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OTV報道部

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n.SSign知念「カズタ」ふるさと沖縄への想いと夢を語る【前編】

オーディション番組から誕生した韓国のボーイズグループ『n.SSign(エンサイン)』のリーダーとして活躍するのが沖縄出身の知念“カズタ”さん。

11月29日の日本デビューに先駆けて、先日沖縄でファンイベントが開催されました。異国の地でデビューをつかみ取るまでさまざまな壁を乗り越えてきたカズタさんに今の思いを聞きました。

Q.沖縄に帰ってきてどんなお気持ちですか

ちょっと心穏やかになるような感じですかね。地元なので。
ここもよく遊びに来たところだったので、めちゃくちゃ不思議な感じです。

ここら辺の近くに川があるんですけど、小学生のときはそこに入って遊んで怒られたりしました。この海も本当にたくさん来ていましたし。遠足とかでも来ていました。感慨深いですね。

昨日は、お母さんとおばあちゃんとも会ってきました。おばあちゃんちに行ってみんなでご飯を食べたりとか。おいっ子、めいっ子にも会ったりして、一緒に写真を撮ったりもしました。

Q.学生時代はこの海で泳いでいた?

めっちゃ入っていました。バスケが休みの日は、ここに来てたんですよ。このトロピカルビーチにめちゃくちゃ来ていたので、本当に感慨深いです。小学校から高校までずっと大好きでしたね、ここは。今日、帰りに海に入ったらだめですかね(笑)?

Q.沖縄で必ずすることはありますか

あります!沖縄にしかないミルクティー。UCCの自動販売機があるんですけど、あのミルクティーを必ず飲みます。缶の方を、昨日もわざわざ探して飲んで。いまホテルにも多分、三つぐらい置いてます。必ず飲むんですよ。
あと、沖縄そばは必ず食べます。

Q.地元沖縄でファンに会えることについて

めちゃくちゃ特別な気持ちですね。
沖縄に来るのは飛行機に乗ったりとか正直大変だと思うんですけど、それでもファンの皆さんはやっぱり“カズタの地元”ということでたくさん来てくださったりするので、本当にありがたく思っていますね。

昨日沖縄に着いたんですけど、方言で普通に話しかけられたりもしたので、沖縄に帰ってきたんだなと。あと、やっと会える沖縄のファンもいると思うので、そういう方々にも沖縄の“希望”じゃないですけど勇気を与えられるような、そういう存在になれたらなと思っています。

Q.アイドルを目指し始めたきっかけ

いま世界で大人気なんですけど(BTS)先輩を見て、めちゃくちゃかっこいいなと思って。僕もなりたいけど、多分無理だよなって思っていたんですよ。韓国語もそのときは話せなかったですし。
でもそのときにNCTのユウタさんを見て日本人の方でこうやって韓国語もペラペラに喋って、ダンスと歌も完璧にこなして、こんな方もいるんだと思って。僕もユウタさんみたいになりたいなと思って、オーディションを受け始めました。

Q.歌やダンスはいつから始めたんですか

歌は高校を卒業してすぐなんですけど、ダンスはちょっと遅れて始めました。
K-POPに憧れ始めたぐらいからですね。ほぼ未経験ぐらいでした。
沖縄のEXPGで歌とダンスの両方を習っていたんですが、ダンスはあまり得意じゃなくて、ほぼ歌メインでやっていました。

仕事しながらでもできるかなと思って1度就職もしたんですけど、そんな甘い世界じゃなかった。就職したところには本当に申し訳なかったんですけど、でもやっぱり自分の夢を追うために「すみません」ということで辞めて、歌に専念しましたね。

Q.周りよりもスタートが遅かったことでの焦りは

だいぶ遅くスタートしたので、その分デビューするのも遅くなって結構焦りもありました。どんどん僕よりも年下の子たちがデビューしていって、そういう子たちが活躍していくのを見ると、僕がデビューしても大丈夫なのかなとかそういう不安もめちゃくちゃありましたね。
でもその分、今こうやってn.SSign(エンサイン)のリーダーとして活動しているので、それは逆に良かったんじゃないかなと思っています。

