グルメ,パン,地域,本島中部,沖縄市
しっとりモチモチ!素朴でおいしいたまごパン「コザベーカリー」(沖縄市)
「日本人はモチモチ食感が好き」らしいです。言われてみれば確かに、お餅、うどん、タピオカ、ベーグル、最近話題の米粉パンは、独特な“モチモチ感”が人気ですよね。
私の好きな“モチモチ”は「たまごパン」。沖縄市に行くたびに必ず立ち寄るコザベーカリーの人気No.1パンです。
小麦粉と卵、もっちり感を出すために澱粉(でんぷん)を加えて作るたまごパンは、ネーミングの通りふわん♪と卵の風味が口いっぱいに広がります。名前の由来は“丸い形が卵のようだから”とのことですが。
素朴でやさしく、どこか懐かしくて、一口食べると心がじんわりと温まるたまごパン。
1つ50円とリーズナブルなので大人買いするお客様も多いそうで、差し入れなどで100個まとめ買いされる方も珍しくないそうです。発売当初から価格は1つ50円。「近所の子どもたちが100円玉を握りしめて買いに来てくれるんです。100円あったら2個買えるでしょう?だから値上げは考えていません」と代表の崎原清正さん。
賞味期限は製造日から1週間。しっとり、モチモチ食感が最も楽しめるのは購入当日ですが、2〜3日経って少し固くなってしまった場合はトースターで焼くことでまわりはカリッ、中はもっちり。出来たてとはまた異なるおいしさが楽しめます。
たまごパンは「プレーン」、オレンジピールと果汁の入った「オレンジ」、チョコチップとカカオペーストを混ぜ込んだ「チョコ」の3種類。1日100〜300個ほどが並びますが“みんな大好きたまごパン”なので、早い時間に完売してしまうことも。絶対に手に入れたい!という方は、オープン直後の9:30〜10:00頃を狙いましょう。
コザベーカリーの創業は1975年。崎原清正さんの父 清さんの「おいしいもので人を喜ばせたい」という想いからオープンしたそうです。現在は清正さんが代表取締役を務め、日々新しいメニューの開発に取り組んでいます。
「常にたくさんの商品が並んでいるように心がけています。『どのパンを買おうかな?』と迷うぐらい種類があった方が嬉しいでしょう?ずっと同じだと常連さんは飽きてしまうので、1〜2種類は新しい商品が見つけられるようにしています。お客様に喜んでもらえるような新商品が出せるよう、メニュー開発には余念がありません」
老舗感がただよう店内には、マヨウインナーやカレーパン、メロンパン、アップルパイ、うずまきパンなど長く愛され続けているパンの他にもドーナツやクッキー、マフィン、フルーツケーキ、ロールケーキ、台湾カステラ、ワッフルなど、全部で70種類ほどのパンが所狭しと並んでいます(パンの耳もありました!)。
おしゃれなパン屋さんがここ最近増えている沖縄ですが、コザベーカリーは“老舗ならではの安心感”が魅力。ずっとこのまま変わらないでいてほしい…そう思っている方も多いと思います。
ちなみにコザベーカリーの人気No.2は「ピーナツパン」。
ふわふわのちぎりパンの間にピーナツクリームとクラッシュしたピーナツがサンドされ、パンの上にはカリッと香ばしいそぼろがトッピングされています。
創業当時から県内のレストランやステーキハウスに卸しているという「フレンチ」も看板商品です。
昔のレシピを忠実に守りながら作っているというフレンチは、主役(食事)を引き立てるため、あえて主張し過ぎない淡白な仕上がりにしているそうです。
食べてみたいパンはありましたか?
まだたまごパンを味わったことがない方は、ぜひ!!!
Information
- コザベーカリー
- 住所
- 〒904-0004 沖縄県沖縄市中央1-14-12
- 電話番号
- 098-937-7293
- 営業時間
- 9時30分〜19時
- 定休日
- 日曜日
- 駐車場
- なし
- クレジットカードの利用
- 不可
- 電子マネーの利用
- 不可
- URL・SNS
- ホームページ
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