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存在感増す琉球ゴールデンキングスの“セカンドユニット” 機能する鍵はPG伊藤達哉の統率力と「組み合わせの妙」
伊藤がもたらす高いディフェンス強度

セカンドユニットのパフォーマンスの質が上がるキーマンとなっているのは、司令塔を務める伊藤だ。「ゲームチェンジャーとして、スタートの流れが良かったらそれをさらに良くするし、ダメだったら喝を入れて流れを呼び込むということが、ここ数試合はできています」と手応えを語る。
2戦目は15分23秒出場し、4本のシュートを全て沈めて8得点。アシストは2本。「+/−」(その選手が出ている時間帯の得失点差)はチームトップの「+25」に達し、この試合のMVPに選出された。
オフェンス面の数字が目立って高い訳ではないにも関わらず、自身がコートに立っている間にこれだけのアドバンテージをつくれた要因は何か。以下は指揮官のコメントだ。
「一番最初の達哉のディフェンスからリズムをつくれたと思います。オフェンスに関しても、達哉のところでアンダーを通られてもどういうオフェンスしたらいいかの模範となるようなオフェンスができたと思います」
まず、ディフェンスについては先述した通り、激しいボールマンプレッシャーで全体の強度を高める役割を担った。声を出してスイッチを指示し、「ズレ」が生まれるの防いだり、自ら素早くローテーションしてボールをカットしたりする場面もあった。
伊藤自身は全体のディフェンス強度の高まりを感じている。
「メンバーが揃わなかった時は、長く出続けるために全員がどこかでちょっと力を抜いてしまったりする部分がありました。でも、今はそれぞれが100%の力をぶつけることができているので、ここ最近の勝利に繋がってるいんじゃないかと思います」
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