あなたはやっている？ポイントを貯めてお得に使う『ポイ活』

後間
こんにちは。後間秋穂です。今日は「ポイントを貯めてお得に使う『ポイ活』」について野村證券那覇支店支店長の宮里洋介さんに伺います。よろしくお願いします。

宮里
よろしくお願いします。

後間　
早速ですが、「ポイ活」とはなんですか？

宮里
はい。ショッピング等でポイントを効率よく貯めて使う活動のことを略して「ポイ活」と言われています。

後間
ポイ活を利用する人は増えているのでしょうか。

宮里
ポイントサイトを運営する企業が会員約3万人を対象にアンケートをとった結果、コロナ禍におけるポイントサイトの使用頻度は20％増えたという回答が得られています。最も多い回答は「お小遣い稼ぎ」で全体の45％となっていますが、注目したいのが「コロナの影響」と回答している人が全体の13％にのぼっていることです。

また、別の調査で1人あたりが利用しているポイントサイトの数を調べたところ、1サイトのみの利用は13％で2サイト以上の利用は全体の87％を占めることが分かりました。ポイントサイトを利用される方々は複数のサイトを使い分けていることが分かります。また今ではポイントサイト以外にもポイントを貯めることができるサービスが増えており、ますます利用者のポイ活を促進させています。

後間
ポイントサイト以外のポイ活には具体的にどのような取り組みがあるのでしょうか。

宮里
例えば、近年では歩数や距離、立ち寄った場所によって独自ポイントが貯まるウォーキングアプリなどがあります。
大阪府では「アスマイル」というアプリでウォーキングや健康診断など健康的な活動を行うことでポイントが貯まり、お得なクーポンや電子マネーと交換ができるサービスを展開しています。
また、横浜市では「よこはまウォーキングポイント」というサービスを展開しており、歩いた歩数に応じてポイントが付与され、ポイントに応じて抽選で商品券等があたるという内容です。

沖縄県内でも、沖縄市が「おきはくんウォーク」というアプリを展開しており、
日常のウォーキングや検診、健康関連イベントへの参加などでポイントが付与され、貯まったポイントで特典が受けられるという内容です。ポイントが貯まるという動機付けから住民の健康促進を図る行政の取り組みも増えています。

後間
沖縄県内での取り組み事例も出てきましたが、「おきはくんウォーク」以外に沖縄県内での取り組み事例はありますか？

宮里
はい。沖縄市で「介護予防がんじゅうポイント制度」という65歳以上の方向けのポイント付与制度も実施しています。決められた活動内容を行うことで1回1ポイントを付与されます。
1ポイントは100円相当で換金できる仕組みです。活動内容の例としては高齢者宅にてゴミ出しや庭の手入れの手伝いをしたり、高齢者サロンのレクリエーションで三味線を披露したりする事などが該当します。高齢者自身の生きがいづくりと介護予防、地域の支えあいの体制づくりを目的としています。