【阪神タイガース】宜野座・うるまキャンプ2024年の日程や見どころ、注目選手は？

昨季38年振りの日本一を実現し最高の1年を送った岡田彰布監督率いる阪神タイガース。キャンプ地・宜野座村としても大歓迎ムードの中、凱旋したタイガースナインは今春も充実のキャンプイン！
一軍は2024年2月1日～27日まで「バイトするならエントリー宜野座スタジアム」で、二軍は昨年に引き続き、「うるま市具志川野球場」でトレーニングを行います。
そら、まぁはっきり言うてチームスローガン「A.R.E GOES ON」を掲げてやなぁ。
この宜野座村の地から、連覇めざして万全な準備を進めていかなアカンやろ、おーん。

プロ野球春季キャンプ特別企画「球春のしおり」では、OTV沖縄テレビきってのプロ野球通・普久原ディレクターが独自の視点で、阪神タイガース宜野座キャンプの見どころをご紹介。

※2024.2/2 最新写真、情報を更新。

2024年の宜野座キャンプについて

チームとして完全に成熟した阪神タイガース。選手として最も脂の乗った20代中盤～後半の一軍主力陣が投打ともに安定的な活躍をみせたことが昨季のリーグ優勝、日本一へと導く原動力になった。オフの戦力流出も最小限で、昨年のチーム力をほぼ保ったまま現有戦力の底上げだけで新しいシーズンも戦えそうな層の厚さが他球団からすれば相変わらずの脅威となっている。
連覇に向けて、岡田彰布監督が練習試合やオープン戦など実戦の機会で、どんな新戦力を抜擢していくのか非常に楽しみだ。

一軍キャンプ地の宜野座村野球場は、沖縄自動車道宜野座インターチェンジからおよそ700メートル、車では2分程度の場所に位置するアクセスのよい立地となっている。レンタカー移動する場合、那覇空港から沖縄自動車道を使ってキャンプ地まで直行が可能。さらに春季キャンプ期間中の2月は沖縄の赤い桜（寒緋桜）が咲く季節で、キャンプ初日、宜野座村野球場の沿道の桜が見ごろを迎えていたので、現地を訪れた際にはタイガースのユニフォーム姿で桜をバックに写真を撮ってみては。

虎党必見！2024年春季キャンプの注目トピック

【１】ブレイク必至！ポスト村上頌樹に名乗りを挙げるのは誰だ！？

岡田監督から最大級の期待を受ける高卒２年目・門別啓人投手 — 岡田監督から最大級の期待を受ける高卒2年目・門別啓人投手

昨季セ・リーグ史上初の新人王とリーグMVPのダブル受賞を果たした虎の村神様こと、村上頌樹投手。
シーズンを通してローテーションを守り切り最優秀防御率のタイトルも獲得した活躍はまさにアッパレ！
前年一軍登板なしの投手が突如覚醒し、優勝の原動力になる驚くべき育成力も今の阪神の強さを下支えしている。新たな怪物候補に上げたいのが高卒2年目の門別啓人投手、高卒3年目の森木大智投手の2人だ。
150Km/h左腕の門別投手は、昨年11月の秋季キャンプを経て岡田監督が来季のブレイクを期待するような発言をしたことが報道された。
監督までも度肝を抜くポテンシャルの高さをこの春季キャンプでも発揮されるのだろうか。もう一人は150Km/hオーバーの快速右腕、2021年ドラフト1位の森木大智投手。ルーキーイヤーの一軍初先発の中日戦では5回まで1人のランナーも許さない快投を見せたが、続く2戦目ＤｅＮＡ戦の登板では3回途中で5失点ＫＯのプロの洗礼を浴びた。この悔しさをバネに昨季は1年間ファームで自己研鑽に励んだ。オフもフォーム固めや体づくりなど着実な土台作りに専念した。世代トップクラスの素材が磨かれ飛躍した先にどんな活躍が待っているのだろうか。
宜野座のブルペンで2人が並んで投げる姿が見られるのか。またその他の若手投手も含めポスト村上に名乗りを挙げるのは誰なのか！？

【２】唯一の課題？土の甲子園でリーグワーストの失策数をいかに減らせるか。

リーグ優勝、そして日本一を達成した昨季、阪神タイガースのチーム防御率はリーグ唯一の2点台（2.66）、失点数424もリーグ最少。
さらに盗塁数79、得点数555もリーグトップ。打って走って抑えてと正直なところチームとしての欠点らしい欠点もなかなか見つからないチーム状態ではあったが、唯一リーグワーストを記録しているのが85個を数える失策（エラー）の数である。
これは土のグラウンドで比較的守りづらさのある甲子園を本拠地にしている阪神には常について回る事情ではあるものの、さらなる常勝チームを作り上げていくなら是が非でも解消したいポイントである。

昨季は岡田監督がそれまでショートを守っていた中野拓夢選手をセカンドにコンバート。さらにサードや外野でも併用していた大山悠輔選手をファーストに固定。
監督直々にディフェンス面に恐れずメスを入れることによって改善を図ろうとする姿勢がみられる。春季キャンプでのトレーニングプランにも注目だ。

2024年春季キャンプ限定グッズ

特設ショップで販売されている限定グッズの中で特にオススメしたいのが、2023年シーズンの栄冠を記念した「日本一グッズ」です。岡田監督似顔絵Tシャツ（3,800円）やキーホルダー（1,000円）に缶バッジ（400円）などバリエーション豊富なアイテムが揃います。38年ぶりの日本一の記念商品とあって、ファンからすれば格別な喜びに釣られて財布の紐が緩んでしまうでしょう。

さらにA＆Wやオリオンビールなどの沖縄を感じられるメーカーとのコラボ商品も。なかでも、お菓子メーカー「上間菓子店」の定番商品“スッパイマン”も「猛虎一番」（480円）という商品として登場！絶妙な甘酸っぱさがクセになるお味をぜひご賞味ください。

見て楽しい、食べておいしい！キャンプめし2024

室内ドームとサブグラウンドの間に位置する「パーラーぎのざ」では、大山カレーパン（350円）やいわさだアンダギー（400円）など、選手たちの名前をモジったユニークなグルメが話題になっています。店主によると選手への激励と応援を込めてこのようなメニュー名にしたんだとか。なかでも、梅野ミット（400円）は、梅や昆布、味噌を使ったオリジナルのポークたまごおにぎりで、商品名の由来となった梅野隆太郎捕手がほかの選手たちにもオススメするなど選手からも反響のあるメニューだそう。

また主砲・佐藤輝明選手の名前を取った　パンチ力は無限大てるあき丼（700円）は、佐藤選手の打撃のパンチ力のように、パンチの効いたマスタードソースをふんだんに使った豚の照り焼きが特徴だそうです。阪神勝つカレー（700円）は阪神が「キチン」と勝つという願いを込めて「チキンカツ」を取り入れるなど、ギャグとユーモアを大事にする阪神ファンの店主のセンスが光ります。