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週に2日だけオープン!日本茶専門店「24-12」が教えてくれる、至高の一杯と“自分を大切にする時間”の作り方(那覇市)
壺屋2丁目24-12。国際通りの喧騒から少し離れた場所に、週に2日だけひっそりとオープンする隠れ家的な日本茶専門店があります。その名は「24-12(ニジュウヨンノジュウニ)」。
ここは単においしいお茶を味わえるだけではありません。店主の福富清香(ふくとみ・さやか)さんが提案するのは、日本茶を「選ぶ」プロセスを通じ、自分を大切にするセルフケアのヒントです。
慌ただしい日常から少しだけ離れ、心までほぐれる一杯を探しに行ってみてください。
目次
味に加えて「どうしたいか」で選ぶ、新しいお茶の嗜み
思わず由来を考えてしまう「24-12」という店名。これはお店の所在地の番地なのですが、「1日の24時間、1年の12ヶ月」という意味にも取れます。
慌ただしく過ぎていく毎日の中で、お茶を飲んで心に「余白」を作ることで、自分の本当の気持ちや願いに気づくきっかけにしてほしいというコンセプトが、そのまま名前として表現されています。
そんな「24-12」でのお茶の選び方は少し変わっています。「美味しいお茶を飲みたい」という気持ちのさらに奥。
「今、自分をどうしてあげたいか?」という目的からお茶を選ぶのです。
お茶の銘柄はシングルオリジンとブレンド。
まずは、カウンターに並んだカードを選びます。直感でも良いし「あ、この銘柄聞いたことがある!」「名前が気になる」きっかけは何でも構いません。まずは一枚手に取ってみて下さい。すると……カードの下に、お茶を通じて伝えたい言葉が潜んでいます。
例えばこちら「冴え緑」には「頑張る自分を抱きしめたいっ!」という励ましの言葉が。他の茶葉にどんなメッセージが託されているかは、実際に見てのお楽しみ。
ぜひ、今の自分にとって響くメッセージからお茶を選んでみてください。
もちろん、好きな味から選ぶのもおすすめです。
お茶の味の特徴はカードの裏面に。例えば「冴え緑」は「一口飲むとトロッと濃厚な甘みと旨味に包み込まれる。後味にクセのない優しい苦みがやってくる」……流れるような説明に期待が高まります。
なお「24-12」の茶葉は全て、熊本の「お茶の富澤。」より取り寄せたもの。全国の名だたるお茶屋からのオファーが引きも切らぬ熊本の有名茶農家で、その質は折り紙付きです。
自分のためだけに淹れられた「至高の一杯」を味わう
「24-12」では実際に目の前でお茶を淹れていただけるのですが、驚くのは、その茶葉の量。一般的なお店の3倍近い、およそ10gもの茶葉を贅沢に使用します。
「農家さんが一番美味しいと考える『贅沢な淹れ方』を再現しています」と福富さん。
抽出もとても丁寧にじっくりと。
今回はアイスを選んだのですが、水の温度にもこだわりがあります。冷蔵庫で5℃以下に冷やした水を使用し、何度も急須を回しながら、遠心力を使ってゆっくりと茶葉を開かせていきます。
使用する急須は、常滑焼。土に鉄分を多く含んでいるため、お茶の成分であるタンニンと反応。茶葉の苦味や渋みを程よく吸収し、お茶の味わいをまろやかにしてくれます。
お湯でお茶を淹れてから冷やすのではなく、アイスはあえて「冷たい水」で。
お茶は、温度が高ければ高いほど苦みや渋みが出ます。逆に、冷たければ冷たいほど、旨味と甘みが極限まで引き出されるからだそうです。
目の前で丁寧に、時間をかけて淹れられる様子を眺めていると、日々の「やらなきゃいけないこと」で凝り固まった心が、少しずつほぐれていくのが分かります。
自分だけのための一杯のお茶にこれほどの手間をかけてもらえる。そのプロセス自体が、自分を大切に扱うということを思い出させてくれる強力なメッセージになっています。
