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長嶺 真輝

長嶺 真輝

植松義也が踏み出した「ハッスルの向こう側」…琉球ゴールデンキングスの好発進を支える“Xファクター”に

課題認識、練習、成長の「サイクル」を

植松義也が踏み出した「ハッスルの向こう側」…琉球ゴールデンキングス
植松(右の背番号8)が3Pを決め、盛り上がるキングスのベンチや観客=6日、沖縄アリーナ

一方で、プロデビューしてから安定的にプレータイムを獲得できたシーズンがなく、経験も浅いため、当然課題は多い。今後、さらに成長してくためには、特にオフェンス面での不用意なターンオーバーを減らしたり、状況判断の質を上げたりする努力は必須だろう。

それは植松自身が強く感じている。メラルコ・ボルツ戦後のやり取りを、桶谷HCが明かした。

「今日も試合が終わった後に『あのミスがあった』という話をしていましたが、義也も課題を感じています。バスケットは試合に出れば出るほどミスが多くなるスポーツなので、それを課題として練習に持ち帰り、成長していく。ゲーム中はそれに捉われず、できることをやる。そういうサイクルを続け、まだまだ成長していってほしいと思います」

10月6日の試合後、植松も今後を展望していた。

「プロになってからプレータイムも少ないので、まだまだ3番(スモールフォワード)の経験が不足しています。そういう部分を伸びしろとしてとらえて成長していければ、おのずともっと試合に出られるようになり、チームに貢献できると思っています」

ハッスルするだけではなく、得点面でも貢献できる選手になりつつある植松。これまでの自分から一歩“向こう側”へと足を踏み出し、さらなる進化を遂げたい。

琉球ゴールデンキングス開幕戦直前!
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