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「ハンジロウデビュー20周年 お笑いとスパイスな日々」 O-1グランプリ初代王者のハブストーリー
「沖縄一面白い芸人は誰だ!?」
沖縄の新春を笑いで彩るお笑い番組「O-1グランプリ(沖縄テレビ)」。
18代目の王者をめざして、今まさに沖縄のお笑い芸人がしのぎを削っている。
その沖縄を代表するお笑い賞レースの初代王者が沖縄テレビにて日曜夜放送している「Dokyoハブストーリー」のMCをつとめる「ハンジロウ」だ(当時のコンビ名は「しゃもじ」)。
そんな2人も今年で芸歴20年。メジャーな大会でてっぺんを獲りたいと、いまなおネタ作りに身をささげている。
しゅうごパーク
「コンビ結成のきっかけは高校1年生のころ、オリジンの新人発掘オーディションライブに出演したことです。」
たーにー
「賞金5万円!!と言う情報がポケベルに流れてきたのでw」
沖縄のエンタメ界で頭角を現した2人は、「O-1グランプリ」のタイトルを獲得後、上京を決意。
すぐさま在京テレビ局でレギュラー番組が決まるなど、新天地で最高のスタートをきったかに思えるが、ワクワクと不安が入り混じっていたようだ。
たーにー
「上京して約1週間後にはコント番組のレギュラーが決まってしまい、訳もわからないままコントをやっていたので不安でしょうがなかったです。」
アルバイトを転々としたのち、カレー屋へ
レギュラー番組が終わった後は、厳しい現実が待ち受けていた。
ご承知のように、「お笑い」だけで食べていけるのはほんの一握り。ハンジロウの2人も漫画喫茶やコールセンター、ホテル清掃、駐車場警備、単発アルバイトなどで食いつないだ。そんな中コロナ禍が襲う。
お笑いの仕事がなくなった2人を支えたのは、同じ時間を共に過ごしてきた芸人仲間たちだ。
たーにー
「コロナ禍でお笑いの仕事がなくなってしまった時に、かもめんたる槙尾さんのカレー屋さん『マキオカリー』で働いたことがきっかけでカレー屋をはじめました。」
しゅうごパーク
「相方(たーにー)がカレー屋になったので、僕もなったら面白いからW」
カレーの原料に使用するスパイス調達も2人の重要な仕事。こうしたサイドビジネスも2人のネタ作りに活かされているのかもしれない。
沖縄料理店でお笑いライブ
板橋区にある沖縄料理店「そてつ」でハンジロウのライブがあるということで、取材班がおじゃました。お店の名物ママ、牧園和歌子さん(旧姓:神谷)は沖縄本島の東風平出身。沖縄出身のお笑い芸人との縁をきっかけにハンジロウとも絆を深め、「そてつ」では毎月ハンジロウのLIVEを企画している。
牧園和歌子さん(旧姓:神谷)
「別の沖縄出身の芸人をきっかけにハンジロウの2人と知り合った。2人のネタはデージ最高!東京で頑張っている彼らをできる限り応援したい。」
ハンジロウのネタを求めて千葉からやってくるファンの姿も。練り上げられた話芸に店内はあっという間に爆笑に包まれた。
お笑いとカレー屋の二刀流?
芸歴20年となった2人に今の心境を聞いてみた。
しゅうごパーク
「これからも当たり前に、お笑いを続けていけたらなと思ってます。」
たーにー
「やはりデビューからネタ作りは続けてるつもりですので、みなさんの記憶に残るコントや漫才をしていきたい。」
スパイスのように二人の笑いはますます深みを帯びている。
Information
- Dokyoハブストーリー~沖縄同郷物語~
沖縄県外で頑張っているウチナーンチュ(同郷)の現在の仕事や上京したきっかけ・苦労話、沖縄に対する想いを紐解いていくトークバラエティ。
放送は毎週日曜日24:30~25:00
※沖縄県内の8チャンネル(OTV)にてご覧になれます。
>番組サイトはこちら
番組放送後はYoutubeにて見逃し配信中!
- O-1グランプリ2024
“沖縄お笑いナンバーワン”を決める大会として、『心の底から笑い合おう!沖縄新春Oh!笑い舞台!!』をテーマに18回目の開催となる、視聴者投票によるお笑いコンテスト。
放送:2024年1月2日(火)13:00~15:25
※沖縄県内の8チャンネル(OTV)にてご覧になれます。
>番組サイトはこちら
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