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アナウンサーが語る”沖縄移住”Vol.02:不安ゼロで移住した植草アナが直面した「沖縄の食文化」の洗礼
目次:アナウンサーが語る”沖縄移住”Vol.02
・なぜ高い?「もやし」と「牛乳」への戸惑い
・お昼時の絶対的な選択肢「食堂文化」の深さ
・沖縄そばとポーク、気付けば大好物に
・みんなの定番「ポークカレー」との出会い
・関西出身夫婦の転機?次回は「子育て&ライフスタイル編」
・アナウンサーが語る”沖縄移住”Vol.01を読む
みんなの定番「ポークカレー」との出会い
このポークにまつわる、私のなかで「これが沖縄の日常のリアルなんだな」と深く実感させられた、忘れられない印象的なエピソードがあります。
それは昨年、子どもが通っていたこども園で、親子イベントが開催された時のことです。こども園のみんなで集まって、「お昼ご飯に、みんなで一緒にカレーを作りましょう!」という企画がありました。
県外出身の私の感覚からすれば、カレーのお肉は豚肉や牛肉、鶏肉でした。カレーにポークを入れるという発想はありませんでした。
ところが、こども園のイベントで、みんなでカレーを作り始めた時に出てきたお肉は、精肉パックの肉ではなく、なんとあの四角いポークだったのです。肉の代わりに、カットされたポークがゴロゴロとカレーの鍋の中に投入されていく。「へえ、カレーにポークを入れるんだ!」と、私はその光景を見て、これが沖縄の日常、食文化のリアルなんだろうなと、新鮮さを感じました。
さらに面白いことに、このポークカレーは、一度きりではありませんでした。
つい先日、こども園時代から仲良くしている地元の友人家族たち総勢5家族ほどで、北部のコテージへ2泊3日の旅行に出かけたときの話です。みんな仕事終わりに集合だったので、到着時間がバラバラで夜遅くなってしまう予定でした。そのため、グループの中の一人が、「みんな着くのが遅くなるから、俺が一足先に全員分のカレーを作っておくよ!」と言って、現地で夕飯を用意しておいてくれたのです。
夜遅く、私たちが「遅くなってごめん!」とコテージに到着し、お腹を空かせて出されたカレーを覗き込んでみると――そこに入っていた具材のお肉も、あの四角いポークだったのです。
「ここでもポークカレーだ!」と、思わず心の中で笑ってしまいました。肉の代わりにポークを使う。それが、特別なことではなく、日常のなかでごく普通に、当たり前の選択肢として選ばれている。私にとっては驚きだった組み合わせが、この島の人たちにとっては、本当に馴染み深い日常の定番なんだなと、二度のカレーの思い出を通じて、深く実感させられた出来事でした。もちろん、そのポークカレーは、美味しく平らげることができました。
ちなみに、「沖縄には、さまざまな伝統食があると思いますが、その辺りを生活に取り入れていますか?」と聞かれることもありますが、豚の血を使った炒め物のチーイリチー(チーイリチャー)といったディープな伝統料理は、私にとってはまだ少しハードルが高く、日々の暮らしの中ではこれから開拓していく段階です。
ゴーヤーは、移住してきてから圧倒的に食べるようになりました。
というのも、ゴーヤーの畑をやっている地元のおじぃちゃんがいるんです。その方が、今年に入ってから時々、獲れたての新鮮なゴーヤーをくれるんですよね。
おかげさまで、スーパーでゴーヤーを買ったことが今年はまだ一度もないんです。これこそが、沖縄の地域コミュニティならではの、温かいエピソードだなと感じています。
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