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「満足いくゲームは1試合もない」「必ず殻を破れる」キングス躍進の鍵を握る崎濱秀斗…“苦悩と成長”を糧に覚醒できるか
ディフェンスで好感触も…オフェンスは「やり切れない」
「一人ひとりが成長できた序盤戦でしたし、自分も徐々にプレータイムを増やすことができました。ただ、まだ結果を残せていないので、自分の課題と向き合って少しでもチームに貢献できるようにしていきたいです」。崎濱は前半戦をこう振り返る。
ディフェンスでは持ち味である高い位置からのプレッシャー、体を当てて止める強度に手応えを感じている。ただ「最後の我慢」が効かず、ファウルになる場面がまだ多いという。
「自分が激しいディフェンスをしている時にうまく手を絡ませてきたりするので、そこで踏ん張れずにファウルをしてしまう。そこを修正すればもっといいディフェンスができると思います」と改善の方向性は定まっている。
一方で、オフェンスでは「パスファーストになり過ぎて、シュートを打てる場面で打てていない」「昨シーズンと変わってない部分がある」と課題が真っ先に口を突く。全国制覇を達成した福岡第一高校時代は鋭いドライブに加え、ジャンプシュートも磨いた。しかし「躊躇してやり切れないところがある」と自己分析する。
その上で、「Bリーグに入ってから1試合も満足できるゲームはありません。正直、今は苦しいです。でも、どこかで必ず殻を破れると信じて、我慢しながら自分のできることをやっています」と等身大の思いを語る。
自らの可能性を信じ、必死にもがいているのだ。
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