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まえうみ さきこ

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忙しい人向け、最低限の片づけをしたい人に送る「片づけのコツ」【住まいコンサルタントまえうみさきこの お部屋の上手な使いかた】

OKITIVE 読者のみなさん、 こんにちは!
~幸せのカギはお部屋しだい!~
住まいコンサルタントのまえうみさきこです。
毎回「お部屋の上手な使いかた」をお伝えしてます♪

2024年がスタートしましたね!本年もどうぞ宜しくお願いいたします。
というか、すでに1月も後半になりましたね。早いですね。うかうかしてたらあっ!という間にまた1年過ぎてしまいそう(;^_^A

さて、あなたは無事に、片づけや大掃除できましたでしょうか?
年末は、忘年会や帰省などさまざまなスケジュールと重なる時期。忙しくてできなかった方も多いんじゃないでしょうか・・・(´;ω;`)

でもやっぱり1年の始めは、ちょっとでもスッキリ気持ちよくスタートしたい!

そこで今回は、忙しい人向け、最低限の片づけをしたい人に送る「片づけのコツ」をお話します♪

片づけが得意な人はスルーしてください~笑

心理学にみる、元気になりたいなら片づけが必要なワケ

じつはモノがあふれて整理できない環境は、仕事や家事の効率だけじゃなく、メンタルに悪影響をおよぼすことが近年の研究でわかってきています。

① 幸福感が下がる
メキシコ大学の研究によれば、さまざまな外敵から狙われる動物としての記憶で、人は自宅を安全な場所だと思える必要があるそうです。
モノにあふれて乱雑な空間を、人は安全だとに認識できず、その結果、幸福感が下がってしまうと結論づけられています。
人間は、無意識にそういった感情を持ってしまう可能性が高いので、少しでも部屋を片づける。ということがやはりおススメなんです。

② 食事が増える
レニー・バータリアン氏の研究によれば、キッチンが乱雑だと食欲が増すそう。
コーネル大学の学生で実験したとき、散らかったキッチンだと通常のキッチンの2倍もクッキーを食べたそうです。
お菓子をついつい食べ過ぎてしまうという悩みを抱えている人は、とにかくキッチンを整理するのが良いようです。自分が環境をコントロールできないと感じると、食へのコントロールも弱くなってしまうようです。

③ 他人(家族)の気持ちがわからなくなる。人間関係のトラブルに。
コーネル大学の研究によれば、背景が乱雑だと、他人の感情表現がわかりにくくなるそうです。背景の乱雑さが、表情を読み取ろうとする力の邪魔をするのではないか。といった分析がなされています。
相手の気持ちが推測できないと、仲たがいしてしまう可能性も出てきます。

人の記憶には限界がある。片づけとはモノの管理をサポートしてくれるためのツール

人間の脳が置き場所まで含めて記憶できる物の数は、150~300個ほどと、言われてます。
世界の各国のなかでも、日本人は特にモノを持つ数が多いと言われています。
一説によれば、一般的な日本人の一人当たりの所有数は、なんと3000点もあるとか!!

確かに、、、それぐらいあるかも。。。ちなみにうちではクローゼットにある洋服バックアクセサリー類ですでに100点近くあるかも(;^_^A
本の数は、先日整理したから数わかります。約200冊でした。

あなたの家には、現在どのぐらいの物があるでしょうか?そもそも300点内に抑えるのは、わたしにはかなりの無理がある(;^_^A

それを管理してくれるのが片づけなんですね。
まず「モノの置き場所(定位置)を決めること」

例えば、わかりやすいのが、みなさんは当たり前に、靴は靴箱、食材は冷蔵庫や食品庫、薬は薬箱に入れますよね。
ざっくり同じ種類のカテゴリーの空間にひとまず入れておけば、モノを探すときに「この中を探せば絶対ある」と、わかりやすくなります。
そしたら、ひとつひとつどんなものがあるか強く意識しなくても良くなるんです。

そして、同じカテゴリーを集めたら、またその空間の中でチームを分けていく。
たとえば冷蔵庫なら、野菜は野菜室。冷凍食品は冷凍室。また、さらに調味料スペースや卵スペース、お肉スペース、とどんどん細かく分けられます。

あと、人ごとに分けると、管理しやすくて良いです。
うちでは、玄関、洗面所、リビングとか、共用の場所では、夫、わたし、娘、息子のスペースを別々に分けてます。

また、その場所で使うモノも見直してみましょう。
例えば、ハサミをダイニングで使うことが多かったら、ダイニング空間の中に置き場所を作っておく。爪切りはリビングで使うことが多かったら、リビング空間の中に置き場所を作っておくとか。

「置く場所」を決めたら、次は「持っているモノの数」になってきます。
きちんと置き場所を決めても、やっぱり収納からあふれ出てしまうと、管理しきれなくなって部屋が散らかっていきます。
モノが収納の中に納まるように、モノを厳選していくことが大切になってきます。

