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移住者から見た”沖縄あるある”25連発 ~振り返れば金城さん~
牛乳が946mlであることに何の違和感もなくなってきた、2度目の沖縄移住ライフ2回目の春(ややこしい)
少しずつ生活に小慣れてきてはいるが、移住当初を思い返せば”沖縄特有のアレコレ”に衝撃を受けっぱなしの日々だった。「東風平」を「こちんだ」と読むとかのアレ。
当時の新鮮な驚きをふり返るべく、今回はイチ移住者から見た「沖縄あるある」を書き連ねてみた。
目次
沖縄あるある:沖縄の人編
金城さん比嘉さん大城さん
多い。全国の鈴木と佐藤も目が飛び出るレベルで多い。
とある沖縄の友人に「学校のクラスとかヤバいんちゃうん?」と聞くと「クラスに3人ずつ金城と比嘉がいるようなイメージ」といっていた。全国の田中もビックリ。
瑞慶覧さん阿波根さん仲村渠さん
漢検一級レベルの苗字が多い。
「仲村渠=なかんだかり」と聞いたときには「それはさすがに嘘やろ!」と叫んでしまった。いつかどこかの仲村渠さんに謝りたい。
濃いめイケメン&濃いめ美女
多い。無に近い薄顔なのでとても羨ましい。
「濃い顔がタイプなので沖縄は天国です」と知人に伝えたところ「濃い顔にもDA PUMPタイプとBEGINタイプがいてだな」といわれて納得した。どっちも好きです。
歩かない
以前「野球でヒットを打った人がタクシーを拾って一塁に行く」という沖縄のCMを見てケタケタ笑ったのだが、あれはけっこうマジだといまなら思う。
わたしの周りでは「徒歩5分の距離はもう車」という人が多いし、沖縄生まれの恋人マンは毎日駅まで10分歩くわたしを「アスリート」と呼ぶ。
沖縄長男への警戒心
「沖縄の長男と付き合うとたいへんですよ!!」と沖縄で何度か忠告されている。(理由は以前のコラム参照)
それでいて現在沖縄の長男と付き合っており、周りには( ´•ω•` )みたいな目で見られている。
なお、先日友人から「沖縄長男と付き合っていたら、ある日突然家に仏壇&彼の家族がやってきて同居になったことがある。さすがに別れた」というエピソードを聞いて震えた。さすがに全長男がそうではないと信じている。
沖縄あるある:言葉編
ピンクい
「今度行く結婚式、ドレスコードで"ピンクいものを持参"しないといけなくて」
という沖縄の友だちの言葉を
「今度行く結婚式、ドレスコードで"ピンク芋のおじさん"しないといけなくて」
と脳内変換してしまい、沖縄の結婚式って変わった余興やるんだな~と思った。
— 真崎🌴沖縄 (@masaki_desuyo_) June 4, 2022
「沖縄ではピンク色のものを”ピンクい”ということが多い」というのを後から知った。ピンク芋のおじさんはいない。
あだ名が「〇~〇~」
「なつこ」なら「な~つ~」といったように、名前の前二文字を伸ばしたあだ名をよく聞く。イントネーションは「腰痛」または「グーフィ」と一緒。
睦美(むつみ)なわたしにも「む~つ~」という人生初のあだ名がついたりした。
だからよ!=それな!
