【O-1グランプリ2022 舞台裏レポート】ともに進もう！新春お笑い舞台！

「ともに進もう！沖縄新春お笑い舞台」をテーマに、完全視聴者投票で沖縄イチ面白い芸人を決める「０-1グランプリ2022」。
今大会は本戦常連組、新たな実力派の登場、そして、勢いのある若手と、優勝予想困難な展開に！

＜出場組＞※抽選順
オリオンリーグ/プロパン７/すっとこどっこい/ゴリラコーポレーション/初恋クロマニヨン/ありんくりん/あきら本店/キンピラゴボウ/太陽君とそよ風ちゃん

新型コロナウイルスの影響で初の無観客開催となった大会は「ありんくりん」が16代目の王者に輝いた！！異例づくしの大会の舞台裏をリポート！

注）『O-1グランプリ』沖縄テレビで毎年1月2日に生放送している、沖縄のお笑い芸人ナンバー1を決定するお笑いコンテスト番組。2022年で16回目の開催となり沖縄のお正月の風物詩となっている。

ー緊張感に包まれた沖縄テレビ

生放送6時間前のAM7:00。
照明や美術のセッティングで慌ただしいスタジオにO-1グランプリに出演する9組のお笑い芸人がやってきた。大会を盛り上げ、新年から笑顔を届ける出場者たちだが、この時ばかりは笑っているものは誰1人としていない。

なぜかというと、テレビ放送の出演順を決める「抽選会」が行われるからだ。
かの有名なお笑いショーレースをご覧の方はおわかりだろうが、会場があたたまっていない中で、一番手は圧倒的に不利。メジャーなお笑いショーレースで一番手がタイトルを獲ったことはなかったのではないか？

▼今年のO-1グランプリで一番くじを引いたのはオリオンリーグ。

ボケ担当の剛くん（写真左側）は、「東京や沖縄の劇場でも一番目の出演は多い。早く終わらせたい方なので、気にならない」
ツッコみ担当の玉代勢は（写真右側）は、「一番目は引きたくなかった。O-1グランプリ初出場の『洗礼』かと思い頑張る」
「（無観客については）お客さんの笑い声で漫才のリズムに乗っていく方だが、テレビの向こう側のお客さんの笑いを感じながら、漫才したい」と意気込む。

ファーストラウンドネタ順はご覧の通りだ。
［Aブロック］
　　オリオンリーグ/プロパン７/すっとこどっこい
［Bブロック］
　　ゴリラコーポレーション/初恋クロマニヨン/ありんくりん
［Cブロック］
　　あきら本店/キンピラゴボウ/太陽君とそよ風ちゃん

ーこだまする芸人の声

AM8:00、沖縄テレビの非常階段やエレベーターホールなど、至る場所でネタ合わせが始まる。
メジャーなお笑い番組などでよく見る、壁に向かって芸人がネタ合わせをするあのシーンだ。
O-1グランプリにむけて、話芸を磨いてきたファイナリストたちの声を聴きながら、我々テレビスタッフも改めて気を引き締める。

ー番組MCの思い

大舞台のMCを務めるのはテレビやラジオでおなじみの「ひーぷー」こと真栄平仁。

O-1グランプリのMCとして心がけは、芸人がネタをしやすいよう場の空気を暖めること。
普段、賞レースでは芸人以上に客席も緊張するので、笑いやすい空気が生まれるよう、客席をいじったり、場の雰囲気作りを心がけている。
今回はスタジオ無観客なので、どの芸人もやりづらい環境。
MCの自分たちが一番笑って、ファイナリストが100％の力を発揮できるよう応援したいと、静かに意気込む。

初見で自然に笑いたいと、あえてリハーサルのネタを見ない姿勢に素直に感動する。

CHIYODAロゴ
衣装協力:千代田ブライダルハウス

ー重鎮がコスプレで盛り上げる新春

第１回目から審査員を務めてきた、沖縄のお笑い界の大御所、「ゆうりきや～」。

毎年生放送は「何者か」に扮し、プロデューサーを冷や冷やさせている。
「なぜ変装するのか？」との問いに対し、城間祐司は「芸人のネタ一つ一つに審査に影響するようなコメントはできないから、毎年何かに扮して視聴者とMCを楽しませたいと考えている。」
山田力也は「芸人にとって無観客は、間の取り方など難しいところだが、１人の視聴者として、お正月から「お笑い」を楽しめる、晴れの舞台を楽しみたい。」とファイナリストたちにエールを送る。