まとめると、

・モノの住所(定位置)を決めて使ったら必ずもとに戻す⇒これを「片づけ」といいます。
・モノを厳選して少なくしていくことや⇒これを「整理」といいます。

この考えが大切になってきます。

片づけのステップで覚えておくのは、たった3つ♪

片づけで覚えておくのは、3つのステップだけ。3つだけなら覚えやすいですよね。
ひとつ、片付けるスペースや空間を決めます。そうすれば、

STEP① いったん、全部出す。
引き出しなど持てる物なら、床に新聞紙やブルーシートを敷いてひっくり返しちゃってください。←ズボラがばれた(笑)

STEP② 現在使ってるモノ、使ってないモノに分ける。

STEP③ 使ってるモノを元に戻す。
いきなり大きな空間から始めずに、まずは小さな空間から。ペン立て1個や、引き出しひとつから始めてみてください。

クローゼットやキッチンなど大きな空間は、いったん出すとなると、大変な作業であります。
忙しい人や、片づけ苦手さんは、ひとりではなかなかできないという方も多いので、家族の人と一緒にしたり、なんなら潔く、片づけのプロに、1度はお願いするのも手です。

スッキリした空間の気持ち良さや、サッと取り出せる効率よい快適さに気づいたら、こっちのものです。

手放せない心理って?あなたのせいじゃない。手放せない心理学を知っておこう

片づけ苦手な人の一番大きな壁。そう、モノを増やさない&モノを極力、減らしていくことです。
やっぱりモノが多いと、どんなに定位置においても、掃除しても、雑然として片づいたように見えないんです。
モノを厳選していけば、管理もしやすいのです。

ちなみにそうした中で「手放せない心理」も知っておこう!

人はなぜ捨てる・手放すのが大変なのでしょうか?その中には、実は人の心理が隠れています。
くわしくは3つの心理法則があるとされています。

① 選択回避の法則……選択肢が多くなると選べなくなる
② 損失回避の法則……損することを非常に恐れてしまう
③ 保有の法則……自分の所有しているものに高い価値を置いてしまう

この3つの心理が、捨てるのを遠ざけ現状維持を選んでしまうというわけです。つまりこの心理法則に負けると、捨てるのがイヤになり、ずっと片付けが進まないのです。

捨てる・手放すことには、このような心理的な抵抗があるんですね。なので「いつか片づけよう」は、永久に、いまの現状から解決にならないんです。

行動を起こすためには、

① 日程を決める
② 宣言する
③ 家族や友人、プロのサポートをお願いする。

など、具体的なアクションが必要です。

モノを手放す、捨てる基準は、さまざまありますが、わたしが効果的だったのが「いま使ってないもの」「ときめかないもの」と、客観的事実や自分の感情で考えると分けやすいかなと思います。

参考:
『人生がときめく片付けの魔法』(近藤麻理恵 著/サンマーク出版)
『鬼速片付け』(吉川永理子 著/アスコム)

忙しい人におすすめ!最低限ココだけ守れば、ムリなく部屋がスッキリできる

忙しくて、それもできないよー。という人は、最低限ココやってみて。
それは、床の上とダイニングテーブルの上です。

① 床だけは何も置かない。落ちてない。を死守する
忙しいと、なかなか部屋全体を片づけるのは難しいですよね。
でも、仕事や子育てで忙しくても帰ってきて、部屋の汚れでストレスが少しでも減る方法見つけました。
それは、床だけはモノを置かないよう死守するということ。
床にモノが落ちてなければ棚の上のモノはどんなに汚れてても床が見えてキレイであれば、部屋はスッキリしたイメージで受けとれるんです。

② ダイニングテーブルの上
もしあと、ひとつ可能であればダイニングテーブルの上も寝る前にモノをスッキリ片づけたらひとまず、イライラは減りました。

ご家族の方もこの2つだけなら協力しやすいかな、と。ルール化して、うちは成功しました。
・床にモノを置かない。もし落ちてたらみんなで拾おうね。
・ダイニングテーブルを使い終わったら、自分のモノはすぐ持っていこうね。

忙しい方はぜひ、この2ヵ所だけでも毎日心がけてみてくださいね!

新年らしく、ココもやっておきたい!机の上

新年、気持ちよいスタートを切るために机の上も片づけしておきたい場所ですよね。
しかも「机の上は頭の中。机が荒れてたら頭の中も混乱してる」ってよく言われてますよね。
まさに!仕事の集中力や生産性にも影響してくる。
しかし、「気が散ってはかどらなーい!」「なぜか集中できない」って、やはり仕事空間、机の周囲の「環境」にも原因が潜んでるんです。

集中できない環境の大きな原因は、

①周囲に気が散るモノが多い
②机の上に余計なものがあふれている
の2つ。

あなたの机はどうでしょうか?

「周囲に気が散るモノが多い」
集中したいときは「気を散らせるモノ」を排除することが大切。
その中で視覚は大きな割合を占めていて、机の上に余計なものがあふれていると、気が散るだけでなく「あの書類、どこにいったかな?」と探し物をする余計な時間を作り、集中力が切れてしまいがちです。

机も同じようにモノの置き場所を決めましょう。
オフィスなら机の下も有効活用しちゃいましょう!

いかがでしたでしょうか?

やはり片づいた空間は、自分にとっても人生にとっても良いコトだらけです。
そして、「片づけ」には、いろんな人の心理が隠れてます。
そんなことを楽しく理解しながら、少しづつでもおうち空間を快適にしていってくださいね♪

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