「PGが鍵になる」キングスU18・宮里俊佑がU16アジア杯で見せる“覚悟と進化の証”…平均アシスト数はチーム1位、予選全勝をけん引

「視野を広くして、チームを勝たせたい」

先述したように、今大会ではキングスU15時代のチームメイトで、今秋から高校進学で渡米する越や、既にA代表候補にも選ばれている同級生の逸材、白谷らと共闘している。仲間として「本当に頼もしくて、とても刺激になっています」と言い、自身を奮い立たせる存在になっているようだ。

チームとして、準決勝進出が条件となるU17ワールドカップへの出場権獲得を目標に掲げる中、宮里も「1戦ずつしっかり勝ち上がり、まずはベスト4に進出したいです」と意気込みを語る。

それを達成するため、“コート上の監督”とも称されるPGとして強い自覚をのぞかせる。

「強い国に勝つためには、いかにPGが冷静に試合を作れるかが鍵になってきます。自分のことだけでなく、しっかりとまわりの選手にも目を向けながら、視野を広くしてチームを勝たせていきたいと思います」

5日の準々決勝に勝利すれば、日本史上3度目となるU17ワールドカップへの出場が決まる。米国や欧州など世界トップクラスの強豪国と対戦できる貴重が機会が得られる大会のため、なんとしても出場権を獲得したいところだ。

試合はFIBA（国際バスケットボール連盟）の公式YouTubeで生配信される。日の丸を背負い、運命の一戦に臨む宮里に、沖縄からも熱いエールを送ってもらいたい。

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