飲んでみると、解説通りにとろっとした濃厚な甘みと深い旨味が口いっぱいに広がり、思わず目を見張りました。なのに、後味には全く癖がなく、どこまでも優しく爽やかです。
「日本茶って、こんなに美味しいものだったのか」と、人生で何度目かの衝撃を受けました。
お茶を引き立てる、甘味にも注目
お茶に合わせて提供される茶菓子も、福富さんがこだわり抜いた逸品ぞろい。お茶とお菓子を合わせて「松・竹・梅」の3種類のセットも用意されています。
お菓子はいずれも首里の名店「知念製菓」から取り寄せたものです。
【梅のセット】
緑茶と和菓子のセット。今回は塩豆大福と合わせてみました。福富さん自身が塩豆大福が大好きとのことで、お店として「一番推している」セットだそう。
【竹のセット】
緑茶とセットになるのは、彩りが美しい「上生菓子」。季節によってモチーフが変わり、目でも楽しめる上生菓子。お茶の時間をより華やかに演出してくれます。
【松のセット】
緑茶だけでなく、ラテなども含めた好きな飲み物と、和菓子を少しずつ盛り合わせたセット。「抹茶に浮かんだアイスもち」のミニサイズも一緒に。
今回私が選んだのは「梅」のセット。塩豆大福は、お茶の味わいを邪魔しない非常に上品で控えめな甘さ。ほんのりきいた塩味が、甘さを引き立ててくれます。
さらに「松」にあった「抹茶に浮かんだアイスもち」がとても気になったので、こちらはセットではなく単品でオーダーしました。
「抹茶に浮かんだアイスもち」は、その場で立てた抹茶にアイスもちを浮かべたスイーツです。
抹茶は、5月に摘まれた一番茶だけが使用されています。散らされた金箔も美しい。
最初に、上質な抹茶そのものの香りと深いコクをストレートに味わいます。
次に、少しずつ溶け出すアイスクリームと抹茶を混ぜ合わせます。最後には、市販の「抹茶ラテ」とは一線を画す、本物の抹茶を使った濃厚なラテ風の飲み物に変化するというしかけ。
抹茶からアイスもちを楽しみ、最後には抹茶ラテに。抹茶の分量が多い方がより「味変」が楽しめるため、個人的には単品を強く推したいです。
もちろん抹茶ラテもあります。アイスもちと同様に、その場で立てた抹茶を使う贅沢なラテです。ちょうど海外のお客さまがオーダーされていたのですが「今まで飲んだ中で一番美味しい抹茶ラテです」とコメントをされていました。
日常に「潤い」を持ち帰る
「24-12」では、店内で使用している常滑焼の急須や茶葉を購入することもできます。
「急須でお茶を淹れるのは少しハードルが高い」という方や、お土産・プレゼントにおすすめしたいのが、店頭で販売されている「ティーバッグ」です。
「24-12」のティーバッグは、「かつて私が飲んだ、どこのどんなお茶よりも美味しい」と断言できるほどのクオリティでした。
忙しい毎日に自分を見失いそうになったとき。壺屋の静かな場所で週に2日だけ扉を開くこの場所は、極上のお茶とともに、あなたがあなた自身を取り戻すための「余白」を用意して待っています。
ぜひ一度お立ち寄りいただき、一杯のお茶がもたらす豊かな奇跡を、自分自身の心と体で体感してみてはいかがでしょうか。
Information
- 24-12 | GREENTEA STAND OKINAWA
- 住所
- 〒905-0065 沖縄県那覇市壺屋2丁目24-12 コスミオン壺屋Ⅱ
- 電話番号
- なし
- 営業時間
- 水曜日:11時〜16時
土曜日:13時〜17時 - 定休日
- 日曜日・月曜日・火曜日・木曜日・金曜日
(日曜日と木曜日は営業することもあり。Instagramにて告知) - 駐車場
- なし
- クレジットカードの利用
- 可
- 電子マネーの利用
- 可
- HP・SNS
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