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沖縄の高校野球が熱い!【高校野球・夏季沖縄大会展望】センバツ決勝進出の2チームを苦しめた「沖縄尚学&エナジック」が軸。直接対決を分析すると…
課題だった「集中打」で優勝校に肉薄 沖縄尚学

本題に入る前に、センバツの結果を振り返りたい。
秋季九州大会の王者として挑んだ沖縄尚学は初戦で青森山田に6ー3で勝利し、2回戦で昨秋の明治神宮大会を制した横浜と対戦した。
先発の新垣有絃が初回で先頭打者を死球で出塁させると、走者を溜めて後続に3点本塁打を浴びた。二回からは初戦で完投した最速150㌔の2年生左腕エース・末吉良丞が継投したが、三回表に2点を追加された。
それでも三回裏の攻撃で4番・比嘉大登、5番・阿波根裕、7番・宜野座恵夢が立て続けに適時打を放って一挙4点を返した。その後、再び4点差まで引き離されたものの、比嘉の適時打や8番・山川大雅のスクイズなどで1点差まで猛追。あと一歩届かずに7ー8で敗れはしたが、「集中打の少なさ」という大会前までの課題を克服し、接戦を演じた。
決勝までに行った5試合の平均得点が6.6点という高い攻撃力を誇った横浜にとって、最少点差での辛勝は沖尚戦のみ。7失点は5試合を通して最多だったことからも、沖尚の底力が垣間見えた試合だった。
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