てきます。
千切りより細い針生姜は、鮮度がよく、香りがアクセントになって食欲をそそります。

薬味が多めにほしい場合、スタッフに声がけするといただけるようです。