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戦後80年経て判明した学徒の犠牲。見つかった校章と学徒隊の真実
目次:
・80年前の校章
・55年前の映像に手がかり
・判明した学徒の犠牲
・学徒の記憶残すため
・動画で見る
55年前の映像に手がかり
20年以上にわたり沖縄戦の戦没者の遺骨収集を続ける浜田哲二さんと律子さんは、3年前に沖縄県立第一中学校の校章をガマから掘り出して同窓会へ返還した。
故・石川榮喜さん(2022年3月当時)
「帽子の校章です。おっしゃるとおり、間違いありません。私もつけていました。亡くなった人たちのことが目に浮かびます」

では発見された校章はどこの学校のものなのか。手がかりは沖縄テレビのライブラリーに残されていた。
1970年、沖縄戦で廃校となった私立・開南中学校の卒業式が25年ぶりに開かれた際の映像には、男性が受け取った卒業証書に、ガマで見つかった校章とよく似た模様が記されていた。

沖縄県立歴史博物館関係者
「こちらが開南中学校の同窓会誌ですね」
遺骨収集ボランティア 浜田哲二さん
「完全に一致だね」

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