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「PGが鍵になる」キングスU18・宮里俊佑がU16アジア杯で見せる“覚悟と進化の証”…平均アシスト数はチーム1位、予選全勝をけん引
大一番のイラン戦、多彩なスキルで存在感

中でも圧巻の活躍を見せたのが、グループDの中で最強の相手だったイランと対戦した3試合目だ。
日本はこの試合で負ければグループ2位で準々決勝進出決定戦に回り、試合数が1試合増えるほか、準々決勝に進んだ場合の相手が他グループの1位となるため、U17ワールドカップの出場権を獲得するハードルが格段に高くなるリスクをはらんでいた。
そんな大一番でも試合開始からコートに立った宮里は、序盤から積極的にペイントアタックし、たびたび味方にパスを合わせて得点を演出する。
自らディフェンスリバウンドを掴んでポールプッシュしたり、第1クオーター(Q)の最後には果敢なドライブから終了ブザーと同時にレイアップシュートを沈めたり。多彩なスキルを駆使し、PGとしてオフェンスを組み立てた。
「集中!頑張るよ!」「切り替えていこう!」など、コート内外を問わず、味方への声掛けも多かった。プレーが中断する合間にベンチへ駆け寄り、司令塔であるPGとしてコーチとの共通理解を深めている場面もたびたび見られた。
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