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「満足いくゲームは1試合もない」「必ず殻を破れる」キングス躍進の鍵を握る崎濱秀斗…“苦悩と成長”を糧に覚醒できるか
躊躇の正体は「メンタル」…瀬川琉久の存在も刺激に
学生の頃は強気な姿勢でスコアを狙う印象が強かった。今、躊躇が生まれる要因は何か。本人はメンタル面は挙げる。
「高校時代や海外にいた時は『自分がやるぞ』『自分がシュートを打ち切る』というメンタルでプレーしていて結構うまくいっていました。今はそういうメンタルが無いというわけではありませんが、初めて大人のプロ選手たちとバスケをさせてもらってる中で、まだ考えることも少しだけあります」
チーム内での序列、相手との駆け引き、強烈なフィジカルやスピードへの対応…。学生を続けていたら、まだ大学2年生。国内トップレベルの環境にすぐに適応し、自分らしさを発揮するのは容易ではない。それでも、武器であるドライブやジャンプシュートを念頭に、力強い言葉で自身を鼓舞する。
「自分がそれをやり出したら、絶対にチームにプラスになると思っています。『今までやってきたのに、なんでやれないんだ』『崎濱秀斗ってこんなもんか』って思ってる方もいると思います。またシーズンが再開するので、これから少しでも多く自分らしさを見せていけたらいいなと思っています」
刺激を受ける存在がいる。自身と同じく昨シーズン途中にプロ入りし、既に強豪の千葉ジェッツで主力ガードの一人を担う瀬川琉久だ。現在19歳で、学年は一つ下になる。11月にあった日本代表のA代表合宿にも招集された。
「自分は考えることがまだ少しありますが、瀬川選手はそういうことも関係無しにやっている。だから活躍できてるのだと思います。後輩ですけど、それは見習わないといけないと感じます」と闘志に火をつける。
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