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舘 幸子

舘 幸子

“人生最後の休み”に技術を取得!週1日だけ限定数約150個のベーグル屋さん「Lana Pono」(糸満市)

“人生最後の休み”に技術を取得!週1日だけ限定数約150個のベーグル屋さん「Lana Pono」(糸満市)

20代の頃、ベーグルにハマっていました。当時東京に住んでいた私は“おいしい”という噂を聞いてはベーグル専門店を巡る日々。
今はそんな“ベーグル熱”も落ち着きましたが、それでも好きな気持ちは変わりません。そんな中、偶然Threadsで流れてきた投稿をきっかけに知ったベーグル屋さん「Lana Pono」を訪ねてみることにしました。

目次

小麦の風味を楽しむ、「Lana Pono」のやさしいベーグル

“人生最後の休み”に技術を取得!週1日だけ限定数約150個のベーグル屋さん「Lana Pono」(糸満市)
“人生最後の休み”に技術を取得!週1日だけ限定数約150個のベーグル屋さん「Lana Pono」(糸満市)

糸満の住宅街にひっそりと佇む「Lana Pono(ラナポノ)」は、週1日だけオープンするテイクアウト専門のベーグル屋さん。

“人生最後の休み”に技術を取得!週1日だけ限定数約150個のベーグル屋さん「Lana Pono」(糸満市)

パン生地に使用する酵母は、小麦の風味が引き立ち、じんわりとした甘さを感じられるホシノ天然酵母。一晩冷蔵庫で寝かせるオーバーナイト製法で時間をかけて発酵させることで、生地がしっかりと水分を吸い、やわらかな食感に仕上がっています。

“人生最後の休み”に技術を取得!週1日だけ限定数約150個のベーグル屋さん「Lana Pono」(糸満市)
“人生最後の休み”に技術を取得!週1日だけ限定数約150個のベーグル屋さん「Lana Pono」(糸満市)

成形した生地は、焼く前に一度サッとお湯で茹でるのもベーグルならではの工程。このひと手間によって表面がコーティングされ、焼き上がりはつるんとした見た目に。同時に、水分が閉じ込められるため、中のしっとり感も保たれます。

“人生最後の休み”に技術を取得!週1日だけ限定数約150個のベーグル屋さん「Lana Pono」(糸満市)

表面はピンとハリがあり、中はむっちりとした弾力。密度のあるもっちりとした食感がLana Ponoのベーグルの魅力で、噛み締めるほどに小麦の風味が広がります。
「ベーグルは硬いイメージを持たれがちですが、小さな子どもでも食べられるような、やわらかめの食感になるよう意識をしています」と話すのは、店主の岡村佳代子さん。実は看護師ということもあり「できるだけ身体に負担が少ないものを」と、白砂糖の代わりにきび糖を使用し、小麦粉も国産小麦を選んでいます。
「ベーグルは腹持ちが良いですが、バターや卵を使わないので意外とヘルシーなんです。シンプルな味わいなので毎日食べても飽きがきませんし、冷凍保存で1ヶ月持つところも魅力に感じています」と岡村さん。

中古のプレハブをリノベーション

“人生最後の休み”に技術を取得!週1日だけ限定数約150個のベーグル屋さん「Lana Pono」(糸満市)

お店の名前はハワイ語で「穏やかな」という意味のlana と、家族や周りとの「調和」「思いやり」という意味のponoを組み合わせて名づけられました。
「忙しい毎日の中にちょっとしたご褒美を」「ベーグルで、ホッとできる時間を過ごしてほしい」岡村さんのそんな想いも込められています。

“人生最後の休み”に技術を取得!週1日だけ限定数約150個のベーグル屋さん「Lana Pono」(糸満市)

店舗は自宅近くに構える5畳ほどの小さなプレハブ。もともと天ぷら屋さんとして使われていた中古のプレハブを購入し、塗装できる部分は岡村さんご自身の手で塗り直して、グレーを基調としたシックで落ち着いた外観に仕上げました。
外観も内装も必要最小限のシンプルなつくりで「作業しやすさ」と「居心地のよさ」を大切にした空間です。
自宅の近くに店舗を構えたのは、夜に仕込み作業をすることも多いため。「子どものそばでできる仕事」として、働き続けられる環境を作りたかったと言います。

