コラム,暮らし
子育て中のママ・パパ必見!家事で子どもが賢くなる!?進んではじめるお手伝いのコツ
OKITIVE 読者のみなさん、 こんにちは!
~幸せのカギはお部屋しだい!~
住まいコンサルタントのまえうみさきこです。毎回「お部屋の上手な使い方」をお伝えしてます♪
目次
前回公開した「子育て中のママ必見!子供が賢く育つ家ってどんな家?考える力がつく住まいのあり方」に引き続き、「家の中で子どもにとって良い環境づくり」、「賢い子どもが育つ家ってどんな家?」についてお伝えしていきます。
わたしが考える子どもにとって良い環境とは、子どもが一緒に「家事をする環境である。」です。
掃除、洗濯、料理などなど、手伝ってくれると助かるのはもちろんですが、実は、家事って「賢くなる秘訣」がたくさん散りばめられているんです♪
例えば、作業をラクにするにはどうしたら良いか?効率化や時短するにはどうしたら良いか?など、将来に活かせるような論理的な思考が、毎日自然に身に着くんです。
そこで今回は、「子どもが賢くなる」家事の取り組み方や、子どもが始めやすい家事の方法をランキング形式でお伝えしちゃいます。それでは、第3位からスタート!
注)あくまでもわたし視点です♪
賢くなる家事、第3位は…
「洗濯」です!
洗濯は、洗う・干す・畳むといった工程が多い家事のひとつ。
なぜ洗濯が、賢くなるのか?というと、以下のことを考えるからなんです。
①洗う、干す、畳むまでの、多くの工程の段取りを覚える。
②衣類の種類によって変わる洗い方・洗剤の選び方・干し方を覚える、工夫する。
③ラクな干し方、収納の仕方など、効率良く時短できる工夫を考える。
例えばラクな干し方として、タオルだけ洗う、白色の衣類だけ洗う、など種類ごとに洗ったり、干すときにしわを丁寧に伸ばしながら干すとアイロンがけがいらなくなったり、畳むときに手を動かすのも、頭の体操になります。
子どもが始めやすい洗濯とは?
まずは、洗いやすいタオルや自分の衣類だけをやってもらうと始めやすいです。
賢くなる家事、第2位は…
「片づけ・整理整頓」です!
部屋のごちゃつきは頭の中を表している、というように片づけができる子は、頭の中も整理されている子が多いと感じます。
整理整頓ができる人は、スケジュール管理もうまく、将来仕事でも活かされるスキルになるでしょう。
いる物・いらない物と、選択していくことは、「自分で将来を選択し、決断する」力を身に着けます。
また、「選択・厳選する力」は、ムダ買いもなくなり、お金が貯まりやすくなったりと良いことづくし。物がきちんと整頓されていると、料理、洗濯、掃除などの家事も作業がすごくラクになるんです。
子どもが始めやすい片づけとは?
とてもシンプルな作業から始めると、やりやすくなります。
例えば、「モノの置き場所を決めて、使ったら元に戻す。」でもOKです。
その場合、子ども本人だけの物を収納する場所を用意します。文具や本なども、できる限り両親や他の兄弟の持ち物と混ぜないようにしてください。
下のイラストは、わたしが実際にてがけた事例です。ダイニング空間の壁に勉強道具を収める収納棚を作ったのですが、その際、兄弟3人、各個人ごとに収納空間を分けました。こうすることで、自分の物を自分で責任を持って管理し始めます。そうすることで責任感が自然に養えます。
また、持ち物の数は、本人が何をもっているか記憶できる数を管理することがおススメです。
実際、大人に対しても「家にある物すべてを記憶できていることが、理想の収納です。」とお伝えしています。
ペン、はさみ、ノート、本、玩具、洋服、など成長するにつれて所有するものはどんどん増えていくでしょう。小さい頃から、毎日片づけの思考を養うことは、後々の人生を大きく変えます。
よく親御さんから、「なかなか、子どもが使った物を元に戻さないんです」と相談を受けます。
その場合は、こうアドバイスしています。
「元に戻しやすい場所はどこか、お子さんに直接聞いてみましょう」
親が置き場所を決めるのではなく、子どもが置きやすい場所を聞くことで、自分の言ったことに責任を持ち始めます。
賢くなる家事、第1位は…
ずばり「料理」です!
料理って最強の家事だと思うんです!料理が完成するまでの各工程ですごく頭を鍛えられるんです。例えば…
①冷蔵庫にあるもので献立を組み立てる力
②レシピを覚える記憶力
③洗う→切る→炒めるの手順を覚える。また、作業を短くラクにするための試行錯誤。
④調味料の分量を計算する。
⑤家族の人数分の分量を計算すること。
賢くなるだけでなく、節約できる!自分の健康にも良い!などメリットだらけですよね♪
今は子ども専用の包丁もあるので、できるだけ早い時期に取り組むほど頭が鍛えられます。
私の子どもにも幼稚園時代からお手伝いとして料理をさせていました。子ども料理イベントに参加させたりもしました。
息子は、現在小学5年生ですが、お腹がすいたら冷蔵庫にあるもので自分のご飯を作るようになってきました。
今はインターネットで、あらゆるレシピが動画付きで簡単に見れます。子どもでも動画を見ながら作れます。まだ火を使うのが心配な方は、炊飯器レシピや電子レンジレシピを覚えさせるのも良いのではないでしょうか。
料理のお手伝いを実践するためには、キッチンを使いやすいように整頓しておく必要があります。
「使いやすい」というのはどういうことか?それは、「使う場所に使う物が収納されている」ということ。
例えば、野菜を洗うボウルはシンクの下に収納する、コンロで使うフライパンはコンロの下に収納する、などです。
このように整頓しておくことで、作業がものすごくスムーズに進み、片づけやすくなります。
また、冷蔵庫は、財布の次に「お金の通り道」と言われる場所。やりくり上手や物を管理する力も身に着きます。
いかがでしたでしょうか?毎日している家事に、こんなにたくさんの賢くなる要素があるって、すごいですよね! 家事は必ず将来の生きる思考を創ります。
とは言っても、それが楽しくないと続かないです。楽しくないと工夫する意欲もないので、思考が鍛えられないかもしれません。
まずは子どもが楽しく家事ができるような環境を作ってあげましょう。
例えば、最初に誰が畳み終えるかゲーム感覚にしたりするのもおススメです。
最初は、ハラハラ・イライラする場面もあると思います。お父さん、お母さん、ここが勝負どころ、忍耐です(笑)。失敗しても叱らず、できたことを褒めてくださいね♪
あわせて読みたい記事