沖縄の人と喋っていると、興奮気味に「だからよ!」といわれてビビることがある。イントネーションは「カタカナ」と一緒。
意味は関西でいう「それな!」「ホンマそれ!」とほぼ同義らしい。怒ってるんじゃなく強めの共感。よかった。
しに=めっちゃ
「しにわかる!」「しにおもろい!」を連呼する沖縄の友人がいる。イントネーションは「サビ」と一緒。
響きにドキリとするが、「めっちゃ」みたいな意味と知ってからは「テンション上がってくれてるな」とうれしい気持ちになる。
しましょうね~
市役所にて「終わったらお呼びしましょうね~」
飲食店にて「取り皿お持ちしましょうね~」
「わたしがするのかな????」と当初は動揺したが、これは「~します」の意で、するのはお相手。よかった。
おじぃ・おばぁ・おとー・おかー・にーにー・ねーねー
親族の呼び方がかわいい。
北谷
わたし「このバス”きたたに”行きますか??」
運転手「あ~”ちゃたん”ね」
沖縄初心者が直面する”沖縄の地名読めないあるある”を移住初日にやらかした。
いまでは来沖した友人に「勢理客」「喜屋武」「饒平名」あたりをクイズに出しては「ハイ正解は”よへな”です~~~」とマウントを取るほどにはレベルアップしている。
沖縄あるある:日常生活編
ただし沖縄を除く
通販「全国送料無料! ※ただし沖縄を除く」
コンビニ「新感覚スイーツが登場! ※ただし沖縄を除く」
テレビ「スペシャル特番放送決定! ※ただし一部地域を除く」←沖縄を除きがち
ATMから二千円札
ATMでお金をおろすと、高確率で古(いにしえ)の二千円札が出てくる。
当初は珍しさにテンションが上がったものの、どうにも使いどころが難しく、友人が旅行にきたら「沖縄の記念にどうぞ!」と1000円札2枚と両替しようとしている。
渋滞がすごい
平日朝の通勤ラッシュ、平日夕方の退勤ラッシュ、休日の国道58号線北谷前ラッシュ、あとは休日昼間のマクドナルドドライブスルーラッシュもすごい。
ゴキよりヤモリ
部屋でカササッと動く気配があると、県外ならゴキだし沖縄ならヤモリである。(当社比)
ゴキなら発狂するがヤモリは顔がかわいいので愛着がわき、ペットのような気持ちで見守っている。
沖縄あるある:食べ物編
ぜんざい=かき氷
大阪では「ぜんざい=温か~いおしるこ」だったが、沖縄に来てから「ぜんざい=冷た~いかき氷」になった。
今年2月に来沖していた母親は「お店でぜんざい頼んだらかき氷やったのよ!しかも小豆じゃなくて金時豆!沖縄面白いわぁ~!」といたく感動していた。
コンビニに天ぷら
沖縄ファミリーマートやローソン沖縄に行くと、コロッケや肉まんとならんで天ぷらが鎮座している。沖縄のソウルフード、サクサクではなくフワフワ衣のアレである。
先日はじめて買ってみた。イカ天うまかった。
ウェルカム泡盛
ホテルなどに宿泊した際のウェルカムドリンクといえば水かお茶が定番だが、先日訪れた那覇のホテルでは「ウェルカム泡盛」が提供されていた。しかもフリーの飲み放題。
“沖縄あるある”かは分からないが、少なくとも”沖縄以外じゃないない”だと思う。
ゴーヤー
ゴーヤではなくゴーヤー。沖縄のライター案件でも何度か赤字が入った。
Twitterには「ゴーヤ」とつぶやけば「ゴーヤー」に訂正してくるゴーヤー警察もいるらしくて頼もしい。
沖縄あるある番外編:県外の友人からいわれるあるある
だいたい月に1~2人ペースで県外の友人たちが沖縄旅行にくる。彼らにいわれがちなツッコミをまとめてみた。
墓、でかっ!
ドライブ中にふと墓地などの横をとおり過ぎると、墓のデカさに驚かれる。わたしも初見では叫んだ。
「このお墓の前に親族が集まってピクニックみたいにごはん食べる行事(=シーミー)があるよ」というとみんな「??????」となる。わたしもなった。
アロハシャツで仕事してんの!?
先日来沖した友人は「レンタカー会社の人たちみんなアロハシャツ着てた!南国すげぇ!」と感動していた。
あれはアロハシャツではなく「かりゆしウェア」という沖縄独自のシャツで、沖縄では立派な正装扱いだし公務員や銀行員の人たちも着ている。
そう伝えると「さすが沖縄!すげぇ!」とさらに感動していた。
おにぎり温めるの!?
「コンビニで『おにぎり温めますか?』って聞かれたんやけど!温めんの!?」
驚くよな。わかる。少なくとも関西や東京のコンビニでおにぎりは温めないし聞かれもしない。
なお、わたしは沖縄に来てからすっかりおにぎり温め派になっている。友人らにも一度は温めてほしい。
ざわわ、ざわわ、ざわわ
さとうきび畑を見つけると高確率で「さとうきび畑」を歌い出す。
帰りたくねぇ~!
沖縄が良すぎて嘆く声。わたしはそれで住んだクチだしみんなも住めばいい。
まとめ
文字数の関係で25個に絞ったが、細かくふり返ればあと120個は書けそうな気がする”沖縄あるある”。
でも、わたしはまだ沖縄の表面を撫でたような”あるあるレベル1”程度の発見しかできていない。
沖縄歴が長めな移住者パイセンのブログを見ると、「子ども時代さとうきび刈りに駆り出される」みたいなニッチあるあるを目にすることも。
まだまだ沖縄初心者。知ったかぶった顔をせず、県外友人へのマウントで調子にのらず、今後とも謙虚な気持ちで沖縄を楽しんでいきたい。
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