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【ウクの浜】海中道路から車で行ける宮城島の隠れ家ビーチ

うるま市の海中道路を渡って車で行ける離島のひとつ、宮城島は「ぬちまーす」の工場があることでも有名です。この島にあるのが、崖に囲まれた天然ビーチ「ウクの浜」です。ガイドブックにも掲載されておらず、地元の人も知る人ぞ知る場所。道路や設備は整っていませんが、絶景スポットとして近年注目されてきています。新しい場所を開拓したい方は、ぜひ行ってみてください。
※本記事は2020年取材時の情報です。
目次
絶景スポットのウクの浜

宮城島にある、崖に囲まれた天然の浜のウクの浜は、まるで海外のプライベートビーチのような絶景が楽しめるスポット。
海に続くコンクリートの道がとっても絵になります。このビーチは東向きなので、写真撮影におすすめの時間帯は11時から15時あたりです。

このように頭上にカメラを掲げて撮影すると海を広く映せます。見てのとおりきれいすぎる海なので、泳がなくても写真撮影のために訪れたい場所ですね。
海に入らない場合でも、足だけでも海に入れるように、濡れてもよいビーチサンダルやショートパンツ、スカートなどで行くのがおすすめです。
海を楽しむための注意点

ウクの浜には、浅瀬でもたくさんのお魚が泳いでいる光景が楽しめます。おきりっぷの動画では海で泳ぎませんでしたが、海に入る際の注意点を取り上げておきたいと思います。
離岸流が発生しやすい

ウクの浜はリーフ(サンゴ礁)が美しい海ですが、沖へむけて潮の流れが早い離岸流(リーフカレント)が発生しやすい場所でもあります。管理されたビーチではないため、監視員や海水浴設備は一切ありません。海に入る場合は必ずライフジャケットを持参・着用し、沖に行かないよう注意してください。
施設がない

ウクの浜はご覧のように天然の浜なので、海の家はもちろん、シャワーやトイレなどの設備がありません。水着は事前に着ておき、海水を洗い流すための水をペットボトルなどに入れて持参するとよいでしょう。
また、水分補給用の飲み水を多めに用意することを忘れずに。一番近いコンビニは、海中道路を渡った場所にある平安座島のローソンです。宮城島に渡る前に必要なものは揃えておきましょう。
ウクの浜へのアクセス

ウクの浜があるのは、ぬちまーすの工場から車で5分ほどの場所にあります。かなり隠れ家的なビーチで、途中から舗装していない土の道になり、雨の日は水たまりなどもできそうな道でした。

浜までは車で行けないので、歩いて向かいました。このとき途中で海が見えてきたのですが、美しい青色に感動しました!
立ち入り禁止?閉鎖しているの?
おきりっぷがウクの浜を訪れたのは2020年のこと。その後ゲートに「立ち入り禁止」という言葉が追加されたようです。ビーチが閉鎖したという話も耳にするので、この記事を準備した2023年3月にうるま市観光物産協会さんへ問い合わせをしてみました。

大前提として、沖縄県の海は県のものであり、誰でも自由に海浜に立ち入りができるとされています。そのため、「ウクの浜には誰でも入れる」とうるま市観光物産協会さんに教えてもらいました。
誰でも入れるウクの浜にもBBQなどのゴミを残して帰ってしまう利用者が残念ながらいるらしく、自治体としても困っているようでした。沖縄のきれいな天然ビーチを保つためにも、自分で出したゴミは持ち帰って処分しましょう。
ウクの浜の手前は私有地になっていて、土地の所有者さんがゴミの不法投棄を防ぐためにゲートや看板を用意したのだそうです。
浜に通じる道路も私道ですから、一般車の乗り入れや駐車はできません。
さらに、ウクの浜周辺は農地になっていて、たびたび大きなトラックの出入りがあるとも教えてくれました。農地の周辺に路上駐車してしまうとトラックが出入りできなくなり、農家の方が困ってしまうかもしれません。
うるま市観光物産協会さんへの問い合わせを通じて、私有地の所有者さんや地域に暮らす方の迷惑にならないように楽しみたいなと改めて思いました。
ウクの浜自体は誰でも訪れられますし、正式な手続きを行えば撮影も可能です。詳しくは沖縄フィルムオフィスさんのページに案内があるそうなので、この記事でもお知らせしますね。
>>沖縄フィルムオフィスのページ
さあ、ウクの浜へ出かけよう!

秘境感のある絶景ビーチ、ウクの浜。付近に何もないところも、非日常感満載です。海中道路をドライブする際のプランに一緒に組み込んでみてはいかがでしょうか。
ただ、今回紹介した天然ビーチは訪れるハードルが高め。沖縄にはもっと気楽に行ける絶景ビーチもあるので、おきりっぷの別記事を確認してみてくださいね。
周辺スポットのご紹介
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