グルメ,スイーツ,本島南部,那覇市
首里散策のお供にコロンと可愛いひとくちカステラを「榮椿(えいちん)」(那覇市)
“ひと口サイズ”って、つまみやすくて、ついつい手が伸びてしまいませんか?
食べ始める前は「2、3個で止めておこう」と思っていたのに、ポイポイ口に放り込んでいて、気がついたら袋が空になっていた…とか。おそらく、経験したことがある方は多いのではないでしょうか。
那覇市首里にお店を構える「榮椿(えいちん)」の「カステラ」も、気軽につまめるひと口サイズで「あともうひとつだけ」と手が止まりません。ですが、材料にこだわったヘルシーなカステラなので、食べ過ぎても胃が重たくなることはなく、罪悪感もなし。
築70年以上の古民家を活用した榮椿。「店名は、持ち主であった叔父と叔母の名前から一文字ずついただいて名付けました」と店主の金城さんは話し、「幼い頃から親しんできたこの家の風景を大切に残していきたい」という想いから、2018年にお店をオープンしました。
自分用はもちろん、贈り物や沖縄土産にも喜ばれるコロンと丸いカステラ。北海道産の小麦粉や安室養鶏場の木酢たまご、きび砂糖、太白胡麻油など身体にやさしい材料を使用しているため、小さなお子様から大人までおいしく味わうことができます。
店頭には、冬瓜漬入りレモン、冬瓜漬入りきな粉味、紅芋、粒黒糖、チョコチップの5種類と、焼印付き十二支カステラ、黒糖かりんとう、米粉サブレが並びます。
卵の風味がふわんと香るふわふわ食感のカステラ。派手さはありませんが、素朴でどこか懐かしい味わいが楽しめます。
「卵アレルギーを持つお子様でも食べられるお菓子を」とメニューに加わったのが「自家製アイスのパフェ」。
冬瓜蜜を混ぜ込んだ卵不使用の自家製バニラアイス、サクサク食感のカステララスク(卵アレルギーの方は“カステラ無し”でオーダーを)、しゃりしゃりとした食感の冬瓜漬け(赤いのは、ハイビスカスティーに漬けた冬瓜漬け)がカップに入って、見た目も華やか。
敷地内の畑で育てている島野菜や薬草、フルーツを使うこともあるそうで、夏の間はパッションフルーツを使ったシャーベットがパフェに加わり、冬(11〜2月頃)には畑で収穫した薬草を煮込んだチムシンジも登場する予定です。
最近、美容や健康のために「“グルテンフリー”の食生活を実践している」という方も増えていますが、そんな方たちにおすすめしたいのは、石垣島産の米粉を使った卵不使用の米粉サブレ。
ザクッ、サクッサクッ。軽い食感と、ホロッと口溶けの良さが魅力です。
カステラや米粉サブレ、黒糖かりんとうを詰め合わせると、立派なギフトセットに。椿が描かれた赤い包装紙は、首里城正殿の久志弁柄(べんがら)の色をイメージ。縁起の良さそうなデザインなので、引き出物や内祝いにも、ぜひ。
そんな榮椿は金曜・土曜・日曜の週3営業。この週末は首里に出かけてみませんか?
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