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「沖縄の離島」久米島の水中ゴミ拾い。ゴミ拾いダイビングのインストラクター東 真七水
こんにちは! 「水中ゴミ拾い専門店Dr.blue」でゴミ拾いダイビングのインストラクターをしている東真七水(アズママナミ)です。
私は「スキューバダイビング」と「ゴミ拾い」を掛け合わせ、海の底に沈んだゴミをスキューバダイビングをしながら楽しく回収するという「水中ゴミ拾い」を新しいマリンアクティビティとして広める活動をしています!
今月は、先日ゲスト様たちと訪れた、久米島での水中ゴミ拾い活動について書かせていただきます。
「沖縄の離島」と聞くと、非常に美しい景色をイメージしますよね!
実際に久米島の海に潜ってみると、こんな景色が広がっています!
「キャニオン」というポイントです。
先月私が訪れた時の写真ですが、透明度30mオーバーで思わずうっとり。
キャニオンは、根と根が谷を作っており、その道を進んでいくとダイナミックな洞窟へと導かれます。
洞窟の入り口はもちろん、中から出口に至るまで、まるで海の神殿のような雰囲気を醸し出しており、なかなか神秘的なファンポイントです。
ですが、よく見てみると…
洞窟の中で氷柱のようにぶら下がっている魚網をたくさん発見!
プラスチック製のブイもいくつか発見!
あと、こんなゴミも!
大きな魚網が岩にかぶさってました!
無数にある網目が複雑に絡まっていて、取り除くことにかなりの時間がかかるのでダイバーが集まって協力しながら回収していきます。
4人がかりで2〜3分を要しましたが、綺麗に回収できました。
魚網は生き物のヒレや足に絡まることが多く、命を奪うリスクを大いに秘めているので、回収難易度が高いものの優先度がかなり高いゴミと思っています!
このように、魚網だけでゴミ袋がパンパンになるほどの大物でした。
この日の回収量は6.07kgとかなりの量で、地形のファンポイントにも関わらず、意外な結果でした。
また別日、現地のガイドさんに、「アカ下」というポイントでもゴミを見かけたと教えてもらい、行ってみました。
アカ下はパラオハマ珊瑚の群生が見られたり、まるできのこのような、あるいは盆栽のような形のフカアナハマサンゴが面白い、ファンダイビングのポイントです。
美しい砂地のど真ん中にいきなり登場し、異彩を放っていてとても存在感があります。
でも、その周辺の根と根の細かい隙間をよく見てみると…
ペットボトルが出てきたり、プラスチック製のブイが出てきたり!
キャニオン同様、アカ下もファンダイビングポイントなのに隠れていたゴミがゴロゴロと出てきたのは意外です。
この日は1ダイブで6.76kgも回収しました!
ファンダイビングで知られる美しいポイントであっても、どこかにゴミがあるかもしれないという目で探してみると、意外と見つかる場合があります。
今回改めて、一見綺麗に見えていても岩と岩の隙間や洞窟の影、砂中にゴミが潜んでいる可能性があることを実感しました!
発見難易度が高いからこそ、探しがいがありますし、ゴミを見つけた時は思わず「ラッキー!」と思ってしまいます♪
まるでお宝探しのような感覚です♪
みなさんもファンダイビングで潜る時、
よかったらちょっと気にして見てみてくださいね^^
9、10月の「水中ゴミ拾い」の成果
9月に沖縄の海から回収した水中ゴミ:8.45kg
10月に沖縄の海から回収した水中ゴミ:18.74kg
また、レアゴミMVPは…
ポイント:沖縄本島 砂辺No.2 2024/10/13
カードでした!
調べてみても何のカードかはわからなかったのですが、おそらくどなたかの落とし物です…!
私はこういったゴミを、意図的にポイ捨てされたのではなく…
「うっかり落としちゃった海ゴミ=うっかりゴミ」と呼んでいます!
「うっかりゴミ」特集の記事も過去に書いているので、よかったら読んでくださいね♪
https://www.otv.co.jp/okitive/article/50957/
Dr.blueでは、土、日、祝日を中心に水中ゴミ拾いツアーを開催中!
皆様のご参加、心よりお待ちしております。
※水中ゴミ拾いダイビングのご参加にはスキューバダイビングのライセンスが必要です。
今月も最後までお読み頂きありがとうございました。
次回の連載は、12月の予定です!
また来月もよろしくお願いします^^
#久米島ダイビング
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