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大舞台が「大好き」と言い切る琉球ゴールデンキングスの大型ルーキー”脇 真大”!天皇杯準決勝でも健在だった“大物感”
リバウンド争いで「日本代表」の吉井裕鷹と渡り合う

三遠戦では、日本代表として2023年のFIBAワールドカップや昨年のパリオリンピックで主力を張った吉井裕鷹とのマッチアップも見応えがあった。
強靭なフィジカルや高い3Pシュート成功率を武器とする吉井は身長196cmで、脇は193cm。同じような体格をしており、この試合ではリバウンド争いで体を張る場面が多く見られた。吉井は34分45秒の出場で11得点6リバウンド。プレータイムの差こそあれど、個人スタッツはほぼ互角だった。
以下のコメントには、吉井に対するリスペクトとライバル心が垣間見える。
「吉井選手とは代表合宿の時にも一緒にやらせてもらって、リバウンドや体の強さは日本トップクラスだと思っています。そこに対して負けないように、『吉井選手よりリバウンドを取ってやろう』と思っていました。今後も代表活動があるので、吉井選手の良いところを盗んで、チームに持ち帰ってこれたらなと思っています」
勝負を分けたリバウンドについては、自身も高い意識で臨んでいるという。キングスは現在、Bリーグにおける平均リバウンド数が43.9本とトップに位置するが、宇都宮ブレックス、大阪エヴェッサ、アルバルク東京という強豪チームと対戦した直近の5試合では、相手に上回られる試合もあった。
その間に、リバウンドに対する意識が向上したきっかけがあった。
「大阪戦とA東京との1戦目が終わった後に、コーチ陣から『日本人選手のリバウンドをもうちょっと頑張ってほしい』という話がありました。日本人選手の中では僕が一番大きいので、もっとファイトしないといけない。仮にボールが取れなくても、ボックスアウトを剥がしに行くことでチャンスが生まれます。ボールが転がっていたら取りに行ける状態のところまでは行こうと思ってるので、リバウンドでもチャンスはずっと狙っています」
三遠戦でつかんだリバウンド6本のうち、3本はオフェンスリバウンド。それがセカンドチャンスポイントにつながった場面もあり、意識の変化が結果につながっている。
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