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20歳ルーキー・崎濱秀斗が琉球ゴールデンキングスにもたらす「勝ち気と勢い」…“非常事態”でのEASL初勝利に貢献
崎濱「トークを仕掛けられたら、トークをし返す」
会見には指揮官と並んで崎濱も出席した。「試合前からタフなゲームになることは分かっていた上で、一人ひとりが自分のやるべきことを明確にし、それを試合を通してできたと思っています」とチーム全体の遂行力の高さを勝因に挙げた。
崎濱の存在感が最も際立ったのは、第3クオーターの中盤だ。
2点ビハインドの残り5分13秒でコートに入ると、ボルツのスター選手であるクリス・ニューサムに高い位置から激しいプレッシャーを仕掛ける。その後に24秒オーバータイムぎりぎりで3ポイントシュートをねじ込み、続くオフェンスでもバックコートから一人でディフェンスを振り切ってレイアップシュートを決め、勢いを生んだ。
試合中にはニューサムからトラッシュトークを仕掛けられる場面もあったが、高い英語力を生かして物怖じせずに会話をしていた。「トークされたので、トークし返しました。英語で言われたら、言い返すタイプなので」と笑みを浮かべ、優しい口調の中に勝ち気を含ませた。
そのコメントを隣の席で聞いていた桶谷HCは「素晴らしいと思います。そこでシュンってなるんじゃなくて、『いやいやふざけんなよ』って力を発揮できる選手というのはビッグタイムプレーヤーだと思います」と言い、頼もしく感じた様子だった。
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