「Lana Pono」のベーグルの種類と値段

“人生最後の休み”に技術を取得!週1日だけ限定数約150個のベーグル屋さん「Lana Pono」(糸満市)
“人生最後の休み”に技術を取得!週1日だけ限定数約150個のベーグル屋さん「Lana Pono」(糸満市)

1日に焼くベーグルは約150個。

“人生最後の休み”に技術を取得!週1日だけ限定数約150個のベーグル屋さん「Lana Pono」(糸満市)

メニューはきまぐれでセットが2種類(各3個入り) 1,000円と、単品350円が数種類。

“人生最後の休み”に技術を取得!週1日だけ限定数約150個のベーグル屋さん「Lana Pono」(糸満市)

取材時のラインナップは、ココア×クランベリーホワイトチョコ、抹茶×ホワイトチョコ、ゴマ×きんぴらチーズでした。

“人生最後の休み”に技術を取得!週1日だけ限定数約150個のベーグル屋さん「Lana Pono」(糸満市)

お惣菜系は「焼きたての熱々がおいしいから」と、開店時間のギリギリに焼き上がるように仕込んでいます。
開店と同時に、次々と人が足を運ぶ人気店なので、お昼頃には完売してしまうことも。前週の土曜にラインナップの告知がされ、水曜頃までにInstagramのDMで連絡をするとお取り置きも可能です。

“人生最後の休み”中に技術を取得した「Lana Pono」店主の岡村さん

“人生最後の休み”に技術を取得!週1日だけ限定数約150個のベーグル屋さん「Lana Pono」(糸満市)

店主の岡村佳代子さんは、もともと総合病院で約15年勤務されていた看護師。4人のお子さんを育てる中で、子どもの体調不良などイレギュラーな休みが増え、フルタイムで働くことが少しずつ難しくなり、現在は保健師として勤務をしながら、Lana Ponoを営んでいます。

「まさか自分がベーグル屋さんをオープンすることになるとは思ってもいませんでした」と岡村さん。
転機となったのは3人目のお子さんの育休中で、ちょうどコロナ禍で外出が制限されていた時期でした。

“人生最後の休み”に技術を取得!週1日だけ限定数約150個のベーグル屋さん「Lana Pono」(糸満市)

「家でできる仕事があったらいいな、と思い始めたこともあったのですが、こんなに長く休めるのは人生で最後かもしれないと思ったんです。それなら、自分のために何か習おうと思いました」
もともと食べることが好きで、パン屋さん巡りもされていた岡村さんが選んだのは、パン教室でした。パン作りを始めると、すぐにその楽しさに引き込まれ「食べるよりも、作るほうが楽しくなってしまいました」と嬉しそうに話します。

“人生最後の休み”に技術を取得!週1日だけ限定数約150個のベーグル屋さん「Lana Pono」(糸満市)

やがてライセンスを取得し、自宅でパン教室をスタート。2年ほど続けるうちに「マルシェに出てみない?」と知人から声がかかり、月に1回ほど、約1年間マルシェの出店を継続。少しずつ手応えを感じるようになり「お店を持ってみようかな」と思うようになりました。そして2025年11月に「Lana Pono」をオープンしました。

“人生最後の休み”に技術を取得!週1日だけ限定数約150個のベーグル屋さん「Lana Pono」(糸満市)

夜中から仕込み、朝にひとつひとつ手仕事で焼き上げるベーグルは岡村さんの人柄そのままの、まっすぐで誠実な味わい。おやつにも、毎日の食卓にもそっと寄り添ってくれるおいしさです。

週に一度のオープン日に、ぜひ立ち寄ってみてくださいね。きっとあなたも、ベーグルの魅力にハマってしまうはずです。

Information

“人生最後の休み”に技術を取得!週1日だけ限定数約150個のベーグル屋さん「Lana Pono」(糸満市)
Lana Pono
住所
〒901-0364
沖縄県糸満市潮崎町3丁目27−1
営業時間
11時30分〜売り切れまで
営業日
金曜
駐車場
あり(3台分)
クレジットカード・電子マネーの利用
SNSのURL
Instagram
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