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長嶺 真輝

長嶺 真輝

“Jun Yasunaga”に憧れた「NBA少年」がキングス新社長に… 岸本隆一と『同期入団』仲間陸人氏の濃密な歩みと、初のうちなんちゅ社長として見据える未来

ホーム戦の収容可能人数がそれまでの2倍以上

沖縄サントリーアリーナの開業後は、沖縄バスケットボール株式会社の役員の他、アリーナの指定管理を担う沖縄アリーナ株式会社の取締役も兼任。ホーム戦の収容可能人数がそれまでの2倍以上の8,000人超となる中、電子チケットを導入するなど受け入れ体制の強化に注力した。

大仕事の一つだったアリーナ内の飲食事業においては、初めから順風満帆だった訳ではない。長い時間をかけて準備したにも関わらず、「おいしくない」「すぐ売り切れる」という厳しい声にさらされた。それでも、仲間氏は真正面から向き合った。

「最初は自分たちが想定した数よりも多く売れてしまい、お店の前の混雑もひどくて、評価の低さにとても落ち込みました。でも、自分たちはキングスのホームゲームで満足してもらい、アリーナを所有する沖縄市の評価を下げない努力をしないといけません。メニューの見直し、より多く作り続けられる体制作り、列の整理など、オペレーションを改善して満足度を高めていきました」

課題解決を進めながら、より良い形にしていく過程は他の業務にも共通する。ファンが目にするほぼ全ての領域に携わってきた仲間氏の経験は、キングスの屋台骨を支える礎となった。

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