ごろごろ肉で旨味たっぷりの肉あんがたまらない！配合にこだわったジューシーなギョーザ「餃餃子」（糸満市）

アゲアゲめし、今回のテーマは「餃子」。紹介するのは糸満市西崎にある「餃餃子」。中国人のご家族で営んでいて、店内にはカウンターとお座敷が。こちらではギョーザと中国料理が楽しめる。

県産豚肉の割合にも工夫「豚肉ネギ水餃子」

豚肉ネギ水餃子（8個　700円・税込）

うまい。最高。おいしい！

好吃（ハオチー）です、好吃

好吃(笑)

中のあん、おいしいな。これなんのお肉ですか？

沖縄の豚肉です

あら！

県産豚肉だ

水餃子の食感は、ツルンでもちもち。そしてかむと肉汁があふれてくる。県産豚肉を使っている、赤身8に脂身2の割合でミンチにしている。この脂身が肉汁を作り出し、口の中に旨味と甘みをつくりだす。

ちなみに豚肉以外に、お野菜とかそういったもの入ってたりしますか？

長ネギとショウガも入ってます

あ、ショウガも少し入ってるんですね。なるほどね

おいしい

お肉のほかには、ネギとショウガ。あっさりとした味わいで、ショウガの風味がいい仕事をしている。そして、皮もうまい。

皮は自分で手作りの生地を作ってます

手作り！うわ！

皮はお母さんの手作り。寝かせた生地を切り分け、一つ一つ棒で伸ばしていく熟練の技。これを煮ると、もっちりとした食感に。小麦の風味も生きている。

包み方を変えてパリパリに「豚肉キャベツ焼き餃子」

豚肉キャベツ焼き餃子（8個　600円・税込）

うん、おいしい！

“とよ好吃（ハオチー）”です、これは

あははは(笑)

最高だね

やっぱ肉がね、本当にごろっとしてる感じがいいのと

県産豚肉の甘みって強いんだね、とっても

そうですね。違いますね、沖縄の肉は

こちらの肉あんは、県産豚肉にキャベツ、そしてニラを少々。豚肉には脂身も入れているので肉汁に甘みと旨味が。そして焼いているのでカリッとした食感が食欲をそそる。

水餃子とまた包み方変わってますね

変わってます

これはあえて変えてるんですか？

そうです、焼き餃子の皮は薄く作ってパリパリにします

焼き餃子の皮は少し薄めに作っていて、焼き面が大きくなるように包んでいる。だから、カリッとした食感が楽しめる。これには、タレに入っているラー油がよく合う

ラー油は手作り。ちょっとピリ辛で、甘さのあるギョーザによく合う。この二つのギョーザも、ぜひ一緒に注文して食べ比べてほしい。

手作りチャーシューがうまい「叉焼ガーリック炒飯」

叉焼ガーリック炒飯（850円・税込）

中華鍋に溶き卵を流し込み、軽く混ぜたところで、チャーシューやニンニク、ニンジン、タマネギを入れる。調味料で味を調えたらごはんを投入。ごはんを潰しながらあおり、最後にネギを入れたら完成。

あー！うめえ！

うん！めっちゃおいしい！

チャーハン自体パラパラで、かむとねチャーシューのごろっとした感じ

味がすごい。どんなしたらこんなにパラパラに作れるんですか？

ごはんの方はかために炊いてますので

あーなるほどね！

とにかくごはんがパラパラ。お皿に盛り付けるときも、ドーム状にできないぐらい。チャーハン用にかためのごはんを炊いていて、それを強火であおるから、ひと粒ひと粒がパラパラに。この食感は驚き。

このチャーシューはこちらで作ってるものですか？

はい、そうです。だいたい2時間ぐらい煮込んでまして

味付けっていうのはどういうふうな味付けしてるんですか？

しょうゆ味がベースで中国の香辛料も入ってます

何が入ってるんだろう？

八角とか入ってるはずね

八角は入ってないですね

入ってないって(笑)

あはは(笑)残念！

チャーシューは手作り。このチャーシューから味が染み出てくるので、チャーハン自体の味付けはシンプルに。チャーシューを炒めるので、香ばしさも出てきて、香りもいい。今回は別々に出したけど、ギョーザとチャーハンはぜひセットで注文してほしい。