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長嶺 真輝

長嶺 真輝

「神の右手」あの5.3秒に起きたコト…琉球ゴールデンキングス・松脇圭志に30分をかけて聞いてみた

「神の右手」あの5.3秒に起きたコト…琉球ゴールデンキングス・松脇圭志に30分をかけて聞いてみた
「神の右手」を広げる松脇圭志。近くで見ると大きくて分厚い(長嶺真輝撮影)

浜松アリーナを包む緊張感は、今にもはち切れそうだった。

2025年5月18日、Bリーグチャンピオンシップ(CS)準決勝第2戦。三遠ネオフェニックスを相手に初戦を落とした琉球ゴールデンキングスは、負ければシーズンが終わるという崖っぷちに立たされていた。第4クオーター(Q)の最終盤、77-79で三遠リード。残り5.3秒ーー。

逆転を狙ったヴィック・ローの3ポイントシュートが外れる。宙を舞ったボールはフリースローライン付近へ。右手一つで受け止めた松脇圭志がそのままシュートを放つと、終了ブザーと同時にゴールに吸い込まれた。

会場に深いため息と大歓声を巻き起こした奇跡の同点弾は、のちにファンやメディアから「神の右手」と称されることになる。

三遠とのシリーズを制し、史上最長となる4季連続のファイナル進出を果たしたキングスにとって、天皇杯初優勝と並ぶ昨シーズン最大のハイライトだ。Bリーグ史に残る名場面の一つになったと言っても過言ではないだろう。

“あの5.3秒”で、何が起きていたのか。チームはどう動き、松脇の視界には何が映っていたのか。シュートの成功自体は「偶然」と言ってしまえばそれまでだが、何か決められた要因があったのではないかーー。

約30分のインタビューで、松脇本人に振り返ってもらった。

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