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反抗期・受験期の子どもがいる親必見!成長期のすれ違いは、子ども部屋から始まる!?【住まいコンサルタントまえうみさきこ】
OKITIVE 読者のみなさん、 こんにちは!
~幸せのカギはお部屋しだい!~住まい心理コンサルタントのまえうみさきこです。
毎回「お部屋の上手な使い方」をお伝えしてます♪
目次
子どもの成長期、部屋を放置すると何が起きる?
受験、進級、反抗期。
この言葉が並ぶだけで、ちょっとドキッとしますよね。
子どもは元気そうに見えるけれど、どこか落ち着かない。イライラしていたり、急に無口になったり。
そんなとき、親はついこう思います。
「成長だから仕方ない」
「そのうち落ち着くはず」
もちろん、それも一理あります。
でも、「住まい」の視点から見ると、ひとつ見落とされがちなポイントがあります。
それが、「子ども部屋が“前のまま”になっていること。」なんです。
★机の周りは、もう遊ばないおもちゃたちでそのまま。机もサイズが合っていない。壁には幼い頃の名残。
子どもの中身は変わっているのに、部屋はそのまま。
受験や進級の時期。子どもは見えないところで、かなりの変化を経験しています。
・求められることが増える
・失敗や比較を意識し始める
・自分の立ち位置を考え出す
心理的には、かなりの負荷がかかる時期です。でも、ふと部屋を見るとどうでしょう。
机の位置、使いにくい棚、幼い頃の名残。
空間だけが、数年前のままというケースは少なくありません。
このズレが、実はじわじわと影響してくるんです。
部屋は「安心」と「逃げ場」をつくる場所
心理学では、人は心理的な「安全基地」を持つことで、外部のストレスにうまく適応できるとされています。
この安心感こそが、レジリエンス(心の回復力)の土台になるからです。
つまり、人は「ここなら安心できる」という場所があることで、外のストレスに耐えられるということ。
子どもにとって、その役割を担うのが「自分の部屋」です。
言い換えれば、部屋は子どもの大切な「居場所」。
ところがその空間が、
・集中できない
・落ち着かない
・自分の居場所だと感じられない
状態だと、ストレスをうまく処理できなくなってしまいます。
その結果、
・部屋にこもるようになる
・逆に部屋に寄りつかなくなる
・家族との会話が減る
といった行動として表れてくるのです。
★一人一室づつ子供部屋をとれない場合は、棚などで仕切って、それぞれの空間を作ってあげよう。お互いの視線を遮ると空間に心理的境界線ができる。
反抗期が激しい…それ、部屋からのサインかもしれません
反抗期が始まると、つい「性格の問題」「年頃だから」と片づけがちです。
でも、空間心理的に見たら、自分をコントロールできる場所が足りていないというケースもある可能性も。
部屋が落ち着かないと、感情をクールダウンさせる場所がありません。結果、一番安心できるはずの家で、一番ぶつかってしまう。兄弟ゲンカも起きやすくなります。
これは親子ともにつらい状態です。
★その場合の対策も同様に、一人一室づつ子供部屋をとれない場合は、棚などで仕切ってそれぞれの空間を作ってあげよう。お互いの視線を遮ると空間に心理的境界線ができる。
受験期に「集中できない部屋」は、見えないブレーキ
受験期によくある相談に、「机には向かうけれど、集中できない」というものがあります。
このとき、「やる気が足りないのかも」と考えがちですが、実は環境が集中のブレーキになっていることも少なくありません。
たとえば、
・視界に気が散るものが多い
・机が勉強スペースとして整っていない
・座るだけで疲れる配置
こうした小さなストレスが積み重なると、集中力は簡単に削られてしまいます。
本人も理由が分からないためイライラしやすく、つい親に当たってしまう――これがよくある流れです。
部屋をそのままにしておくとどうなる?
いちばん怖いのは、「変化に気づくきっかけを失ってしまうこと」です。
部屋を見直すと、自然と
・今、何に困っているのか
・何が合わなくなっているのか
が見えてきます。
しかし、放置してしまうとサインに気づかないまま、
「最近どうしたの?」
「なんでそんな態度なの?」
と、言葉だけが先に出てしまいます。
これが、親子のすれ違いを深くしてしまうのです。
部屋は、子どもの“今”を映す鏡
子どもが変わるとき、部屋も変わるタイミングです。大がかりな模様替えは必要ありません。
たとえば、
・机の向きを変える
・座る場所を落ち着く位置にする
・「何もしないスペース」を残す
これだけでも、子どもは「自分のことを分かってもらえた」と感じやすくなります。
受験・進級・反抗期――
子どもの変わり目は、親にとっても戸惑う時期です。
だからこそ、言葉でぶつかる前に、「空間を整える」という選択肢を思い出してほしいと思います。
部屋を変えることは、子どもを変えることではありません。
子どもを支える準備をすることです。
変わり目のサインに気づける家でありたいですね♪
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