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OKITIVE編集部

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サイクリングが繋ぐ、人の輪と首里城復興 【「第1回首里城復興チャリティーサイクリングイベント」 レポート】

2023年12月16日~17日の2日間、「第1回首里城復興チャリティーサイクリング」が開催されました。こちらのイベントは参加料の一部を首里城基金に寄付するもので、「自転車に乗って首里城復興を応援しよう!」をテーマに首里城復興を目的として企画されたものです。

コースは下記の4コース

①3日間30kmの首里城復興祈念コース(南城市-首里城の往復コース)

②70kmの南部周遊コース(沖縄県南部をぐるっとまわるコース)

③160kmのシーサイドロングコース(南部から中部をぐるっとまわるコース)

④20kmのアフターコース(琉球王国の歴史スポットをまわるコース)の2つに設定されています。

今回、OKITIVE取材班はイベント初日に行われた「首里城復興祈念コース」に参加しました。

会場の南城市市役所駐車場で受付
OKITIVEジャージを付けて参加
朝の出発式のようす
さまざまなバイクが集結

首里城復興祈念コースには51名が参加。そこから4組に分かれてサイクリングします。
道路を走行するため、交通マナーの厳守、安全を考慮して各組にサイクリングリーダー(ガイド役)の方が付いています。
また、電動自転車の貸し出しも行っているので初心者の方も安心して参加することができます。

それでは、いざスタート!

10人ほどのグループごとで走行
安全にゆっくりと進んでいきます

ゼッケンナンバーで組分けされた10人ほどのグループごとに1列になりながら、サイクリングリーダーの指示に従いながら安全に走っていきます。同じグループの人同士で励ましあいながら走れるのでとても心強いです。

およそ10kmごとに休憩ポイントも設置されており、水分やエネルギー補給ができ体力を回復することができます。

休憩所のようす
甘味でエネルギー補給

体力が回復できると景色を楽しむ余裕も生まれてきます。

南部ののどかな景色に癒されます。

ときおり小雨まじりの天気でしたが、なんとか首里城に到着!

長い、首里の坂を上り切った折り返し地点の守礼門では、今回のイベントの目的である首里城基金贈呈のセレモニーが行われました。
自身もサイクリングで楽しみながら首里城復興の一助になれていることを改めて実感でき、底をつきかけていた体力も少し回復しました。

守礼の門の前に集まる参加者
寄付金贈呈式が行われた
海外・県外・県内から参加した代表から寄付金が手渡されました

公園施設の中で休憩をとりながら、首里城について学ぶこともできました。

公園施設内で休みを取る参加者
首里城の歴史も学べました

そしていざ復路スタート!
往復コースなので当たり前ですが、往路で気持ちよく走っていた下り坂が復路では一転上り坂に・・・。往と復でまったく違う顔を見せる坂道たち。

復路のようす

きつい部分もありましたが、一緒に走っている組の人同士で励ましあい、なんとか無事ゴール。

完走者には南城市でつくられているシュークリームがもらえました。
濃厚な甘味が体に染み渡ります。

ゴールする参加者
糖を欲する身体が喜ぶシュークリーム

今回、サイクリングリーダーとして参加していた沖縄県浦添市出身でリオ五輪代表、現在はジャイアントジャパンアンバサダーの内間康平さんに話しをうかがいました。

オリンピアンの内間康平さん

―どのような思いで、今回、サイクリングリーダーとして参加されましたか。

内間さん
「まず、第一に『自転車乗りの人たちはマナーがいいよね』と思ってもらいたいです。
自分たちサイクリングリーダーが見本となって、マナーを守って安全に走れる環境をつくっていきたい。
いつも見ている慣れ親しんだ町でも、自転車ならではの景色があるのでそこを楽しんでほしいと思っています。
また、自分は元選手なので自転車好きな人と交流を深めて自転車の良さ、サイクルイベントの楽しさを感じてほしいです。」

―今回のイベントについてはどう思っていますか?

内間さん
「首里城復興とサイクリングのコラボはとても新しいし、いい取り組みだと思います。
これからも第2回、3回と続けていって、自転車を楽しみながら、復興を手助けすることができていければと思います。」

<取材後記>
サイクリングを楽しむと同時に首里城復興にも寄与することができ、心も体も気持ちよくなりました。
次回の機会があればみなさんも参加してみては。

締めに、お隣の温泉(猿人の湯)で疲れた体を癒して帰りました!

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