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3打席連続を含め4本のホームランを放つ福地楽偉門は本物か!?エナジックは鹿児島商業に7回コールドで決勝進出!
人はいつ何時でも新たなる者に遭遇することを求めている。
それが“怪物”なのか“スター”なのか、はたまた“希望”なのかわからないけれど、待望しているときほど何も起こらず、ふとしたときに突然彗星のごとく現れる––––。
海の向こうでは、ホワイトソックスの村上宗隆が26試合でホームランダービートップタイの11号という脅威的なペースでホームランを量産し全米を驚かせているなか、九州の鹿児島でも驚くべきほどの衝撃弾が放たれていた。
覚醒した瞬間ほど、インパクトは絶大だ。
22日の春季九州大会準々決勝エナジック対飯塚戦で、エナジックの三番キャッチャーの福地楽偉門が3打席連続ホームランを放ち、観衆の度肝を抜いた。
6回表に詰まりながらもライトへソロホームラン、7回表一死二塁での4打席目、打った瞬間にわかる2本目のホームランはあっという間にライト場外へと消えていった。
9回表、6対8の2点リードのなかで、一死二塁で迎える三番福地がライトへ同点ツーランホームランを放ち、観客からは「おおおぉ〜」のどよめきと衝撃が走った。低反発のバットで飛びにくいボールだけに余計に衝撃度は大きい。
初戦の神村学園の第一打席、フォークを上手くすくい上げてのホームランに加え、この3打席連続ホームランで今大会4号の福地楽偉門が一躍“怪物”級の選手として全国に踊り出る。
4連続ホームランなるか、初回の福地の第一打席に衆目を集める
25日鹿児島県平和リース球場にて10時より準決勝エナジック対鹿児島商業の試合が行われた。
この試合一番の注目シーンは、初回の三番福地の打席だった。おそらく今大会MAXの胸の高まりのシーンだったはずだ。果たして4打席連続ホームランとなるのか。勝敗を度外視してスタンドにいる観客は固唾を飲んで見守っていた。
先攻のエナジックは、先頭打者の160センチの安打製造器・玉城成琉がセンター前ヒット。これで玉城は飯塚戦から4打席連続ヒット。盗塁死の後、セフティーバントで出塁し、1死1塁で三番福地に打席が回ってきた。
鹿児島商業の先発はサウスポーの福元隆綺。
当然警戒は最大限だ。
バッターボックスに入る福地は膝をあまり曲げずにバットは高々と上に掲げ、大きく構える。
身長177センチ、75キロのガッチリした体型の“やんばるスラッガー”の体がさらに大きく見える。
ピッチャーの福元は雰囲気に飲み込まれないよう果敢に攻めの姿勢を見せる。
初球カーブから入り低めボール。
2球目もカーブで低めボール。
3球目はアウトローのストレートでストライク。
4球目は外へのストレートでボール。
5球目は肩越しから真ん中に入るカーブでストライク。
3ボール2ストライクで6球目外よりのカーブで打たされてセンターフライ。4打席連続ホームランにならず。徹底した低めを突いた投球で封じ込めれた感じだ。
6回一挙5点、トップバッター玉城成琉4安打を含めた二桁安打で快勝!
2回表、エナジックは先頭打者の四番富盛恭太のセンター前ヒットをセンター大里羚馬が後逸し、ボールが転々と転がる間に富盛は一気に駆け抜けランニングホームランで先取点。
1対0のまま回が進み、グランド整備明けの第二の立ち上がりとも言われる6回表エナジックの攻撃。エナジックは鹿児島商業の先発福元を揺さぶりながら打者一巡の猛攻で5点を挙げた。その裏に鹿児島商業に2点返されるも7回表一番玉城の4安打目のヒットを足がかかりに3点追加。玉城はこれで今大会15打数9安打6割、驚異の一番バッターだ。
結局、7回終わって9対2、エナジックのコールド勝ちとなった。
“やんばるスラッガー”福地の才能溢れるポテンシャル
福地はこの試合、3打数無安打、四球1打点1で快音は聞かれなかった。
それでも福地の評価がまだ下がることはない。
とあるスカウトによれば「映像を見る限り、ミート力があり来た球に瞬時に反応するタイプ。かつてロッテにいた福浦和也(現ロッテ二軍監督)に似ている」と評するように、どんな球にも反応できる器用さプラスパワーを併せ持つ。
そもそも3打席連続ホームランで一躍脚光をあびる形になったが、昨年から片鱗は見せている。昨夏の大会はベンチ外だったが、新チームになってレギュラーになり、秋季大会準決勝沖縄尚学戦7回2対2の同点で沖尚エース末吉からあの重いストレートをセンター前にライナーでしっかり
弾き返している。
また春季沖縄大会準決勝KBCでは、6回表にタイムリースリーベース、8回裏に低い弾道でのあわやホームランというフェンス最上部直撃のツーベースを放つなど、明らかに他の打者との打球の違いを見せつけていた。むしろ、やっと見つかったかという感じだ。
世代ナンバーワンキャッチャーに躍り出てもおかしくないポテンシャルを持つ福地楽偉門。伝説を作るためにも決勝戦は胸のすくような一発を見たいものだ。
これで、夏の沖縄県大会は沖尚の末吉良丞・新垣有絃の二枚看板対エナジックの“やんばるスラッガー”福地楽偉門の超高校級の対決がひとつの大きな見どころにもなったのは言うまでもない。
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