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まえうみ さきこ

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ママは「端っこの席」NG?ママの席で変わる家族関係【住まいコンサルタントまえうみさきこ】

OKITIVE 読者のみなさん、 こんにちは!
~幸せのカギはお部屋しだい!~建てる前の一級建築士~まえうみさきこです。
心理学を使って、毎回「お部屋の上手な使い方」をお伝えしてます♪

目次

その席、キッチンの一部になってない? ママが「特等席」に座るべき理由

突然ですが、皆さんに質問です。
「お家のダイニングテーブル、あなたの指定席はどこですか?」

30代・40代の子育てど真ん中のママたちに聞くと、圧倒的に多い答えがこちら。

「キッチンの入り口に一番近い、端っこの席」

「すぐ立ち上がれるように、背もたれのないイス」
「だっておかわりって言われるし」「調味料を取りに行くのに便利だから」。

そんな「効率」を優先した理由、よーくわかります。
でも、ちょっと待って!

実はその座り方、あなたの「自分らしさ」をこっそり削っている原因かもしれません。
今回は、たかが座る場所、されど人生を左右する「ママの席」の心理学についてお話しします。

1. その席、実は「サービスカウンター」かも?

キッチンのすぐ横の端っこ。そこはもはや「席」ではなく、機能的には「サービスカウンター」の延長になっている可能性が。
(※サービスカウンターとは、一般的にはショッピングセンターや公共施設などで利用者の問い合わせに対応する場所のことです。)

無意識にそこに座り続けていると、脳が「私は食事を楽しむメンバー」ではなく、「私は家族に食事を運ぶスタッフ」だと勘違いし始めちゃうんです。

「ママー、お箸忘れた!」「ママー、お水ちょーだい!」
と言われるたびに反射的に立ち上がる。これでは食事を味わうどころか、会話もブチブチ切れてしまいますよね。

キッチンに一番近い端っこに座ることは、実は、自分で自分に「私の優先順位は一番最後でいいよ」と言い聞かせているのと同じなんです。

2. 「ママ=動くボタン」だと思わせない

「私がガマンすればスムーズに回るし・・・」と思うかもしれません。
でも、それを見ているお子さんの心には、意外な影響が。

毎日、端っこでバタバタ動いて要求に応えるママの姿を見て育つと、子どもは無意識に「お母さんは、私たちの願いを叶える装置なんだ」と学習しちゃいます。

「お母さんも、ゆっくり座って美味しいものを食べる一人の人間なんだ」という当たり前のことが、座る場所ひとつで見えなくなってしまうのは、ちょっと悲しいですよね。

3. 沖縄の「カメーカメー」の罠

特に沖縄では、もてなしの精神がとっても旺盛!
親戚が集まれば女性はキッチンに立ちっぱなしで、「カメーカメー(食べなさい食べなさい)」と料理を運び続けるのが“当たり前”の光景でした。

わたしの祖母もずっと「カメ―、カメ―」と言っているか、次々と台所から料理を運び続け、休まずずっと立ちっぱなしだったのを記憶しています。ほんとパワフルでした。

今のママたちも、その空気をどこかで感じて「座ってゆっくりするのは手抜きかも」「動いてないと落ち着かない」なんて思っていませんか?
でも、今の住まいは昔の開放的な家とは違います。一人だけキッチンとの境界線に留まっていると、家族の輪から外れたような「寂しさ」を感じやすくなってしまうんです。

4. 今日から自分に「一番いい席」をプレゼントしよう!

じゃあ、どうすればいいのか? 答えはシンプル。
今日から、ダイニングで一番「景色が良くて」「落ち着ける」席に移動しちゃいましょう!
テレビがよく見える席でも、窓の外が見える席でもOK。

「そんなことしたら、家事が回らなくなる!」と思うかもしれません。
でも、その「ちょっと不便」な状況こそがチャンス。
あなたが立ち上がりにくい席にどっしり座ることで、家族は初めて「自分のことは自分でやる」必要性に気づきます。

 •「お水は自分でついでね♪」
 •「お箸がないなら自分で取ってきて〜」

この一歩が、家族の自立を促し、あなたを「お家のスタッフ」から「一人の人間」に戻してくれます。

5. 心理学「背後に壁」がある安心感

空間における心理学では、「背後に人が通らない、壁がある場所」が一番リラックスできると言われています。
実は、キッチンの入り口のような、後ろを人がザワザワ通る場所は、本能的に落ち着かないんです。
日々忙しくパタパタしているママたち。心も体もリフレッシュが必要な時期だからこそ、食事の時間くらいは「背中を預けて、深く椅子に座れる」環境を自分にプレゼントしてあげてください。

6. 「ママの席」を家の最強の充電スポットにする!

要は「座ったまま何でもできて、一番リラックスできる特等席」のこと。
例えば、こんな工夫をしているママたちがいます。

•「座ったままスマホも読書も!」セット
ダイニングテーブルのすぐ横に、小さな棚やカゴを置いて、充電器・お気に入りの本・手帳をスタンバイ。わざわざ立ち上がらなくても、座ったまま自分の「好き」にアクセスできる工夫です。

•「テレビも家族も見える」アリーナ席
キッチンの壁を見ながら食べるのではなく、リビング全体が見渡せる位置に座ります。「あ、テレビ面白いね」「宿題やってる?」と、座ったまま家族の輪の中心に。

•「ちょっと良いイス」を自分専用に
家族みんな同じ椅子じゃなくていいんです。
自分だけは「肘掛け付きのゆったりした椅子」にする。これだけで、「ここは私の場所なんだ」という安心感がぐっと増します。

ここはただ「ご飯を食べる場所」ではなく、家計簿をつけたり、コーヒーを飲みながらホッとしたりする、ママの「秘密基地」

端っこの「仮の席」ではなく、どっしりと腰を据えられる「本拠地」を持つこと。
それが、家族に振り回されない「自分軸」を作る第一歩になりますよ。

まとめ 「端っこ」を卒業する宣言!

住まいは、あなたの心の鏡です。
あなたが「端っこの仮の席」に座り続ける限り、あなたの人生も「誰かのための予備」のような扱いになってしまうかもしれません。

「家族の喜ぶ顔が見たいから」と自分を後回しにするのは、もうおしまい。
あなたが一番良い席で、誰よりも美味しそうに、ニコニコ笑って食事を楽しむ。
それこそが、家族に「自分を大切にするってこういうことだよ」と教える、最高の教育になります。
さあ、今日の夕食から椅子の位置を変えてみませんか? もし家族が「えっ、なんでそこ?」という顔をしたら、堂々とこう言っちゃいましょう。

「今日からここが、私の特等席なの!」
その一言が、あなたの毎日をパッと明るく変えていくはずですよ。

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