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「全てにおいて貢献したい」新加入“ドットソン”の役割と名古屋D戦に見るチーム課題は…再始動した琉球ゴールデンキングスの現在地
「オフェンスの流動性」を高く保つ鍵は…
一方で、平均失点が70.4点とリーグで飛び抜けて少ない(2位の千葉ジェッツは75.1点)名古屋Dとの対戦では、オフェンス面での課題が露呈した。
ハンドラーに対してハードショーやブリッツを徹底して仕掛けられ、そこから出るパスをスティールされたり、スイッチでディフェンスのズレが生まれるのを防がれたりして、崩す起点が作れずにたびたび24秒オーバータイムに。ターンオーバーは19回に上り、73失点のうち21点は「ターンオーバーからの得点」で奪われた。
第3クオーターにクーリーのオフェンスリバウンドから流れをつかみ、さらに内外でボールを動かしてから小野寺祥太が連続3ポイントシュートを決めるなどして一時4点差まで詰め寄ったが、第4クオーターでボールの流動性を保つことができず、失速した。
試合後、桶谷大HCも冒頭の総括でいい形のオフェンスを続けられなかったことを敗因に挙げた。
「プレーを切ってくるチームに対して、3クォーターは縦のダウンヒルアタックやポストプレーからのインサイドアウトで点を取れていたんですけど、6点差になってからシュートが入らなかったり、フリースローを2本落としたりして、やり方を変え、ドツボにはまっていきました。我慢強さが足りなかった。効いてるオフェンスをやり切れなかったところがもったいなかったです」
高い位置からハンドラーに圧をかけてくるチームに対しては、ビッグマンがフラッシュ(素早い動きでパスをもらいに行くプレー)する習慣も必要になる。しかし、徹底しきれない時間帯もあった。
クーリーも「今日みたいな相手には、いつでもパスを受けられる状況を作ることがビッグマンとしての役割だと思っていますが、それがあまりできなかったことが大きな反省です。ガード陣が頑張ってボールプッシュしてくれているので、そこをしっかり受けられるようにしたいです」と振り返り、改善を見据えた。
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