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沖縄移住は憧れの北谷町!“観光地のなかで暮らす” 移住生活10年間のリアル

神奈川県の海と山に囲まれた横須賀出身。小さな頃から野生児と呼ばれ、夏と海が大好き。アメリカ留学から帰国しその半年後に勢いで沖縄に移住し、あれよあれよと時が過ぎ沖縄移住暦は10年を迎えました。
移住してから大半の時間をひとりで過ごしてきましたが、3年前に同郷出身のないちゃ〜(沖縄県以外の出身者)と出会いスピード婚からの出産を経て、今では家族3人で穏やかに過ごしています。
そんな沖縄移住10年目のわたしが長年の独身生活で見てきた目線&現在子育て新米ママ目線での「北谷町」について実際に住んでみてどうか?を解説していきたいと思います。沖縄に移住を検討している方の参考になればうれしいです。
目次:沖縄移住は憧れの北谷町!“観光地のなかで暮らす” 移住生活10年間のリアル
・北谷町を選んだ理由と沖縄移住までの流れ
・沖縄移住して非日常が日常に変わっていった
・沖縄住宅事情:憧れの北谷に住むために工夫したこと
・移動と交通:車なしは生活できない?!北谷で便利な公共交通機関
・沖縄暮らしの中で感じた「便利」と「不便」
・移住後何年も経てやっと気付いた沖縄の魚の魅力
・沖縄移住して出産し北谷町の子育て環境
・沖縄移住して衝撃を受けるお仕事の話
・沖縄移住して北谷町に住んで…
別記事:【本島南部】沖縄移住して那覇に住んでみた。4年間のリアルな感想を忖度なしでぶっちゃけます。
別記事:【本島北部】沖縄移住して11年、名護市に住んでみたら、住みやす過ぎて不便がなくなった
北谷町を選んだ理由と沖縄移住までの流れ

沖縄北谷町に移住したのは今から約10年前の23歳のとき。幼い頃から海が大好きだった私は大学時代にダイビングライセンスを取得し、いつか海の近くで暮らしたいと夢を見ていました。そんな中、家族旅行で訪れた久米島の海の美しさに衝撃を受け「これだ!!!」と本能的に感じ取ったのが移住のきっかけでした。
ただ、初めから離島に移住する勇気はなく、とりあえず沖縄本島で探してみようと決意。イメージ的にはカルフォルニアのような場所に住んでみたいなと思っていたところ「海が近くて、ダイビングスポットで、アメリカンな雰囲気で、更に生活するにも便利そうな地域があるぞ!」と見つけたのが北谷町でした。まさに私の思い描いていた憧れの場所そのものでした。
そこから複数のアルバイトを掛け持ちし、沖縄移住の資金を貯める日々、、、そして約半年後に寮付きのダイビングショップで見習いとして沖縄の北谷町に移住してきました。スーツケース2つ持って、所持金60万円、車もなし。そんな沖縄移住のスタートでした(笑)
北谷町のリアルな日常風景と見え方の変化

北谷町ってどんな場所?
観光地として有名な北谷町。那覇空港から車で約40分、アメリカンビレッジやアラハビーチといった観光スポットが多く、賑やかな印象を持たれることが多いエリアです。
人口は約2万9千人で、沖縄本島の中部、西海岸に位置しています。米軍基地が町の面積の約50%を占めており県内でも3番目に基地占有率が高い地域です。
エリアに別々の顔があるから北谷は何処に行っても面白い
北谷はそこまで大きな町ではありませんが、住んでみて地域ごとに雰囲気が大きく異なっていることに気が付きました。有名どころのアメリカンビレッジのある美浜は、観光客に人気があって一年中賑わっています。最近はアジア系の観光客が多い印象ですが、日本人観光客や県内在住の若者も集まる場所です。
移住当時住んでいた砂辺エリアでは米軍基地で働く外国人の方が多く住んでおり、常に英語が飛び交っていました。特に週末になるとバー周辺はかなり賑わっており、まるで海外のような雰囲気。
そして、現在住んでいる沖縄市寄りのエリアは、沖縄らしい昔ながらの町並みや沖縄の方言が飛び交うような場所です。おじ〜おば〜が切り盛りする古い居酒屋、地元の鮮魚店、沖縄でおなじみのケーキ屋さんがあったりと、地元感があふれる地域です。周辺では観光客の姿はめったに見かけません。
それぞれの地域でいろいろな顔がある北谷町ですが、実際に長年住んでみて、心情にも変化がありました。

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