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長嶺 真輝

長嶺 真輝

「0.5秒の判断」を磨く琉球ゴールデンキングス。ホーム開幕戦で見えたOFの課題と、2日前に佐土原遼が語っていた改善への道筋

新スタイルの鍵を握る「ポジションレス」

「0.5秒の判断」を磨く琉球ゴールデンキングス。ホーム開幕戦で見えたOFの課題と、2日前に佐土原遼が語っていた改善への道筋
積極的にペイントアタックする松脇圭志(長嶺真輝撮影)

10月4日の滋賀レイクス戦でも、オフェンスが停滞している間に差を広げられ、72ー98で敗れたキングス。

「アップテンポ」や「ボールムーブ」などのキーワードは印象的だが、そもそも、今季のキングスが目指すオフェンスは、具体的にどのようなものなのか。ホーム開幕戦の2日前にあったメディアデーで、佐土原遼がその特徴と難しさを詳しく語っていた。

まず新スタイルの土台となるのは、強固なディフェンスから速攻につなげること。佐土原は「ちゃんと守ったうえで走るというのが、自分たちの新しいスタイルになりつつあります」と説明する。

さらに特徴的なのが、ポジションにとらわれず、5人が流動的に動くハーフコートオフェンスだ。佐土原によると、同じセットプレーでも、ある場面ではコーナーにいた選手が、次の場面ではトップに位置するなど、選手の立ち位置や役割が絶えず変化する「ポジションレス」のスタイルだ。「結構、複雑なバスケットをしています」と言う。

その中でチームが意識しているのが「0.5秒の判断」だという。選手全員が素早く判断し、人とボールを動かし続けることで、相手ディフェンスのズレを生む狙いがあるのだろう。

ただ、現段階では判断や連係がかみ合わない場面もある。佐土原は「0.5秒の判断でバンバンと流れで行った時に、形が崩れたりすることもあります。選手同士の意思疎通ができず、ちょっとしたミスが積もっていく」と説明。群馬戦でのオフェンスの停滞も、新スタイルへの適応が道半ばであることを示していると言えるだろう。

もちろん、主力やコーチ陣の入れ替わりに加え、開幕前から負傷者も相次いだため、理想のスタイルをすぐに体現するのは難しい。佐土原は「試合で成長していこうとしている段階です」と冷静に現状を受け止めていた。

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