Q.その不安をどうやって払拭しましたか

結局は僕の魅力が出せればそれでいいかなと思っていました。
努力したら報われるという言葉を、中学校、高校の先生からずっとかけられていたので。
だから努力すれば何とかなるんじゃないか、沖縄のことばで『なんくるないさ』という言葉があるんですけど、そういう精神もちょっとあったと思います。

僕は勉強が大嫌いだったのでしなかったんですけど、数学の先生に「努力は必ず報われるのになんでしないの」と言われて、その言葉をずっと覚えています。それを勉強じゃなくて、バスケにぶつけてたタイプだったんですけど。でも、もうちょっと勉強も頑張ればよかったなと思います。すみません、先生。

Q.小さい頃はずっとバスケをやっていた?

小学校から高校まではずっとバスケ一筋で。
ちょっと陸上とかもやったりもしたんですけどバスケ馬鹿で、朝から晩までバスケのことばっかりでした。

Q.K-POPの魅力はどんなところですか

やっぱり完璧という言葉が似合うんじゃないかなと思いますね。
完璧を求めるところが、K-POPの魅力だと思います。

ダンス・歌や表情管理に関しても完璧にこなしていくのがK-POPだと思っていて。
僕も本当にたくさんの先輩がいるんですけど、今はデビューして、たくさんの先輩と会いながらも、学ぶところがまだまだ多いので、やっぱりそういうところじゃないですかね。

Q.韓国に渡ったのはいつ頃ですか

4年前に韓国に渡って、韓国語も喋れない状態から練習生生活を始めました。
21歳のときでしたね。

Q.ご家族はどんな反応をされましたか

お母さんは最初、海外でやるということに対して不安がやっぱりあったらしくて、めちゃくちゃ反対していました。末っ子なので、たぶん余計に心配はあったと思います。そのせいで、最初はお母さんと喧嘩しちゃったりとかもありましたね。

結局はお母さんともたくさん話をして。お母さんも昔は親に自分のやりたいことを応援してもらったりしていたので。結局は「カズタがやりたいことは応援するよ」と言ってくれて。快く受け入れて、送り出してくれました。

Q.実際に韓国に渡って大変だったことは色々あると思いますがどんな思いがありましたか

一番は最初のときがつらくて。

韓国語が話せなかったので、意思疎通ができないことが本当に大変でした。
ダンスの練習も団体でするので、自分1人だけ違う動きをしていて指摘されても聞き取れないので。そういうことで本当によく泣きながら勉強していましたね。毎日夜遅くまで。
朝、明るくなっても勉強しているときもありましたし、本当に最初の韓国語の勉強はつらかったです。大変だったんですけど、その経験があったからこそ、人として1段階2段階とどんどん上にあがれたんだと思います。
もしその経験がなかったら、デビューしても多分つらかったと思うので、その経験があるからこそデビューしても耐えられる部分もあると思います。

Q.オーディション番組(青春スター)のときには審査員の皆さんも驚くぐらい韓国語が上達されていましたが、何かコツはありますか

本当に努力しかないんですけど、メンバーとかにも「この発音合ってる?」とか1個1個聞きながら。練習生の同級生の子とか、友達とかにもずっと聞いたりしていたので。間違っているところを1個1個チェックして直していったりしていましたね。

Q.沖縄で育ったというところもカズタさんの今を作り上げている、支えになっている部分はありますか

あると思いますね。ちょっとふわふわして、ゆったりしてるところがあるので。
そういうところはやっぱり沖縄生まれ沖縄育ちの“知念和汰”がちょっと出てるんじゃないかなと思いますね。

沖縄のアーティストはたくさんのスーパースターの方がいらっしゃったと思うんですけど、次は僕、知念和汰、n.SSignのカズタが沖縄のスターになれるようにこれからもっともっと努力して、かっこいい姿を見せていきたいなと思います。

n.SSign知念「カズタ」ふるさと沖縄への想いと夢を語る【後編】

動画はこちら

n.SSign(엔싸인) - 'Higher' MV

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