グルメ,パン,南城市,地域
日常使いしたいパン屋さん「BAKERY MILESTONE」(南城市)
「え、塩パン1つ120円!?」
南城市知念にある「BAKERY MILESTONE(ベーカリーマイルストーン)」で、私はまずその安さに目を疑いました。
外はカリッ、ザクザクッ。中はふんわり。生地に染み込んだバターがジュワ〜と溢れだす塩パン。
BAKERY MILESTONEでは発酵バターを贅沢に使って、パンの底面を“揚げ焼き”状態に。こうすることで独特の食感が生まれ、軽いのにリッチで濃厚な仕上がりになるのです。
店主 坂本匠さんは「小さな子どもから年配者まで、安心して毎日おいしく食べられるように」と、添加物や保存料を使わずにパンを作ります。
コンセプトは「日々の食卓に寄り添うお店」。親しみやすいお店づくりをしています。
「土地柄 “柔らかいパン”が好まれるので、噛みごたえのあるハード系ではなく、ふわふわで柔らかなパンを用意しています」と坂本さん。
この日オープンと同時に現れたのは、近くに住む小学生の男の子。彼は握りしめていたお小遣いでパンを3種類購入し(朝ごはんかな?)帰っていきました。
その後も、地元の常連さんや、「友達の紹介で来てみました」という50代の男性、「あんパンが美味しかったので、また食べたくて」とリピート購入をする40代の女性、部活帰りの中学生が訪れ、次々と売れていくパン。
オープン時間には10種類ほど、お昼頃には15種類のパンが並びます。
餡子がぎっしり詰まった「あんパン」、時間が経ってもサクサクの「めろんパン」、「めんたいフランス」や「かぼちゃベーコン」などのお惣菜パン…
自家製のカスタードクリームが入った「クリームパン」は甘さ控えめ。
コクがあるのにさっぱりとした後味で、どこか懐かしい味わいがします。
坂本さんは東京の西荻窪にある1937年創業の「藤の木」でアルバイトを始めたことがきっかけで、パンづくりの楽しさに目覚めたそうです。5年間働いた後、奥様の実家がある沖縄に移住。パン屋さんを開業するため、地元で愛され続けている「いまいパン」で2年間修行を重ねました。
そして2023年7月12日にBAKERY MILESTONEをオープン。分かりづらい場所にあるにも関わらず(知念区コミュニティーセンターを目指してください)早くもお客さんの絶えない人気店になりつつあります。
「買い出しに出かける時や休日には、気になっていたパン屋さんや道の駅に立ち寄るのが楽しみです」と坂本さん。常に次の商品開発のことを考えているのだそうで、今後は南城市の食材も積極的に取り入れていくそうです。
家族みんなが「おいしいね」と言い合えるBAKERY MILESTONEのパン。普段使いにおすすめの一軒です。
Information
- BAKERY MILESTONE(ベーカリーマイルストーン)
- 住所
- 〒901-1513 沖縄県南城市知念字知念516-1(知念区コミュニティセンター近く)
- 営業時間
- 火曜〜土曜日 8:00〜17:00
日曜・祝日 8:00〜13:00 - 定休日
- 月曜日
- 駐車場
- あり
- カード
- 可
- 電子マネー
- 可
- URL・SNS
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