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存在感増す琉球ゴールデンキングスの“セカンドユニット” 機能する鍵はPG伊藤達哉の統率力と「組み合わせの妙」
強豪に対しても“セカンド”が存在感を見せられるか

層の厚さが増し、40分間を通して高いレベルを維持できるようになってきたキングス。茨城との2連戦は、いずれもユース育成特別枠の佐取龍之介を含めてベンチに入った13人全員がコートに立ち、プレータイムをシェアした。
ただ、その真価が問われるのは今後の戦いの内容次第かもしれない。桶谷HCも厳しい目を持ちながら、選手たちにさらなる進化を求める。
「試合に出ることで『成長をしないといけない』というシチュエーションはできているので、あとは選手次第です。正直、(このまま上位を維持して)プレーオフに入った時に、今のようにメンバー全員を起用できるかと言ったら、そうはならないと思います。一つのリズムの変化で10点くらいを一気に持っていかれることもあります。余裕のない展開の時に『あなたは起用できる選手ですか?』という話です。だから、今の状況を成長につなげてほしいです」
まだ進出できるかどうかは分からないチャンピオンシップ(CS)を待たずとも、直近で各地区の上位陣との対決は多い。1月25、26の両日にホームで東地区首位の宇都宮ブレックスと対戦し、2月1、2の両日には中地区2位のアルバルク東京とアウェー戦を行う。
その他にも、この2カ月間は西地区3位の大阪エヴェッサや中地区4位のサンロッカーズ渋谷など、好調なチームとの連戦が目白押しである。
強豪に対してもセカンドユニットが存在感を発揮することができれば、チーム力が底上げされていることが改めて証明されるだろう。

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