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美味しく食べてSDGs♪余ったもずくを活用した「もずく丼」【SDGsで変える未来】

もずく丼でSDGs?

2022年、プロ野球中日ドラゴンズにドラフト1位で入団した沖縄県出身の仲地礼亜投手。
好きな給食はもずく丼と答え話題になりました。そんな子どもたちに人気のもずく丼でSDGsを実現した取り組みをご紹介します。

こちらのもずく丼!ホカホカご飯と甘辛く味付けされたもずくが相性抜群です。
実はこれ、袋のまま5分温めるだけで食べられる冷凍食品です。

開発したのは沖縄県内で食肉加工などを手掛ける沖縄ハム総合食品株式会社。
2023年で創業46年、沖縄県民の食卓を支えてきたオキハムがもずく丼を開発した理由とは??

沖縄ハム総合食品 長濱德勝 代表取締役会長
「読谷漁協から獲っているもずくの在庫を抱えているという話があり、コープおきなわからは地域と連携した開発をしたいという話がありまして、もずくを使ったどんぶりを一緒に開発していこうと」

フードロス削減と地域との連携を目的に共同開発されたもずく丼。県内だけでなく、県外にも口コミで広がり、2022年は過去最高の12万4000食を売り上げました。

商品価値の低いソデイカの「ゲソ」を活用

もずく丼の他にもオキハムでは、年間200トン前後の水揚げがある伊江島のソデイカを使った「イカ墨じゅーしぃの素」を地元漁協などと共同開発。

商品価値が低くほとんど流通していなかった「ゲソ」の新たな活用方法を生み出しました。

琉球料理の継承もSDGsに!!

さらに、沖縄の伝統料理を守ることは地産地消や地域の発展に繋がるとして、オキハムでは琉球料理研究家の松本嘉代子さんと共同でレシピ付きカレンダーを発行。
レシピはインターネットでも見ることができますので、気になるかたはオキハムのホームページをチェックしてみてください。

SDGsの専門家から見たこの取り組みの意義とは

解説者:岩村俊平さん(沖縄県SDGs専門部会委員)

岩村俊平さん(沖縄県SDGs専門部会委員)
「私はよく、『地産地消はSDGsの総合問屋である』とお伝えするようにしています。
例えば、雇用が増える、物流にかかるCO2の排出削減に繋がるなど、地産地消を目的とした活動は、大なり小なりSDGsの17、すべての目標達成に役立つからなんです。
オキハムの取り組みのように、豊漁や豊作、昨今の感染症の影響などでダブついた生産物、利用価値が低い、とされていたものに、保存がきくなどの付加価値をつけることができる食品加工業の果たす役割は、地産地消の要であると言っても過言ではないと思います」

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