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【見どころ解説】「互いに嫌な相手」…琉球ゴールデンキングス、Bリーグ中断明けの初戦で“完全体”千葉ジェッツと激突へ
渡邊雄太、ホグを獲得し“タレント揃い”の千葉ジェッツ

千葉Jは昨シーズン、東アジアスーパーリーグ(EASL)と天皇杯の2冠を達成。Bリーグではチャンピオンシップ(CS)準決勝でキングスに1勝2敗で敗れたものの、富樫勇樹や原修太、ジョン・ムーニー、クリストファー・スミス、ゼイビア・クックスらを中心に強さが際立っていた。
では、今シーズンはどんなチームか。岸本が語った千葉Jの印象が、それを説明する上で分かりやすい。
「本当に強いなと思います。誰かを止めたら勝てるかというと、そういう相手でもない。例年以上にそう思います。いつも以上に、スカウティングの段階から、相手のリズムを摘んでいけるような準備がすごく大切になると感じます」
富樫、原、金近廉という日本代表クラスに加え、ムーニー、スミスなど多くの主力が残留し、そこに身長206cmでオールラウンドなプレーができる渡邊を加えた千葉J。さらに退団したクックスのポジションに入る形で加わった身長207cmのディー・ジェイ・ホグもプレーの幅が広い。平均スタッツの16.5点はチームトップであり、スティール数の1.8本は個人ランキングでリーグ6位、ブロック数の1.1本はリーグ8位に入る。
渡邊とホグについては、桶谷HCも警戒しているようだ。
「新しく入ったホグ選手がいいアクセントになっていると思います。渡邊選手もまだ2試合しか出ていないですが、彼が入ったらサイズがかなり上がる。本当にリバウンドも強くなっているし、個々のタレントはすごく上がったように見えます」
渡邊や小川麻斗、スミスなど素早いトランジションから走れる選手が多く、スピード感もある。さらに昨シーズンまでキングスの主将を務めていた田代直希や西村文男などベテラン陣が控えており、極めて層が厚い。
桶谷HCは「リーグのトップにいる千葉Jに対してどれだけ戦えるかで、自分たちの今の力量が測れると思います。ああいうチームに勝つために、シーズンでどういうプレーをしていかないといけないかが分かる2試合になる。勝ちに行きながら、自分たちが成長できる戦いにしたいです」と展望した。
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