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沖縄の豊かな自然をみんなで一緒に守っていく HY SKY Fes 2024【HeartY Clean活動】レポート
「世界一クリーンなフェス」を掲げる【HY SKY Fes】は、沖縄の豊かな自然を守るためにゴミをなくすための<HeartY Clean活動>を実施している。
今回も基本的に来場者に持ち帰り専用のゴミ袋を配布し、ゴミの持ち帰りを呼びかけ、さらにフェスの開催中と終演翌日に希望者と一緒にHYメンバーも一緒にゴミ拾い活動も行うなど、徹底した取り組みを展開している。
HeartY Clean活動の一環としてSKY Fes初日の3月23日朝に行われたゴミ拾いには、事前申し込みで集まった来場者の<HeartY Crew>とともに、HYの新里英之さん(Vo&Gt)と名嘉俊さん(Dr)が参加して本番前の場内で清掃活動を行った。
キャンプサイト付近に集合した参加者たちは、企画趣旨やイラストレーターのMs. Little Chicoさんによる可愛らしいデザインのゴミ袋についての説明を受け、新里さんと名嘉さんから手袋とゴミ袋を受け取って活動をスタート。
ゆったりとした空気が流れる朝のキャンプサイトでは、近くにあるワークショップを行うピザ窯から薪を炊く煙が立ち上っており、元気に遊んでいる子どもたち、そして朝ごはんを作る親子の姿も見られた。
参加者と一緒に歩いて談笑しながら、名嘉さんは「昨日まで風が強かったから、飛んできてしまったゴミもあるはず」と、歩道や草地を見回しながら細かいものから大きなものまで、積極的にゴミのピックアップを進めていく。
新里さんはキャンプをしている家族連れに「おはよー」と手を振りながら爽やかに挨拶。「前回もそうだったけど、あんまりゴミが落ちてないんだよね。素晴らしいことですね」とコメントしつつ、付近のゴミを注意深く探していた。
新里さんの言葉通り、場内を軽く見渡した限りでは目立ったゴミはあまり見当たらず、朝の空気も相まってとても気持ちの良い光景が広がっている。
SKY Fesのコンセプトに込められたメンバーたちの思いが、HYファンをはじめとした来場者に着実に伝わり、それが回を重ねるごとに継続されていることの証を見たような気がした。
新里さんは、清掃しながらも学生ドキュメンタリー制作チームの撮影とインタビューも受けたり、ワークショップのコーナーにも立ち寄って薪割りや落ち葉遊びを楽しむ子どもたちと絡んだりで、朝からフル稼働。
落ち葉遊びのコーナーでは、ドキュメンタリーチームの学生にふかふかの落ち葉のクッションに飛び込むように促し、ひと盛り上がりする場面もあった。
一見あまりゴミが無いように見えても、人手をかければある程度集まる。ただし量自体は少ない上に、このフェスよりも前から落ちていたゴミもかなり混じっているような印象だった。この後も、1日2回のルーティンでゴミ拾いを行い、フェス最終日の翌日(3月25日)にもHeartY Crewとともにクリーン活動に尽力した。
また、会場には複数箇所にゴミステーションも設置されており、来場者がきちんと分別してゴミを捨てている様子も“通常運転”という空気が醸成されていた。
前回のSKY FESから引き続き「来た時よりも美しく」を実践した上で、それを超えて「SKY Fesをやれば、会場が綺麗になる」という状況になりつつある。“世界一クリーンなフェス”のためのHYメンバーの思いは、着々と現実を動かしている。
HY SKY Fes 2024 沖縄県内で地上波放送!
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