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「少し遅めにすれば…」残り7秒の逆転“急停止レイアップ”、EASLの笛に適応した佐土原遼の一歩目…キングス過去最高の3位
ダンッ——。
1点ビハインドで迎えた第4クオーターの最終局面。逆速攻から右サイドでボールを受けた佐土原遼が迷わずレイアップシュートに向かい、フロア全体に響くほどの重い着地音とともに一歩目の右足を力強く踏み出した。
素早い動きからの急停止とシュートフェイクで一瞬の時間差をつくり、相手のブロックをかわして冷静にシュートを沈める。残り7.2秒の土壇場で逆転に成功し、琉球ゴールデンキングスの勝利の立役者となった。
3月22日、マカオ。東アジアスーパーリーグ(EASL)のプレーオフ「ファイナルズ」に参戦したキングスは、同じBリーグ勢のアルバルク東京(A東京)と3位決定戦で対決。リードチェンジが21回に及ぶ激戦を77-76で制し、過去最高成績となる3位で大会を終えた。賞金は37万5000米ドル(約5700万円)。
勝負を締めくくった佐土原の技ありシュートは、「ユーロステップ」などドリブルを止めた後の足さばきで相手ディフェンスをかわす動きの一種。あの場面では一歩目でシュートフェイクを入れており、「ピノイステップ」とも呼ばれる。片足で急停止してより緩急を効かせる足さばきは近年、米NBAなどで急速に広まっている。
勝負どころで鮮やかに決めた背景には、佐々宜央アソシエイトヘッドコーチ(AHC)との積み重ねと、Bリーグとは異なる基準で行われるEASLのレフェリングに対する適応があった。
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